軽く流血が入る可能性大
王国騎士団_
「隊長!!」
勢いよくバルトの仕事部屋のドアを開けてきた、燃える赤い炎の様な鎧を着た騎士…「火炎の勇者バーン」。
何やら焦っている様である。
「ドアが壊れるから慎重に開けろ……それで、何か用か?」
「それが……魔界軍が、バビロア王国に侵入しています!!」
「何!?」
魔界軍は、かつてバビロア王国を滅ぼそうとした、魔王を率いる軍団。
放っておけば、大惨事になってしまう。
「分かった。すぐに全員を出動させろ!」
「はい!」
バーンは部屋から出て行き、全員を呼びに行った。
バルトも、仕事を片付け、急いで部屋を出ていった。
ーーーーーーーーーー
同時刻、バビロア王国
「た、助けてくれぇぇぇぇ!!」
「ドレインスラッシュ!」
「あ…ああ…!」
闇騎士(?)が放った「ドレインスラッシュ」が、国民に当たりそうになった瞬間_
「夢符「二重結界」!」
「んなっ!?」
謎の結界が、国民を守った。
「何者だ!?」
闇騎士は再び武器を構える。
「ちょっとあんた、こいつらに手出しするんなら私が相手するわよ?」
「あ、貴方は…」
「貴方は避難してなさい。」
「あ、ありがとうございます!」
霊夢は国民を逃がし、一対一の対戦にした。
「ほう…こいつを逃がすとは…捨て身か?」
「それはどうかしらね?」
霊夢はお祓い棒と札を構え、戦闘準備をした。
「悪いが、俺はお前に構っている暇はない。とっとと死んでもらうぞ。ヒートウェイブ!!」
炎の波が、霊夢に迫る……が、
「遅いわね。」
「避けた…!?」
霊夢は空を飛べる。こんな炎の波など、余裕で避けれてしまう。
「こんなものかしら?」
「ぐぬぬ…」
「次は私よ。 宝具「陰陽鬼神玉」!」
霊夢の放った陰陽玉が、闇騎士に直撃した。
「ぐはっ…!?おのれぇ…!」
「さらにやってあげましょうか?」
ーーーーーーーーーー
同時刻、王国騎士団
「くそ、怪我人が多い…」
怪我人で溢れかえる道を見て、バーンはそう呟いた。
血を流している者が多く、辺りは鉄の匂いが充満していた。
「急いで倒さなければ…!」
バルト達は現場に足を運ぶ。
そして、ついに現場に着いた…のも束の間。
「んなっ…!?戦っている者がいる…」
タンタがそう呟いた。
そう、彼らの目の前にあったのは、赤い巫女服を纏った少女と戦っている闇騎士……いや、「闇騎士ゲボルグ」。
「助けなくていいのか?」
バーンはそうクランに聞くが、
「いや、あの人全然苦戦してないから、助けるまでもない気がするけど…?」
という返答を返された。
「しょうがねぇ、俺だけでも助けに行ってやる」
「あ、バーン!?」
クランはバーンを止めようとするも、バーンは戦場に入り込んでしまった。
ーーーーーーーーーー
「はぁっ、はぁっ…」
「ぜぇっ、ぜぇっ…」
流石に疲れが見えてきたのか、2人は息を切らしていた。
「な…中々…やるな…」
「それは…こっちの…セリフ…よ…」
2人の力は五分五分だったらしく、中々決着がつかないでいた。
「しかし…もう終わりにしてやろう。」
「はっ…それはそっちよ…?」
霊夢は動こうとするが…
体が、言うことを聞かなかった。
「えっ…!?」
「馬鹿め、足首を見てみろ。」
霊夢の足首には、切り傷があった。
「しまった…」
先程「シビレ斬り」を喰らった時に、少し足首に当たってしまい、麻痺症状が出てしまったのだ…
「…でも、これでも何とか…!」
霊夢は「夢想封印」の準備をした。
「私は…妖怪退治の……巫女なんだから…ね!」
霊夢はそう言って、夢想封印の術を唱えようとした…
「馬鹿め、終わらせてくれる!」
ゲボルグがEX技を打とうとした瞬間…
ガキイッ!
何か、剣と剣がぶつかる音がした。
目を向けると…
「…えっ」
「何だと…」
霊夢の目の前にいたのは…
火炎の勇者バーン、だった。
キリが悪いですが、今回はここまで!
流血が入り込んだ…