ファイアーエムブレム ヒーローズ ~異聞の『炎の紋章』~   作:femania

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注意事項

・連載小説初心者です。至らない部分はご容赦ください。
・話によって、一人称だったり、三人称だったりと変わります。
・クロスオーバー作品です。元と性格や行動が違うことがあります。
・この作品はシリーズのキャラに優劣をつけるものではありません。勝敗についてはストーリーの構成上、容認していただけると幸いです。
・この話はフィクションです。
・この作品オリジナルキャラも人物描写はスキップしている場合があります。言動を参考に想像しながらお楽しみください。
・作品はほぼオリジナル展開であり、オリジナル設定も盛り込んでいます。

・原作のキャラやストーリーに愛がある方は、もしかすると受け入れ難い内容になっているかもしれないので閲覧注意です

これでOKという人はお楽しみください!



1章 2節 『南へ』-1 

竜も3人を乗せるのは、きつかったようですぐにへばってしまった。

 

レーギャルンは大役を任せ、それを立派にこなした自分の竜をレーギャルンは褒めたたえる。

 

後ろを見ると敵が追ってきている様子はないので、いったん先ほどの情報を整理する。

 

奇しくも、話を始めたのはフィヨルムだった。

 

「先ほどの剣士様、南に行けと言っていました……」

 

「どういうこと?」

 

「分かりません。なんの目的があるのか。理由は教えてくれませんでしたが」

 

「それ、相手方からよね。言うことを聞く必要はないと思うわ」

 

レーギャルンがそう言うのも当然である。敵側の提案を素直に受け取るなど、正気の沙汰ではない。

 

「そうですね……」

 

しかし、フィヨルムは納得するものの、あまりいい顔はしなかった。エクラは何故かを詳しく聞いてみる。

 

フィヨルムは答えに躊躇ったものの、エクラが遠慮の必要がないと強調し、フィヨルムが恐る恐る言う。

 

「その、その言葉が、私には裏のない確かな願いであるように聞こえました」

 

「フィヨルム。そんな言葉が信用に足るというの?」

 

レーギャルンはいい顔はしない。しかし、フィヨルムもそれは重々承知だ。

 

「エクラ、どうするのかしら?」

 

エクラはこのチームのリーダーである。チーム内の意見対立をまとめるのはリーダーの役目であるのは、自明の理だ。

 

エクラは考える。

 

レーギャルンの話は正しい。反論の余地はないだろう。

 

しかし、そもそも、自分たちがこの地に訪れた目的を意識しなければならない。今自分たちはこの世界がどんな世界なのかを見極め、ナーガの言う鎖とは何かを探しだし、対処するために何を成さなければいけないのかを考えなければならない。

 

自分達には、目的を成し遂げるための情報が絶対的に足りていない。

 

そんな自分たちに、この世界のエイリークらしき戦士が、わざわざ戦いの中でフィヨルムに南に向かえと言った。それはつまり、罠でもなんでも、南には何かがある。

 

情報を必要としている今の自分達には、危険を踏み抜いてでも、この世界について知ることが何より大切。将来、自分たちを生かし、目的を達成するために。

 

「南には行こう。きっと何かがあるんだ」

 

「本気、貴方、相手の誘いにわざわざ乗るの?」

 

「でも、何もなければ相手もそんなことは言わないはずだ。フィヨルムに防いでもらった魔法も、ゼト将軍が号令をして放ったものだと分かった。自分たちが標的になったとなれば、そのままルネスに赴くのは危険だ。ルネスの状況はまだ判断材料に欠けるけれど、一度この国を離れた方がいい。なら、何か収穫がある南の方が、まだ光明が見えそうだ」

 

「そう。それなら反対はしない。でもまっすぐ行くのはだめね」

 

「うん。迂回しながら、追手がいるかどうかの様子を見ていこう」

 

地図を開く。

 

ルネス王国の南、そこにはグラド帝国が広がっている。正史世界の伝説では、マギ・ヴァル大陸に戦乱をもたらした元凶となった国。向かうのには一抹の不安が残る。

 

しかし、南と言うことは、グラドに行けと言うことなのだろう。

 

ならば迷っている時間ももったいない。

 

「エクラさん。ありがとうございます」

 

フィヨルムのお礼に、エクラは笑みを浮かべながら頷いた。

 

「気にしないで。行こう。まだ探索は始まったばかりだ」

 

3人は徒歩で南へと動き始める。

 

 

 

そのはるか後方、しかし、着実に、彼らを追う姿が会ったのだが、未だそれに3人は気づかないままだった。

 




次回 1章 2節 『南へ』-1

明後日投稿予定
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