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ルーミア
「東方project」の作品に登場するキャラクターの一人。マーシャル・D・ティーチからルーミアへと姿形、性別が変わってしまった男が白ひげ海賊団を抜けて真っ先に行なったのは、自分の身体の特性と能力の調査である。何しろ彼の知るルーミアは「闇を操る程度の能力」という一見して強そうな名称の能力を持っているにも関わらず、一番弱い1面のボスに配置されていたからだ。しかも、比喩抜きに弱い。(──それでも妖怪という種族なだけあって普通の人間──鍛えていない一般人よりは強いが……)さらに日光に弱いらしく、日に当たると弱体化する始末である。そのため、日中のルーミアは日光を遮るために自身の周囲を闇で覆っている──と、云われている。
もっとも彼──現、彼女が懸念していたような弱体化等は一切見られず、ルーミアの容姿をしたヤミヤミの実の能力を持ったうえに空を飛べるマーシャル・D・ティーチ……と、いうのが彼女の調べた結果である。この結果にさしもの彼女も安堵の溜め息を漏らす。
こうして不安の種が一つ消えたことで、だいぶ気が楽になった彼女。ふとそこで自分がいなくなった後の白ひげ海賊団がどうなったのか気になった。……が、それもほどなくして知ることとなる。
「マーシャル・D・ティーチが死亡?」
「なんだこれ?」
当初、彼女は自分の死亡記事の原因をあれこれ考えていたが、途中から面倒くさくなったらしく「そのうち白ひげ海賊団の連中に会うからその時に聞けばいいや、わははー」と、思考するのを放棄した。
そしてルーミアは目的を達成するためにその島を後にした。
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マーシャル・D・ティーチの身長は344㎝。成人男性のおよそ2倍ほどもある大男なのである。それが悪魔の実を食べたことにより10歳ほどの小柄な少女──おおよそ120㎝までに縮んでしまった。だが、そんな目に遭ったにも関わらず、身体能力に大して変化がなかったのは不幸中の幸いといえよう。
もっとも身長が低くなれば当然、目線は前より低くなり、両手両足の長さも変わったので距離感や感覚等も以前と違ってくる。それ故に今の少女の体に慣れる必要があった。要は体を動かして感覚を掴むことである。
無論、ジャヤ島に来る途中──ドラム王国でワポル達と戦闘を起こしたことがあるが、その時はもっぱら自身の能力と仲間に頼っていたこともあり、肉体の感覚を完全に掴めたとは言い難い。
さらに感覚を研ぎ澄ませるためにルーミアはマシラ海賊団の船に一緒に乗り込む。もっとも、サルベージに関する知識も経験もなく、悪魔の実の副作用でカナヅチになった彼女は万が一のことも考えて、見物することにとどまっている。周りがそうさせないというのも理由の一つではあるが……
だがこの広い海、海賊達が跋扈蔓延る大海賊時代。海賊同士の衝突、諍いはさして珍しくもなく、猿山連合軍もまたそういう目に遭うことも暫しある。その時こそルーミアは水を得た魚のようにイキイキとした表情で暴れまくる。海賊同士の争い、そこで発生する戦闘こそがルーミアの狙いなのである。
体から発生する闇を用いたり、高い身体能力に任せて戦う彼女を見た海賊達はいつしか畏怖の念を込めて彼女をこう呼ぶようになった。
宵闇のルーミア。 ……と、
それと、付け加えて言うならば、大海原を行く船乗り達が戦う相手が何も同じ人間とは限らない。むしろ人間と戦うことは珍しい方だろう。天気や風、海そのもの、はたまた病気。あるいは巨大な海獣、未知なる海王類──そう、例えばガレオン船よりも巨大な海亀なんてのと遭遇する時だってある。
「 巨大海亀が気絶してる間に船長を助けるぞ──! 」
「 アイアイサー! 」
群れなら兎も角、単体ならばルーミアの敵ではない。海上に浮上した大亀はルーミアの重たい一撃を頬に食らってあっさりと白目を剥いて気絶した。そして大亀の口の中にある沈没船にいるであろう
時は少し遡る。
マシラ海賊団に引っ付いて小動物のように動き回るルーミア。目的の麦わらの一味を目にするも、特に何をするわけでもなく、手すりに腰かけてじーっと彼らを観察するかのように眺めるだけにとどまっていた。麦わらの一味もまた「何であの海賊団に女の子が?」と疑問に思いつつも、マシラ達に気付かれないようにこっそりとサルベージを続ける。
流れに変化が起きたのは、海底に潜ったマシラ海賊団の船員達が何者かの手によって負傷し、激昂したマシラが原因を探るべく海底へと潜った後である。
唐突に巨大な海亀が海上に浮上。大亀に食われた沈没船を見て船員が口の中に船長がいると判断、とっさにルーミアにお願いする。
「大亀が潜る前に殴って気絶させてください!」──と、
これには甲板にいた麦わらの一味達は「あんな小さな女の子に何ができるのか?」と意見が一致。手すりを蹴って大亀へと跳んでいくルーミアを見てナミが慌てて「やめなさい!」と大声で張り上げるも、崩れ落ちる大亀を見て絶句。後に続く言葉が出ない。
そうこうしているうちに麦わらの一味が沈没船から帰還。彼らの後を追ったマシラもゴーイング・メリー号に降り立ち、一触即発の空気に包まれる中、急に空が雲で覆われて暗くなり、次いで現れた巨人よりも巨大な複数の黒い人影を見て、麦わらの一味は船にマシラを乗せたままその場から逃走。
「慌てるな、マシラがそう簡単にやられるわけがない」
脱兎の如く逃げていくゴーイング・メリー号。その後を追うとする船員達に制止をかけるのはいつの間にか船に戻ったルーミア。船員達もマシラの強さを思い出して動きを止めて聞き入っている。
「まずは
船員達もそれで納得したのか「アイアイサー」と作業に取り掛かる。でも、念のために逃げた方角だけはきちんと覚えさせておく。
(──ようやく空島編。ゴロゴロの実がようやく手に入る……)
作業を早めるため、未だ気絶している大亀へとルーミアは飛んでいく。
( ´・ω・)にゃもし。
●とりあえず、2話目。
1,000文字、書くだけでも大変だー。