東方project 〜嫌われ者は幻想郷で報われる〜 作:タルト
前回のあらすじ
フランヤンデレ
朝の作務を終え、薬を調べなきゃならんことを思い出し、聖に能力使用の許可をもらった。
さてと・・・早速やるか。
模倣・・・権利:解析権
さて・・・解析結果は・・・
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種類:薬
説明:八意永琳が作成。作成理由は里の娘に頼まれた素直になれる薬を
作ろうとしたところ、誤ってて想いを加速させるものを作ってしまった。
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成程ね・・・それをフランが誤飲したと。
取り敢えず永遠亭に行ってこよ。
・・・でもこの解析権だけじゃあ不安だから特権の封筒開けてこ・・・
特権:回避権
ラッキー俺今日無敵じゃん。
~迷いの竹林~
「死ねぇぇ!!」
・・・妹紅と輝夜が喧嘩してた・・・・・・
!?あのガキは!人間ッ!!間に合えッ!!
妹紅と輝夜の喧嘩の流れ弾が飛んで行った先に人間の子供が居た。
「おいっ!大丈夫か!?」
「おう、妹紅、俺が守ったから平気だ。・・・おいガキ!!何の力もない人間が妖怪が居る此処に来たら危ないだろ!!」
「ごめんなさい・・・お母さんが病気で倒れて・・・それで、永遠亭にはどんな病気でも直せるお医者様がいると聞いたので・・・」
・・・この年で母親を失うのはつらかろう・・・
「お前の家まで案内しろ。」
「え?」
「良いから。」
関係ない奴を助けんのは性に合わんが・・・このガキはまだ綺麗だ、俺が嫌いなのは自己中で他人の不幸を笑うやつ・・・こいつはまだ綺麗だから助けてやろう。まさか俺が慈善活動か・・・
~人里・ガキの家~
「お母さん、大丈夫?」
「ええ・・・平気だよ・・・ほら、お外で遊んどいで・・・」
「でも・・・」
「ちょいと失礼・・・」
権利:解析権
・・・成程・・・麻疹か・・・これなら永琳なら余裕で治せんな。
「おし、ちょっと失礼するぞ。」
此処と永遠亭を繋げた。
「おい、永琳急患だ。」
「どうしたの?」
「話はあとだ取り敢えずこの人を見てくれ。」
「わかったわ。」
「暫く安静にしとくように伝えてね。そうすれば、一週間ほどで治るわ。」
「だとよ。母親に伝えときな。」
「はい!!ありがとうございます。英雄様!!」
「英雄様はやめろ。俺はただの人間だ。あと、俺が今回助けたことは口外するな。」
「わかりました!!」
ホントにわかってんのか?
まあ良いか・・・さて本題だ。
「永琳。この薬見覚えあるだろ?」
「あっ!!この薬ないと思ってたけど何処にあったの?」
「フランが持ってた。」
「どうりであの人達が来た後からないわけね・・・その薬失敗作だからもし間違えて処方してたら大変だったわ。」
「この薬効果時間は?」
「三日ほどよ。」
バカなげぇな・・・・さすがは天才・・・
「そうそう、姫様と妹紅があなたに御礼が言いたいって。」
「おう分かった。」
「二人とも姫様の部屋に居るわ。」
「あいよ~」
~輝夜の部屋~
「失礼すんぞ~。」
「「・・・・・・」」
「何か葬式みたいなことになってるけど・・・」
「さっきはありがとう。貴方が居なかったら多分殺しちゃってた・・・」
「私からも言わせてくれ。ありがとう。」
「気にすんな、今日の俺は無敵だから。」
「どういう事だ?」
「特権:回避権・・・ありとあらゆる物理的損害を絶対回避する能力だ。」
「なるほど。」
・・・どうでも良いが、最近監視されてる気がする・・・気のせいなら良いが。
次回へ続く
今日の能力
特権:回避権(変象属)
「自分に関わる物理的損害を完全回避する効果」があり、周囲数メートルの物理攻撃を完全に無効化することができる。保持者の近くにいることでその人も攻撃を回避することができる。また自分に関わらない存在=敵には効果が及ばないため、回避権の効果範囲内においてはノーダメージで一方的に相手を攻撃できる。また第三部4話の作者のあとがきによると、高所から落下しても「(地面に)衝突前にフワッてなって、衝撃諸々回避権で外にポイされて着地」と語られており、衝突によるダメージも衝撃も回避できることが判明した。ただし物理的な損害を回避するだけであり、譲渡権などによる傷の譲渡等は回避できない。また自然的な酸欠も回避できない可能性がある。
権利:解析権(許可属?)
使用者の目の前に画面が現れ、解析した結果が表示される。特権利については発動中のもののみ表示される。
明日の深夜から東京に行くので毎日投稿はできないかもしれません。
次回もお楽しみに!!