東方project 〜嫌われ者は幻想郷で報われる〜 作:タルト
前回のあらすじ
働けバカども
「痛つつ~・・・」
「そりゃそうよ、血管が何本か破裂しているんだもの。」
今は永琳に薬を貰い、酒飲んでる。
すると、さっきのヘッドホンと幼女が来た。
「おぬしも風水を使えるのか?」
「ああ、アレか・・・使いすぎたら即死する可能性があるけどな。」
「何故じゃ?」
「
「あんなに強力な風水の術式を扱えるのにもったいない・・・」
まあ嘘だけどね。俺の能力じゃあないし、今はもう使えない。
「嘘ですね。」
「何だぁ?怪人マントヘッドホン。」
「貴様!太子様に何という口を利くのじゃ!!」
「いや知らんし。で?どちら様?そこのお前も。」
「失礼しました。私は豊聡耳神子。」
・・・!!豊聡耳皇子・・・確か日本神話に聖徳太子の別名だったはず・・・
「ツナ野郎・・・」
「ツナ野郎・・・?とは何ですか?」
「聖徳太子・・・あんさんの外での呼び名です。」
「何でそのような呼び方に?」
「外の書物に貴方についての記述があったのですよ。」
ギャグマン〇日和だけど・・・・
「で、あんさんは?」
「我は物部布都。」
「そうかい・・・で、豊聡耳・・何で俺の発言が嘘と?」
「私の能力です、貴方は嘘で相手が騙されることを望んでいた。」
「欲望を聞くとかそういうアレか・・・」
「そしてあなたからはとんでもない量の欲望を感じる・・・」
ああ、特権利か・・・もともと人々の意識世界で積もった欲望がイタコによって具現化されたものだからな・・・
「オーケィ分かった、お前に嘘は通用しないことが分かった、ならお前には真実を話そう・・・いや、此処に居る奴は信用していいか・・・阿求よ!!今から話すことは絶対に幻想郷縁起に載せんなよ。」
「わかりました。」
まあ載せられたところでどうにかできる問題じゃあないが。念には念を・・・
「まあ真実と言っても、此処に居る、霊夢・紫・魔理沙・こいし・さとり・こあ・パチュリー・レミリア・咲夜・フラン・メディスン・・・その他何人かは知ってるハズだが、俺の能力の事だ。」
「?どういう事ですか?」
「聖・・・戒律とかで酒禁止されてないの?・・・まあ置いといて、俺の能力は、模倣する程度の能力、一日基本的には1つだけ模倣できる。でだ、そこの豊聡耳神子が言った通り、欲望を感じるといったが、その通りで今の能力は、視認権、どんだけ離れていようとも、遮蔽物がない限りどんだけでも選んで視る事ができる特権だ。そもそも特権は、パチュリーは知ってるかもしれんが、人間の欲望が長いこと積もった結果具現化した物なんだ、この能力は日によって強さがまちまちだからそこを狙われると弱いんだ、だから秘密にしていた。」
まあ魔法も使えるようになったから、バレても良いんだがね・・・
「成程・・・わかりました。」
その後、トイレに行って帰ってきたら世にも恐ろしいものに出会ってしまうとは・・・
「フゥ~、トイレとおすぎんだろ・・・」
扉を開けたらそこには、緑色の髪をした美人さんが居た・・・ん?足がない・・・ま、まさか・・・
「お、」
「お?」
「お化けぇぇぇぇぇ!!」
何々何々・・・こんなあからさまなお化け初めて見た・・・
「どうしたの?そんなに慌てて・・・」
「そっ・・・そこそっここここにんいんにににっおっばばっばばばけkっけえけけけけえっけっがががががががっがああがあ。」
「落ち着きなさい!!」
「失礼な奴だな。」
「えっ・・・喋ったーーーー!!」
「うるさい!!」
お化けに電撃撃ってきた・・・
「あべべべべっべえべべべべえべべ!!!」
こうなったら・・・譲渡権の封筒・・・開けるしかないな・・・
「譲渡・・・」
電撃によってついた傷とさっきの血管破裂を譲渡した・・・
「いって・・・何すんだ!死んでるからって痛みがないわけじゃないんだぞ!!」
「すみません・・・取り敢えず、名前教えて・・・」
「蘇我屠自古だ。」
「取り敢えずあいこってことで・・・」
「あいこって、私に血管のダメージも来てんだけど・・・」
「おぉ!屠自古ではないか!!何をしておるのじゃ?」
「こいつが失礼だから、ちょっとな。」
そんな話をしているのを目の前で聞いていると、遊んでいたこいしにぶつかって前に倒れた・・・
「ぉぉぉおおあああ!!」
や、ヤバイ・・・!!倒れる・・・!
「あっ!」
屠自古の胸に倒れ込んだ・・・
幽霊なのに柔らかい・・・・
役得役得・・・
「あばばばばっばっばばばばばば!!」
電撃喰らった・・・
「殺ってやんよ!!」
「ごめんなさい!!ごめんなさい!!ごめんなさい!!」
その後、土下座して許してもらった。
最近よく土下座すんな~俺・・・
次回へ続く