東方project 〜嫌われ者は幻想郷で報われる〜 作:タルト
前回のあらすじ
監視されてる気がする。
最近監視されている気がする・・・こんな芸当ができるのは、能力的には紫かこいしのはずだが、こいしの能力は優先で俺には効かんし・・・紫にしてもこんなことする必要もないだろう・・・誰だ・・・
~博麗神社~
というわけでその手の事に詳しそうな霊夢の所にやってきた。
勿論聖には能力の使用許可をもらったし特権利の封筒を開けてきた。
「つー訳でこんなことできる奴知らんか?」
「ん~・・・そうだ!!摩多羅隠岐奈なら出来るわ!!」
「摩多羅隠岐奈?」
「ええ、あんたが幻想郷に来る前に四季異変ってのが起こったの・・・その元凶が摩多羅隠岐奈・・・能力はあらゆるものの背中に扉を作る程度の能力・・・」
「他人の背後に回る事しか出来ねぇ空間移動系能力者か・・・クソつまんねぇ能力だな!!興ざめだ!!」
さあ・・・挑発に乗るか・・・
「ちょっと!!何やってんのよ!相手は秘神よ!!」
・・・もっとおちょくろう・・・
「何だ何だよ何ですかァオイ!!神様のくせにコソコソ人間如きにストーキングしないとまともに勝てねぇのか!!」
「いいだろう・・・その挑発に乗ってやろう。」
次の瞬間・・・良くわからないところにいた・・・紫の『スキマ』みたいなもんか・・・?
今日の能力は
模倣・七つの大罪・・・マーリン 能力:
特権:解除権
この特権に関しては触れた能力を解除する・・・位にしか認識していない・・・
権利:解析権
試しに解析権使ってみっか・・・解析権!!
・・・成程・・・『後戸の国』・・・あの女が支配する領域か・・・
「面白い能力ね、なんて能力なの?」
「俺だけ知ってんのも不公平か・・・手をかざしたものの解析結果を表示する程度の能力・・・だ。で、なんで俺をストーキングしてやがった。」
「・・・幻想郷を作った者の一人として、外来人が神の如くあがめられているのは少し如何なものか・・・と思ってな。」
「そんだけか?」
「それと、先ほどお前が此処にきた瞬間に閉じ込めた、ポンコツ二人の後任を探すついでだ。」
「ポンコツ・・・テメェ・・・秘神だかニシンだか神だかゴミだか知んねぇけどよ・・・仮にも自分の仲間だろうが!!もっと大事にしてやれよ!!」
「仲間・・・?笑わせるな。あいつらは元々は人間・・・私の魔力で人間ではなくなっている・・・」
「親は・・・?」
「フン・・・人間の寿命は短い・・・当の昔に死んでおる。」
「人間のころの記憶は・・・?」
「ない。」
「・・・後任を見つけるってことは人間に戻すんだよな・・・?」
「そうだ。」
「記憶は戻んのか?」
「戻る。」
「・・・親も死に・・・友人も死に・・・全く違う時代に放り込むというのか!!」
「私には関係ない・・・それよりも・・・だ。お前は合格だ。二人の後任になれ。」
「・・・・ざっけんじゃねぇぞ・・・・」
「なんだ?」
「ざっけんじゃねぇ!!って言ってんだ!!」
舐めやがって・・・何も知らないガキを・・・自分だけの都合で・・・
「短い人間の命を伸ばしてやったのだあのポンコツどもとてしあわせだろう。」
「自分の勝手な考えを押し付けてんじゃあねぇぞ・・・もしもテメェが・・・人間は自分に使われて当然と思ってんなら・・・まずはその・・・ふざけた幻想をぶち殺す!!」
全開だ!本気で行く!!弾幕ごっこなんか知るか!!こいつはあの二人の命を侮辱した!!
次回へ続く
・・・不安である・・・ただただ不安である・・・隠岐奈の口調が・・・
今日の能力
七つの大罪・マーリン
一度発動させた魔法は、使い手の意志で解除されない限り永遠に持続する。
また、それは明確に判明している能力というだけで、無限の能力はいまだ未知数。
作中の中でも、特にチートクラスの魔力である。
この能力で悠人は丁礼田舞と爾志田里乃を『完全なる立方体』に閉じ込めた。
特権:解除権(許可属)
能力を解除できる特権、おそらく解除には触れる必要がある。
東京行ってきます。