東方project 〜嫌われ者は幻想郷で報われる〜 作:タルト
前回のあらすじ
兄ちゃんに停止権
・・・相手は予想以上に強い・・・ぶん殴っても衝撃吸収されて触れられると麻痺するし・・・待てよ・・・そうだ!!解った!!あいつの違和感の正体!!あいつはまだ能力を2つしか見せてない・・・あんだけの妖怪の死体を操っていれば100以上の能力を使えるはず・・・なのに何故だ・・・?そんだけ能力を持っていながら、まだ2つしか見せていない・・・。
「どうした?来ないなら、こっちから行くぞ!!」
考え事していると、火の玉を飛ばしてきた。
「『
「ッ・・・!!」
「わかったぜお前の能力。お前は確かに死んだ妖怪の能力を使役できるが、使えるのはせいぜい3つか4つだろ?だから今俺に攻撃出来なかった。」
種が解れば怖いモノなんてない。
「そしてお前が何で今になって、大規模侵攻を起こしたか。一回目は行けるとおもったが予想外に強かったから断念。二回目の時に衝撃吸収を手に入れ調子に乗って結果今に至る。」
「・・・本来ならば妖怪の賢者が死ぬのを待つはずだったがね・・・」
「予定が狂ったとでも言いたげだねぇ・・・」
・・・だが衝撃吸収が脅威なのも事実・・・どうするか・・・
「こうなったら俺の『アレ』をやるしかないか・・・」
「『アレ』だと・・・?」
アレは始めてやるがな・・・こいつが脅威なのは変わりない・・・もしも強力な能力を持つ妖怪が死んで能力をこいつに奪われれば大変なことになる・・・
やるか・・・強化魔法+模倣権:前借り+模倣権:
「行くぞ!『狩りの祭典』!!ホアァァァァァ!!」
「くっ・・・何だ!?ち、力が・・・!!」
「『野生大解放』」
野生大解放は内に秘めし生命力を爆発させる、諸刃の剣・・・
「『前借り』」
前借りは心臓を4~5倍に速めることで発生する熱エネルギーを運動エネルギーに変換することで爆発的なスピードを手に入れることが出来る・・・
「衝撃吸収の前には物理攻撃は意味はない!!」
「ドラララララララ!!」
「っく・・・・・・!!」
飽くまで吸収・・・!!無効ではない!!
「どうした?そろそろ許容限界か?」
「クッソッ!!」
「模倣権・・・『夢想天生』」
模倣権は幻想郷の奴らも模倣できる・・・勿論霊夢も例外ではない・・・・
「こんな・・・こんなはずでは・・・こんなはずではぁぁぁあぁぁぁ!!」
「へっ・・・悪党の最後にはおにあいだぜ・・・・」
今、俺の中で大切な何かが切れた気がする・・・あ・・・あれ・・・おっかしいな・・・・はは・・・何だろう・・・身体の力が抜けていく・・・何だ・・・孤独感だけが・・・徐々に大きくなっている・・・これが死か・・・皆あばよ・・・しばらくお別れだ・・・
次回へ続く・・・