東方project 〜嫌われ者は幻想郷で報われる〜   作:タルト

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ボス

前回のあらすじ

兄ちゃんが来た!!

 

 

今は幻想郷に来ている、兄ちゃんにバレたら面倒だから、師匠に停止権渡して兄ちゃんに停止権かけてもらってきた。

博麗神社で文からの報告を聞いていた。最悪なことに大規模侵攻の主犯はまだ生きているらしい・・・そして、今!!主犯がまた侵攻を計画しているという報告を受けた。

「というかマジか・・・俺の今日の能力は特権:誘導権・・・練習しよう思ったらこれか・・・」

誘導権は鍛えれば強いが・・・特権と権利の封筒が1つづつ・・・取り敢えず・・・

「拠点潰しに行くか・・・」

「中々過激な案ね・・・」

「取り敢えず・・・文、拠点分かるか?」

「はい、分かりますよ。」

文に拠点を教えてもらい、出来る限りの戦力を集めた。フランやレミリアもいてくれりゃあもうちょい楽なんだけど・・・昼だからしょうがない。

特権利の封筒開封するか・・・

 特権:模倣権

 権利:飛翔権

飛翔権・・・飛べるからあんまいらんけど、霊力・魔力が切れたときの為の保険としちゃあまあ良いか・・・

模倣権は普通に当たりだな。

 

 ~???~

 

「此処か・・・」

「どうするの?」

「ボスは俺が潰す。」

作戦を話していたら、見た事のない妖怪が立っていた。

「ようこそ虫けら諸君!!」

こいつが・・・ボスか・・・?

「誰が虫けらだ、このゴミクズが。テメェか・・・妖怪を操っていたクソ虫は・・・」

「正確には妖怪の死体だ。私の能力は死んだ妖怪を使役しその能力をわが物にする程度の能力。」

なるほどな道理で奴らに自我がないわけだ・・・でも・・・なんだ?・・・なんか違和感が・・・

「さあ、まずは小手調べだ。」

大量の妖怪を・・・いや妖怪の死体を出してきた。

「霊夢・・・ここはお前らに任せる。」

「ええ、無茶しないでね。」

 

「よう・・・親玉さんよぉ。」

こいつは人間に近い形をしている妖怪だ・・・

「名前を教えてもらおうか。」

「貴様の様なものに、我が名を教える必要なし!!」

誘導権は物理的運動を誘導する特権・・・

「死体を使った程度で何で、そんなに憎まれるんだい?私の目的は、妖怪の頂点に立つこと、何故邪魔をする。人間の君には関係ないだろ。」

「死体ってのはそいつの最後の持ちモンだ、勝手に使って良いわけないだろうが!!」

まさか現実で一方通行のセリフ言うことになるとは・・・

「価値観の違いだねぇ。」

めっちゃ妖怪を出してきた、誘導権で動きを誘導して動きを止める。

「おぉ!!凄いスゴイ。」

「ドラァ!!」

ぶん殴った・・・が、効いていない・・・

「成程・・・この前倒した衝撃吸収の妖怪の能力か・・・」

「そうそう!いい拾いモノだったよ。」

野郎・・・どれだけ死者を侮辱しりゃあ気が済むんだ・・・余裕ぶっこいてあんまり能力を使ってこねぇ・・・

「こっちから行くぞ!!」

腹にグーパンが飛んできた、こいつ細いから痛くな・・・!?

「効いてきたようだな、これは昔倒した妖怪が持っていた触れた相手を麻痺させる程度の能力、じゃあさようなら!!」

模倣権・・・!!トータルヒーリングを模倣・・・状態異常から回復・・・さあて、どうしてくれようか・・・

 

次回へ続く・・・

 


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