東方project 〜嫌われ者は幻想郷で報われる〜   作:タルト

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地獄

前回のあらすじ

う・・・嘘だろ・・・

 

 

今俺は、人生最大のピンチに立たされている。

「やっぱ今回は遠慮させていただこうかと・・・」

「ダメです。この前の宴会で華扇さんに聞きました。なんでも能力を使って自堕落で不健康な生活を送っていると聞きました。交渉しましょう。私たちと同じ生活をしてくだされば、まんがという物は許します。その代わりこの二週間能力を私の許可なしに使用しない・・・どうですか?」

「まあそれなら・・・」

隠れて夜更かしして、肉食や良いか・・・能力も使えばいいし・・・

「交渉成立ですね。」

・・・まさか!!最初の交渉宣言・・・!!最後の成立宣言!!まさか・・・この前渡した・・・特権の封筒・・・!!まさかとは思うが・・・『交渉権』・・・ッ!!やられた・・・

「おい汚いぞ!!交渉権使いやがったな!!」

「いえ、約束を取り付けるのにちょうどいい物だったし、慣れとかないといざという時に大変ですので。」

「いや・・・説明し忘れてたけどそれ、一回開封すると、半年は明けられないぞ。」

「先に言ってくださいよ!!」

「ハァ・・・これ。新しい封筒。」

「ええ・・・・・・では、明日から此処で一緒に生活してください。修行僧扱いとなります。」

「あの・・・明日から一週間学校に行かなきゃなんないんですが・・・」

「何時からですか?」

「午前九時から正午位です。」

「なら問題ありません。」

「さいですか。」

クッソー逃げおおせられると思ったのに!!

 

 ~翌日~

 

ざけんなクソ・・・ッ!!マジかよ・・・3時半とかクソがッ!!

「コラ!悠人!!集中しなさい!!」

「んで俺が朝っぱらから座禅くまにゃなんねぇの・・・」

そんでなんやかんやあって、今は掃き掃除してる。夏だからって、朝5時は寒ぃよ・・・

「おはよーございます!!」

うるせぇ・・・誰だ?

「おっすどちら様で?」

「幽谷響子です!!ここで修行僧してます!!」

「高峰悠人・・・今日から2週間世話ンなる・・・ふぁ~あ・・・」

「眠いんですか?」

「そりゃな・・・外じゃ・・・ぶうぇっくしゅ!!・・・ズズ・・・あぁ?そこまで寒くないぞ・・・・・・・おい・・・お前まさか犬か?」

「山彦です。」

「・・・どう見てもその耳犬のモンじゃん・・・薬持ってきてよかった・・・」

犬アレルギーだからな・・・花粉症の薬持ってきてよかった・・・アレルギーの薬だからこれも効く・・・橙とお燐で立証済みだ・・・

「朝ごはんですよ~」

メニューは・・・

粥・たくあん・梅干・ゴマ塩

育ちざかり舐めんなよ・・・カイジの方がましな飯食ってんじゃん・・・

「何?この飯?」

「此処は寺ですよ、いつもの様にお肉は食べられません。」

・・・嘘だろ・・・うちの横の寺のガキ普通に肉食ってたのに・・・不幸だ・・・

 

次回へ続く

 


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