ファイアーエムブレム ヒーローズ ~異聞の『炎の紋章』~ 作:femania
……投稿はどうしてもゆっくりですが失踪はしませんよ。まだまだ。
「今日は我々の軍と一緒に、合同訓練に挑んでもらう」
しばらく、同じ場所で手伝いを行っていたエクラたちだったが、ある朝、このような支持をデュッセルから受け、久しぶりに戦闘服に腕を通し、演習場へと向かった。
今回はグラド軍全体での合同訓練で、戦闘員は対魔物用の陣形の確認と、訓練用の木製武器による実戦訓練が行われる。
一方隊長格、軍師は陣形への指示伝達の訓練と、そののちこれまでの魔物との戦い方から有効な戦略について話し合う会議に出席することになる。エクラはこちらに参加することになった。
すでに、いつも手伝いに行く場所の人たちには、グラド軍から直接合同訓練の話は伝わっている。よって、真っすぐ演習場へと向かうこととなった。
グラド軍の演習場は、万を超えるグラドの兵隊を集めてもかなり余裕のある広さだった。
「よく来たな」
演習場についてすぐ、到着を待っていたデュッセルがこちらへと歩いてくる。
「初めての参加だからな。おぬしらには、今回は儂の管轄する小隊の1つとして共に訓練へ臨んでもらう予定だ。小隊にはアメリアを参加させる故、分からないことがあれば彼女に訊くといい。そうだ今回は合同演習ということもあって、お前達にも覚えておいてもらいたい顔ぶれも多い。まずはここから見える範囲で紹介しよう」
デュッセルは順にその方に目線を向け、その紹介を始める。
しかし早速、エクラは驚くことになる。
(ヴァルター……?)
ヴァルターはエクラも知っている。しかし過激な残虐性からグラド帝国から排除されてしまった経歴をもつはず。
しかし、目の前のその男はグラド軍の制服を着て、暴走する様子もない。
「あの男はやや敵を前にすると目に余る殺しをするが、腕の立つ男だ。リオン様も注視せよとは言うが、あの男は戦いに不可欠と多少は容認しているようだ。〈月長石〉の称号を与えられたグラド空軍の双璧となっている男だ」
グラド空軍の双璧。ここの王はあの男をそこまで言うのか。と、召喚したことのある彼を見た、エクラはそのように思ってしまう。
「双璧ということは」
「うむ。あれを見るがよい」
そこにはまた空軍のトップの1人として部下に命令を下している男、そしてその近くにはその男の右腕だろう男がいた。
「グラド空軍〈日長石〉のグレン、そしてその弟のクーガー。奴らはヴァルターとは違って真面目だからな。おぬしらとも気が合うだろう。真っすぐな性格よ」
今度はエクラも知らない名前だった。
「空軍と言うことは、ドラゴンやペガサスを主軸とする部隊ですか?」
「その通り。まあ、ドラゴンの方が比重は多いな。天馬はどちらかと言うとフレリア王国の方が多いからな」
「なるほど」
周りを見ると、訓練に参加する者が徐々に動き始めている。
「そろそろ始まるか。ならば、残りは訓練の中で、と言うことにしよう」
「訓練はどのような内容ですか?」
「今日は皆、訓練用の武器を持った実戦形式で行う。最初は軍師を含めての総演習だ。お主にも出てもらうぞ」
実戦ということもあって、フィヨルムとレーギャルンは兵士の1人として、そしてエクラは小隊の指示役として小隊1つを指揮する。デュッセルの指示した大まかな方針に従って細かい指示をする。
相手はグラド騎士兵団の一部隊。
その将を務める女性のことをあらかじめデュッセルから聞いている。
〈蛍石〉のセライナ。
魔法サンダーストームによる遠距離魔道攻撃を武器とする騎兵魔道士。グラド帝国の中では、リオン、ノールと並び、魔道三柱と呼ばれる魔道将軍といわれている。
彼女が指揮をする兵団に対して、演習場での訓練戦闘が始まる。
エクラが指揮するのはいつもの2人に加え、アメリアやセレフィユでともに戦ったグラド兵と、その兵たちに誘われた同僚がエクラの指揮下に立候補で入ってくれた。その中にはエクラがいつも遊んでいる子供の父親の姿もあった。
「向こうがサンダーストームを中央に落としたら実戦訓練開始だ。おぬしらには左側の平坦な道から来るだろう騎兵団を頼みたい」
「はい」
戦いは相手将軍に攻撃を当てるか、降参によって決まる。
エクラは自分の指揮下に入った人達に指示を出す。
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グラド軍演習場訓練戦
勝利条件 一定時間の経過
敗北条件 エクラの敗走
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出撃準備
今回エクラはアメリアのステータスを確認する。
「グラド見習兵」アメリア LV40
攻 48 速 30 守 35 魔30
武器 重装兵の迎撃斧(訓練用)
威力8(訓練用ではない場合16)
相手に攻撃されたとき距離に関係なく反撃できる。戦闘を行う相手の速さが自分よりも5以上高い場合自分は反撃不可。2距離攻撃の敵は追撃不可。
スキル1 金剛明鏡の構え2
スキル2 守備隊形
スキル3 重装の才覚
自分が攻撃を受ける時、相手の守備力よりも自分の守備力が高いとき、自身の攻撃のダメージ+10。自分は追撃不可。
エクラが知らない武器とスキルを持っているが、面白いスキルを持っているアメリアをうまく使いところ。
(いけない。戦術家としての悪い癖が……自分は軍師、面白さじゃなくて適材適所で戦うんだ)
エクラは自分に釘を刺し、訓練開始のサンダーストームが落ちるとともに、全員に指示を出す。
1章 5節 『最後の国グラド』-6
エクラ「誰と(支援)会話をしようか?」
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フィヨルム
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レーギャルン
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ヨシュア
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デュッセル
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アメリア