シャボンディ諸島にある
B・W主催のトレーディングカードゲームの大会に出場して対戦しているロズワード。高級感溢れる大理石のテーブルにはカードが並べられており、海軍や海賊、過去にあった事件をモチーフにしている。「速攻つきの《ブルック》でプレイヤーを攻撃!」それで勝負が付いたらしく対戦相手の海賊は右手に手札を持ったままガクッと項垂れた。
同性同士の恋愛マンガの執筆にひたすら勤しむシャルリア。以前、興味本位で彼女が書いたマンガを見てしまったB・W社員は思わず口にした。「腐ってやがる!!」「人類には早すぎる」……等々。以降、彼女のような女性を指して「貴腐人」と呼ばれるようになった。
どこかの店内、職人気質もかくやと言わんばかりに真剣な顔つきでフィギュアを見つめるチャルロス。彼の背後には未開封の箱付きフィギュアと作成のために必要と思われる道具が山積みになっていた。その隣の棚には彼の作品と思われるフィギュアが厳重に保管されており、モデルはルーミアであり、なぜかドレス姿でイスに足を組んで腰掛けていた。作った本人の趣味が反映しているのか、やたらと蠱惑的な笑みを浮かべている。
やがて天竜人たちは満足したのか、島を出ていき帰路に就く。B・Wの人間たちは彼らが船に乗って島を出ていくのを確認してからホッと一息を吐く。……がすぐに気を引き締める。これから彼らは自分たちの上司に報告をせねばならないのだ。おまけに島には他の七武海が滞在しており、さらには四皇の一人ビッグ・マムの使者も来ている。そして魚人島の問題も解決しておらず、そのため一部の物流が滞っており、その結果、支障を来しているルートがある。そう思うと彼らは知らず知らずのうちに溜め息を吐いた。問題が一つでも早急に解決することを祈りながら彼らは上司の下へと赴く。
ルーミアが要人と対面する時、彼女は決まってドレス姿で出向くが、普段はラフな服装をして過ごしている。ついでに人の目を気にしない時はズボラな格好をしていた。今も要人との対面を果たし終えて気が緩んでいるのか、上はインナー用のキャミソールに短パンという格好でベッドの上で胡座を掻いて寛いでいる。その格好で過ごすルーミアに対し、彼女の身の回りを世話をするメイドの一人、年配の女性がやんわりと注意し、改善するよう促すが、返事をするだけで一向に直す気配がない。そんなルーミアに対し呆れつつもマルコは今回の「見合い」と「結婚式」について尋ねた。
「行かなければ、それを口実に“戦争”。行けば“暗殺”ってとこだろうなー、何しろ、うちだけじゃなく、あわよくば「ジェルマ」の戦力も手に入るからなー、わはははははー」
すると物騒な返答が返ってきた。他人事のように答えるルーミアにマルコは額に指を当てて顔をしかめる。そんなマルコにルーミアはビッグ・マムの傘下に入っている「カポネ・ベッジ」。彼がビッグ・マム暗殺を企てている件を言い……
「最悪、ジェルマとベッジを囮にして逃げるから安心しろ。ベッジはともかくジェルマのやつらには貸しがあるからなー、わははははー」
そう宣う。
「……だがその前にドフラミンゴの件だなー。エース……じゃなくてアヴドゥルが戻り次第、「ドレスローザ」へ出発だなー」
【魚人島】
魚人島の乗っ取りを企てていた「新魚人海賊団」。船長を含む幹部たちは麦わらの一味とミョスガルドの手によって全員、打ち倒され、一人残らず牢に入れられた。また戦闘奴隷として囚われていた人間たちは解放され、事件に関わった魚人たちは王国の監視の下、強制労働をさせられることとなった。
王国が転覆される危機があっただけに犯人たちを倒したルフィたちは一躍魚人島の英雄に祀られた。大きな事件、さらに人間よりも強靭な身体能力を持つ魚人相手にも関わらず負傷らしい負傷を負った者がいないことから、麦わらの一味の実力が如何に強大なのか、理解できるといえよう。もっともミョスガルドのみ右腕を負傷し、ギプスで固定して包帯を巻いているが……
「大変無茶をなさる。いくら暗示をかけて強化してもらったからって肉体の強度まで強化されているわけじゃございませんぞ」
魚人島にある王宮内、病室代わりに使われている部屋内にてミョスガルドにそう嗜めるのはジンベエ。ジンベエはルーミアの依頼でミョスガルドの護衛と監視をしていた。彼が仇を目の前にして無茶をしないように……と。
ミョスガルドをイスに座らせて彼を診ていたチョッパーは「なんでこんなことを……」と暗示をかけた人間に不快感を示すがミョスガルドは暗示をかけた人間を擁護する。
「魚人相手に心許ないゆえ、暗示をかけてもらった」……と。
もっとも、その代償に彼の右腕は傷を負い「完全に治るのは当分、先になるぞ」……と彼を診ていたチョッパーが語る。
「ミョスガルド聖……」
突然の声、その出所である扉に顔を向ける一同。そこには恐る恐る中を覗き込むようにして扉の外を陣取っているネプチューン王がそこにいた。
チョッパーはミョスガルドの容態を診なければならないということで部屋に残ったが、ジンベエはミョスガルドとネプチューン王に気を遣って部屋を出た。ジンベエの背後から二人の話す声が聞こえてくる。そこにルフィが現れた。よほど慌てていたのか、息を切らしている。そして一呼吸置いた後、大きな声でジンベエに話しかける。
「 おれの仲間にならねえか!? 」
非常に嬉々とした表情でルフィはジンベエを勧誘する。
ルフィの突然の勧誘は他の船員に相談することなく独断によるものだった。ルフィのいつもの行動ゆえに船員たちも「またか……」と半ば諦め気味に呆れていた。
問題は誘った相手が顔見知りとはいえ七武海の一人であるルーミアを代表とした海賊団のその傘下の一つであり、その船長ということである。これには船員たちは頭を抱えた。何しろ相手は七武海のルーミア。何を要求してくるのか、わかったものではない。そのこともあって他の船員は諦めるよう促すが船長であるルフィは頑なに拒否する。そんな悩む彼らにジンベエが申し出る。
「本人に尋ねてみたらどうじゃろう? 魚人島のことで彼女に報告せねばならんからのぅ」
ジンベエの進言を実行するため、王宮内の玉座の間に主なメンバーを集めて電伝虫でルーミアとのコンタクトを取ったルフィ。開口一番、彼はルーミアに「ジンベエを仲間にしていいか?」と尋ね、対して返ってきたルーミアの回答は『……条件次第だなー』の一言だった。その一言を聞いた船員たちはイヤな予感を感じたのか露骨に顔をしかめる。
『──四皇の一人「ビッグ・マム」が治める
ルーミアと同じ七武海である「ドフラミンゴ」はともかく、四皇である「ビッグ・マム」の名が出てきたことに首を傾げる麦わらの一味たち。その理由をジンベエが話す。
「ワシが船長している「タイヨウの海賊団」の副船長アラディンがビッグ・マムの娘と結婚したんじゃ。もっとも休戦協定のための婚姻、いわゆる政略結婚というやつじゃな……」
『最初はこの私と息子の一人とくっつけさせたかったみたいだけどなー、さすがのビッグ・マムも自分の息子が「ロリコン」呼ばわりされるのはイヤだったみたいだなー、わははははー』
受話器の向こうで笑い声を上げるルーミアにナミは思わず「遠回しに体型についてバカにされてる気がするんだけど、あんたはそれでいいの?」と口にする。
「ジンベエは七武海を務めていたほどの男だ。お前がそう簡単に手放す人材とは思わねえ。正直、お前から無理難題をふっかけてくると思っていたんだがな……。それがないとなると、おれたちの下にジンベエを置くこと、それがお前にとって益になる、と考えてみるべきかな……。そこんところどうなんだ?」
『ああ、その通りだ。声からして話しかけてきたのは「海賊狩り」かなー?』
いつの間にかに電伝虫に詰め寄って受話器を取って通話していたゾロ。
「なんだっていいよ、そんなの。せっかく仲間にしてもいいってルーミアが言ってくれてるんだからさー」
「ありがとうな、ルーミア」心底、嬉しそうに礼を述べる。礼を言うルフィにルーミアは彼にではなく他の船員たちに向けて話しかける。
『お前たちの船長はトラブルを生み出し、あるいはトラブルを引き寄せる体質の持ち主で、なおかつトラブルの元に自ら突っ込む人間だ。……だからは私は多くは語らないことにしたのさ、こちらが何もしなくても勝手に事件を解決してくれる。現に魚人島の問題を解決した。そういった人間なら人材を派遣して戦力を増強させた方が最終的に私にとって得になるからなー、わははははー』
思い当たる節があるのか、船員たちは苦笑いを浮かべたり、顔をしかめたりする。そんな中ルフィは長々と喋るルーミアの言葉に対して思案していたらしく首を傾げ、やがて結論が出たのか、口に出す。
「ようするに今まで通り普通に航海をすればいいんだな?」
『まあ、そうなるな』
そう結論付けるルフィに船員たちは顔を引きつかせ、うち数名が「普通」という言葉に「今まで普通に航海したことってあったっけ……」と悩ませ、チョッパーはなぜか「ルフィ、すげぇ」と目を輝かせていた。
その後、ルーミアと麦わらの一味たちと魚人島で起こった事件のあらましについて少々、会話した後……
『新世界にある「ドレスローザ」に来い。うちにいる「アヴドゥル」がお前たちに会いたがっているからなー』
……とルーミアは落ち合う約束を取り付ける。
『それにジンベエのことは電伝虫じゃなく、一度直接会った方がお互い納得するだろ?』
【シャボンディ諸島】
シャボンディ諸島の港に停泊している船から一人の男が降り立った。最近、七武海テゾーロがいるグラン・テゾーロを中心に流行しているマンガ、その登場人物の一人「アヴドゥル」と似たような格好をしている。そのためか、たまにすれ違う通行人から「石仮面?」「アヴドゥルさん」「完成度、高いな、おい」等と言われる。その作品に出てくる登場人物と違うのは石のような材質でできている仮面を被っていることぐらいだろうか、彼は手に持った紙切れ、地図が書かれているそれを頼りに目的地の場所を目指して歩き始めた。彼の行く先にはルーミアが寝泊まりに使っているB・Wが管理している建物が見える。
「久しぶりだガネ。マリンフォードの頂上戦争以来になるガネ?」
その道中、人が往来する道のど真ん中で彼は腕組みして待っていたMr.3と出会った。
「ついて来たまえ、ルーミア提督がお待ちだガネ」
メガネを指で軽く押しながらMr.3がそれだけ告げると返事を待たずに先を進み、Mr.3の後を仮面の男がついていく。
コ" コ" コ" コ" コ"
ざわ…( ´・ω・)にゃもし。ざわ…
| ガラハド は 邪神 を 倒した! 邪神 は 宝箱 を 持っていた! 宝箱 の 中 には にゃもし。 が 入っていた! ガラハド は にゃもし。 を 手に入れた! |
▪️↑の後に例の選択肢をアンケートにしようと思っていたが……
「小説に関係のないのはダメよ?」
──という文があったので諦めざるを得なかった。
▪️朝の4時だよー。
▪️毎度、誤字脱字おかしな表現、矛盾点等の報告をありがとうございます。
▪️なんやかんやで、1年経ったわ……
そして未だに終わらないことにビックリ。
でもまあ、ジャヤ島~魚人島までを1年で凝縮したと思えば……
▪️相変わらず後書きで遊ぶスタイル。
本文でやる勇気がない。
うまく使う人はスゴいね。
▪️毎週更新してる私を私は褒めたい。
▪️いつの間にか途絶えた他のONE PIECE作品、切ない。
▪️次回はちょっと日常? を書きたい。
Mr.3とお金のために奴隷になることを希望する人間
足の負傷のために海賊を引退、ジャヤ島でコックしているサッチと彼を見に来たエースと猿山連合軍
B・W主催トレーディングカード公式大会で「麦わらの一味」デッキで挑むロメ男と七武海デッキ使いロズワード
等身大チョッパー人形を買うモブ海軍とペローナ
ビッグ・マムの結婚式の祝いの品に悩む魚人島の人々と爆弾入りの玉手箱を所望するルーミア
白ひげの故郷で墓守している大渦蜘蛛海賊団とラフィット
書きたいこと、いっぱい、あるなー。
▪️M:TG
エレメントもりもり、神の効果でゾンビもりもり、デッキにやられた。ひどす。
ルーミアの懸賞金、どれくらいが妥当? ちなみに私は15億にしようかと思っている。
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ルフィがエニエス脱出した時の4億
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ルフィが新世界突入した時5億
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ルフィがカタクリ吹っ飛ばして15億
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黒ひげがつけられたのは22億4,760万