東方project 〜嫌われ者は幻想郷で報われる〜   作:タルト

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働けバカども

前回のあらすじ

スピリタスラッパ飲み

 

 

阿求と話していると阿求は転生するという話を聞いた。

「へースゲーじゃん。」

「でも人間関係がリセットされるのが残念ですけど・・・」

阿求が暗い顔になった・・・

「じゃあよ・・・生まれ変わったらまた友達になろう。」

「ですが、転生まで100年以上かかります、人間の寿命では・・・」

「安心しな、俺は俺自身に命令して『上白沢慧音が亡くなり藤原妹紅が心から絶望し死を渇望するその時まで、俺の体がチリになろうと気力が湧けば体が再生し生命を無限にしろ』って言う風にしてある、半人半妖の寿命は1000年を優に超えるらしいし。」

「ありがとうございます。」

あっ///かわいい・・・

「なぁ~にデレデレしてるんですか?」

「おう、文か。」

「そういえば、頼まれていた調査終わりましたよ。」

「サンキュー。」

頼んだ調査というのは、この前の大規模侵攻の時に何か意図的なものを感じたから文に怪しい妖怪は居ないか調査してもらった、大規模侵攻は妖怪のレベルは上がったが前回のものとの共通点はどの妖怪も、自我がなくルーミア達と違って知能がないという事。で、洗脳能力の疑いがあるから頼んでみた。

「で、どうだったの?」

「言った通りでした。此処から見て向こうの方向に奴らの拠点があります。」

特権:視認権+権利:透視権 遮る物を透かして何でも選んで視れる・・・

「おっ!!あったあった・・・ふむふむ・・・」

そう言いながら俺は繋げた空間から、特権の封筒を取り出して・・・

「おや、それは?」

「俺の能力を誰でも使えるようにした封筒。」

俺と文だけで話していたはずが全員こっちを見て話を聞いていた。

「ちょっと、何の話?」

「この前の大規模侵攻何か意図的なものを感じたんだ・・・で、その調査を文に頼んだんだ。」

「で?どうだったわけ?」

「ああ、犯人が居た、今からそいつを倒す、とはいかなくても宣戦布告をする。」

「今から向かうの?」

「まさか、この封筒の中身にかける・・・」

透視権・・・この特権は・・・譲渡権か・・・良い特権だが・・・

しょうがない、この命令の封筒『変われ』を使うか・・・これがラス一だし・・・背に腹は代えられんか・・・

(今から10分間、模倣は土御門元春に『変われ』!!)

さあ、やるどう!!・・・の前に・・・キメ台詞でも言っておくか・・・

「我が名は、高峰悠人!!我が友人、稗田阿求と本居小鈴の安寧と!!貴様に利用された妖怪たちの尊厳と魂の安息の為に!!貴様を倒す!!」

ジョジョ見て言ってみたかったんだよな~

まあ9割本心だがな・・・でも傍から見たら急に叫んでるヤバい奴じゃん・・・まあ良いか

「|――場ヲ区切ル事。紙ノ吹雪ヲ用イ現世ノ穢レヲ祓エ清メ禊ヲ通シ場ヲ制定《それではみなさん。タネもシカケもあるマジックをご堪能あれ》|――界ヲ結ブ事。四方ヲ固メ四封ヲ配シ至宝ヲ得ン《本日のステージはこちら。まずはメンドクセエしたごしらえから》――折紙ヲ重ネ降リ神トシ式ノ寄ル辺ト為ス(それでは我がマジック一座の仲間をご紹介)――四獣ニ命ヲ。」

さあ、この魔術で拠点ごとぶっ放してやる・・・

北ノ黒式、西ノ白式、南ノ赤式、東ノ青式(働けバカども。玄武、白虎、朱雀、青龍)|――式打ツ場ヲ進呈。凶ツ式ヲ招キ喚ビ場ヲ安置《ピストルは完成した続いて弾丸を装填する》| ――丑ノ刻ニテ釘打ツ凶巫女、其ニ使役スル類ノ式ヲ《弾丸にはとびっきり凶暴な、ふざけたぐらいの物を》・・・・」

「あ、あれは・・・!!」

「どうしたのですか?布都。」

「あれは風水です・・・!!私でもあんなに強力な術式作れるかどうか・・・」

なんだあのヘッドホンの様なものを付けた奴と、幼女?は・・・

まぁいいか・・・続きだ・・・

――人形ニ代ワリテ此ノ界ヲ(ピストルには結界を) ――釘ニ代ワリテ式神ヲ打チ(弾丸には式紙を)――鎚ニ代ワリテ我ノ拳ヲ打タン(トリガーにはテメェの手を)・・・・・・ゴフッ!!」

くっそ・・・体質模倣忘れてた・・・まあ良い・・・後で永琳に薬貰お・・・

「何やってんの!?何で血吐いてんの!?」

「後で言う・・・!!・・・さあ・・・償え!!」

青い光が敵の拠点に向かって飛んで行った・・・そろそろ10分か・・・

どれどれ・・・おっ!消し飛んでんな・・・多分死んでるな・・・

さて宴会を楽しもうか・・・

 

次回へ続く

 




今回もご閲覧ありがとうございます。
何故かところどころルビが振れなかったのですが、原因が分かり次第修正させていただきます。




次回もお楽しみに!!

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