金属と金属がぶつかり合う音。
反動でゲボルグは退ける。
霊夢の眼の前にいたのは、赤く燃えるような色の鎧と、炎のように燃える模様のマント、そして、赤く、炎のような剣を纏った勇者…バーンだったのだ。
「あ…あんたは…?」
いきなりの事に戸惑う霊夢に対し、バーンは、「下がってろ!」と警告し、ゲボルグを倒す為に、戦闘準備に入る。
ゲボルグは、「小癪な…」と、再び斧を構え、「ドレインスラッシュ」を放つ。
しかしバーンはそれを軽々とかわし、「フレイムソードG」をゲボルグに当てる。
「フレイムソードG」をまともに喰らったゲボルグだが、しぶとく立ち上がり、技の後の隙を狙ってゲボルグが「会心の一撃」を放つ。
「しまっ…!?」
バーンは突然の事に対処できず、慌てて「フレイムシールド」で防ごうとするが…
「夢符「二重結界」!」
霊夢の放った「二重結界」により、ゲボルグは跳ね返された。
「…!」
バーンは驚いて後ろ…霊夢がいる方向に振り返るが…
「…さっさとトドメを刺したらどう?」
「はっ…!」
霊夢の言う通り、ゲボルグは先程の衝撃で倒れていた。チャンスは今しかない。
バーンはコクリ、と頷き、ゲボルグに「フレイムソードZ」を放つ。
「これでトドメだッ!」
「フレイムソードZ」を防ごうとするゲボルグだったが、間に合わず、「フレイムソードZ」をまともに喰らった。
「ぎゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」
ゲボルグは断末魔を上げ、現れた魔法陣に吸い込まれていった。
最後に、
「まだ…終わらんぞ…」
と言い残して。
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「済まない。助けるつもりが、助けられたな。」
と、バーンは霊夢に対して謝罪するが、
霊夢は、「こちらこそよ。トドメはあなたに任せっきりだったわね。」と返した。
と、そんな中に、「バーン!」と、名を呼ぶ声が聞こえる。
その声の主は重装騎士クランだった。
「もう、バーンったら…いきなり突っ込んでいっちゃって!やられたらマズイでしょ!全く、誰に似たのやら…」
クランからお説教に対し、バーン「すまない、クラン」と返す。
「…あ、そういえば自己紹介してませんでしたね。…僕は重装騎士クラン。王国騎士団のうちの1人です。こっちは火炎の勇者バーン。彼も、王国騎士団のうちの1人です。」
「…王国騎士団…?」
「王国騎士団」とは何か、と質問をする霊夢に、クランは優しく説明する。
王国騎士団。
それは、「赤の王国」と呼ばれる、「バビロア王国」守る為に作られた騎士達の集まり。
その「王国騎士団」を収めるのが、ジェネラル・バルトというモンスターなのだと。
「成る程ね。大体分かったわ。」
「そういえば、霊夢さんは、どこから来たんですか?」
そう質問するクランに、霊夢は、「タメ口でいいわよ。」と返し、その後に、「幻想郷から」と告げた。
「…それは、どこにあるの?」
…そう、クランに問われた。
歯切りが悪いですが、今日はここまでにします