東方project 〜嫌われ者は幻想郷で報われる〜 作:タルト
前回のあらすじ
美鈴にボロ雑巾に変えられた
頭いてぇ、此処どこだ、知らん天井だ。
「あー此処どこだ?」
「目が覚めましたか。」
誰だこのメイド・・・
「初めまして、紅魔館のメイド長を務めております、十六夜咲夜と申します、咲夜とお呼びください。」
「入るわよー。」
この声はレミリアか?
「あら、もう目が覚めたのね。」
「そうなんだけどよ、なんで俺の体傷一つないんだ?」
あんだけやられたのに、何故?
「永遠亭の奴らを呼んだのよ、あんたはボロボロだし、美鈴も立ってるのがやっとだったし。」
「それは、お気使いありがとうございます。」
「いまさら敬語なんていいわよ、それより、あなた倒れる前に何したの?」
「美鈴の攻撃に俺の力乗せて返そうとした、が、失敗して体にダメージきて、倒れた、まぁ、そこそこダメージ流せたからまあ良しとするよ。」
下手したら内臓ぐちゃぐちゃだったから・・・
「んじゃ、俺は、博麗神社にいくわ。」
「そう、気を付けていきなさい。」
そして俺は、紅魔館を出た。
~紅魔館を出てすぐの森~
迷った、てか何か、霧スゲェな。
「あなたは、食べてもいい人類?」
「いいわけねぇだろ、あれか、おまえ、人食い妖怪か?」
「そーなのだー。」
気の抜けた声だな・・・
「お腹空きすぎて、動けないのだー。」
「なぁ、博麗神社の場所分かるか?」
「知ってるよ?」
背に腹は代えられんか・・・
「俺今迷ってんだ、送ってくれるなら、左腕食わせてやる。」
「そーなのかー!!」
俺は、左腕を差し出す。
「それじゃ、いっただきまーす。」
見てる分には、可愛い子供なのに・・・
「はよしてくれ。」
「わかったのだー。」
ッ痛ー痛ぇ死ぬほど痛い。てか出血で死ぬ。
「よし、送ってくれ。」
~博麗神社~
「おーす、霊夢、来たぞー。」
「いらっしゃーって、どうしたの?その腕!?」
「そこのガキに食わせた。」
指を指した先には、金髪の幼女がいた。
「ルーミア、あんたが食べたの?」
「そーなのだー。」
「で、悠人大丈夫なの?腕、不便じゃないの?」
「あーそのことなんだけど、多分大丈夫。」
模倣する程度の能力、特権:回帰権
「お、腕治った。」
「どうやったの?」
「模倣する程度の能力使った。」
「チートね・・・」
「そういや、師匠は?」
「トイレにいるわよ。」
女なんだから、せめてお手洗いって言えよ、このガサツが?
「あんた、今すごく失礼なこと考えなかった?」
「キノセイジャナイデスカネー」
「何で棒読み・・・まあいいわ。それじゃ、人里に行きましょうか。」
「師匠来てからな。」
そして、師匠と霊夢と人里へ向かった。
~人里~
「おや、霊夢と華扇じゃないか、む、そこの彼は?」
「どうも、外来人の高峰悠人です。以後お見知りおきを。」
「ああ、寺子屋で教師をしている、上白沢慧音だ。ところで、何で左袖だけ破れてるんだ?」
「あ、忘れてた、まぁ、いいや、特権:回帰権、服を直せ。ほいなおった。」
「凄いな、悠人の能力か?」
「まぁそうです。」
そういや、回帰権って変象属だった、宣言必要なかった・・・
「あ、お兄ちゃん!!」
ルーミア、だっけ?が俺のところに来た。
「お、ルーミアじゃないか、悠人と知り合いなのか?」
「うん!さっき私にお兄ちゃんの太くて逞しいのくれたの。」
言い方ァ!!何かいかがわしいぞ!!!!勘違いされたらどうすんだ。
「ほう・・・なぁ悠人、少し話をしようか、なに問題ないすぐに楽にしてやる。」
俺・・今日死ぬかもしれん・・・
「あんた、ロリコンだったのね・・・」
「違うよ、ロリコンじゃないよ!!だから、そんなごみを見るような目でみないでください!!」
メンタルブレイクするぞ。むしろ俺以外ならもうしてるまである。
「じゃあ、どういうことよ?」
「さっき見たろ、俺の左腕だよ。」
「ああ、なるほどね。」
「なら、何故左腕があるんだ?」
「俺の能力です。」
「そーなのかー。」
その後霊夢に人里を案内してもらった。明日は、旧地獄に行くらしい。
次回へ続く
どうも、タルトです。
今回悠人が使用した能力は、多数欠より、特権:回帰権です。
特権:回帰権(変象属)
回帰権は、切断した足を一瞬で治したり、服の汚れを消したりするなど、物の状態を文字どうり回帰する能力である。
このように、模倣した能力をあとがきで説明していこうと思います。
では、次回もお楽しみに!!