東方project 〜嫌われ者は幻想郷で報われる〜   作:タルト

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制裁

前回のあらすじ

転入生が来た

 

転校生が入ってきたら周りがさらにうるさくなった、相当美人なんだろう、何で不確定的なのかというと、寝たふりしてるから。

「おい高峰、起きろ。はいじゃあ、東風谷さんみんなに挨拶して。」

ん?東風谷?いや気のせいだ、そう思いつつ俺は、顔を上げた。

「初めまして、東風谷早苗です。これからよろしくお願いします。」

「じゃあ、東風谷さんは、高峰の横の席ね、あのボケーとした顔した奴。」

先生がそう言うと、クラスで笑いが巻き起こる。

「先生、その言い方はあんまりだと思います。」

そう言ったのは、俺と仲良くしてくれてるやつの一人坂本無太だった。

「そうか、すまんすまん。」

「せんせー、席替えしましょー。」

「この前したばっかりです。次は期末が終わったら。」

周囲から殺意のこもった視線が送られる。

「あ、悠人さーん。」

早苗が俺に、手を振ってる。

「人違いです。」

「何言ってるんですか、って誰ですか?悠人さんの机に落書きした人は?」

「何、誰だ、早く名乗り出ろ。」

はぁ、よしあれやるか。

「はあ、良いよ早苗、こんなことするのは、正面切って悪口言うと、負けるからこうするしかない、雑魚だから、でも、今名乗り出れば許してやらんこともないが・・・出なかったな、『俺の机に落書きした奴は、今まで俺にしたことと一緒にすべて包み隠さず自首しろ。』。」

「俺がやりました、そして今まで高峰の悪い噂を流したりして自殺させようとしました。」

山本だ・・・ばかじゃねばかじゃねぇの。まあいいやザマァww

「山本今の話本当か?」

「はい本当です。」

「何でこんなことした?」

「・・・・」

だんまりかよ、しゃあねえな。

「おい、何でこんなことした『包み隠さず全て話せ』よ。」

「初めは、ただの暇つぶしでした。でも、謹慎明けの部活で、こいつの知り合いの美女二人が来て羨ましくて、やりました。」

「そうか、山本、放送で呼ばれたら職員室に来い、ほかの人たちは帰る用意しといて。」

ラッキー。

「山本、今俺に対してどう思っている。『洗いざらい全て話せ』よ。」

さあ何て言うか。

「なんで、東風谷さんと仲いいんだよふざけんな!なんで俺がモテなくてお前がモテるんだよ、意味わからん。死ね。」

死ねとは・・・なんとも稚拙な・・・

「いい加減にしてください!!!」

早苗が叫んだ。

「早苗落ち着け。」

「何でそんな悠人さんを悪く言うんですか!!あなたがモテないのは、性格が悪いからでしょう、悠人さんは誰よりも優しいんです!!」

何と言うかうれしいけどすっげー恥ずい。

 

《15H山本君、今すぐ職員室に来なさい。》

山本が恐怖の表情で教室から出ていく。

《山本君以外の15Hの生徒は速やかに下校してください。》

よっしゃ!帰れる。

「ねぇねぇ東風谷さん、俺達とカラオケ行こうぜ。悠人と一緒に!!」

出たな、磐髪、俺のことを利用したクソゲス野郎、早苗と俺が仲いいとみてまた利用しようとしてやがるな。

「俺は、パス、やることあるから。」

「私も、用事があるので。」

さぁ、外見イケメンどう出るか。

「良いじゃん!!カラオケのほうが楽しいから!ね!」

うぜぇ、しょうがない命令権使うか。

「やめとけよ、早苗嫌がってんだろ、用事あるって言ってんじゃん。だから『あきらめて家帰れよ』な。」

「わかった。」

そして磐髪は帰った。

「ありがとうございます、何なんですかあの人、下心丸見えじゃないですか!」

「前に言った、俺のことを利用してきたやつ、俺が早苗と知り合いと見るやまた利用しようとしたってとこだろ、顔は良いからなあいつ。」

ホントに顔だけは・・・

「んじゃ、帰るぞ。」

「はい!!」

そして家に帰ると、師匠に能力の使用がばれ、怒られた、午後からは幻想郷に行くことにした。

 

次回へ続く

 


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