東方project 〜嫌われ者は幻想郷で報われる〜 作:タルト
前回のあらすじ
貧パイ白髪ール
さて・・・どうするか・・・まずは俺から意識を一瞬でも逸らさねぇと・・・その辺の大きめの石を誘導・・・!!
音を誘導して・・・
『きゃあ!!何?今の音!?』
『わからないわ・・・多分石が飛んで来たんじゃない?』
『それもそうね・・・』
成功!!今のうちに・・・誘導権による光学迷彩で姿を消す・・・
静かにかつスピーディーに・・・
『まって、さっきの人間何処に行ったの?』
『え?』
『ね、ねぇ・・・スターあの人間何処に居るか分かる?』
『それが可笑しいのよ・・・』
『何が?』
『こっちにそっちの方向からまっすぐ向かってきてるのよ。』
『え?』
『でも見えないけど・・・』
『何処にいるのよ!!』
「此処!!」
あの妖精どもの背後に回り込んでから、光学迷彩を解除した。
「「「きゃあ!!」」」
「さてさてさ~て、よくもまあ悪戯してくれたなあ~~~~おい。」
「ち、違うの!サニーとルナがやろうって・・・私は反対したのに・・・」
「ちょっ!!」
「関係ないよ、結果的に協力してたんだから。さてと、本当にヤバい奴もいるから悪戯も程々にしとけよ?」
「わかった。それよりどうやって姿を消したの?」
「こんな風に光の屈折を利用して。」
「サニーと同じ能力・・・」
「多分違うぞ?誘導だから飽くまで。」
「へー」
「取り敢えず、名前は?」
「スターサファイア」
「サニーミルク」
「ルナチャイルド」
「え~と・・・スターチャイルド、サニーサファイア、ルナミルク、ね。」
「全部ごっちゃになってる!!」
「冗談だって、スタープラチナ、キュアサニー、ルナティックね。」
「覚える気ないでしょ!!?」
「嘘うそ。スターサファイア、サニーミルク、ルナチャイルドだろ?」
「そう!!正解!!」
「名前長くてめんどいから、サニー、スター、ルナ、で良い?」
「良いよ。また今度遊んでね!!」
「気ぃ向いたらな~」
さあ魔法の森に来た本当の目的・・・パチュリーに魔理沙から本を取り返してきてくれって頼まれたし・・・
~魔理沙宅~
・・・おっ!!あったあった・・・
「何してんだぜ?」
「ぬおぉ!!びっくりした・・・」
「こっちのセリフだぜ!人んちで何してるんだぜ!?」
「パチュリーに頼まれて本取り返しに来た。」
「そうはさせないぜ!!」
「いや、させてもらう。」
誘導権で動きを止めて、開きっぱなしの窓から本を誘導して外に出す。
「ああ、やめるんだぜ!!泥棒だぜ!!」
「お前が一番言っちゃダメだろ・・・あばよ!!」
「今度見とけよ!!」
おお・・・怖い怖い・・・
次回へ続く