TV版恋姫†無双OVA…転生者と原作のクロス 作:ヒーロー好き
ありがとうございます
これを記念して恋姫OVA版を投稿したいと思います
おかしな所もあると思いますが楽しんでもらえるとうれしいです
では、どうぞ
孔明、学園に登校するのこと
都会街から少し離れた市街地。そこらに建っている家々の前にある歩道を、一人の背の小さい女の子が何やら慌てた様子で走っていた
「はわわ〜!転校初日から寝過ごすなんて最悪です~!!」
どうやら女の子は学生の様だ。呼吸を荒くしながら走る
「はぁ…はぁ…きゃあっ!」
曲がり角に差し掛かると、突然顔に柔らかい衝撃を覚え、女の子は後ろに飛ばされる。そして尻餅をついてしまう
「あたたた」
「大丈夫か?」
「す…すいません。いきなり飛び出しちゃって」
手を差し出され、それを掴み立ち上がる
「ん?」
視線を向けると長く艶やかな黒髪。目鼻立ちが整っている少女がいた
「(なんてきれいな黒髪)」
「その制服、私と同じ聖フランチェスカ学園の生徒だな」
「あ、あの、私今日が転校初日で、な、なのに寝坊しちゃって、はわわっ!ってなっちゃって」
「ほぉ~、今日が初登校か。ならば、尚更身だしなみをきちんとしないとな」
「へっ?」
「ほら、リボンが曲がっているぞ?」
少女は少し屈み、女の子のリボンを整える
「これでよし」
「……」
少女の綺麗な笑顔に女の子の頬は赤みを帯びていた
「では、行こうか」
「でも…」
「学園はあっちだ」
「え、えへへ…はい!」
二人は学園へ向かうべく歩を進める
同じころ、ある家
「ん~~~」
一人の男の子が起きた
「……もう朝か……」
男は起き上がり、身だしなみを整える。そして朝食を食べ、聖フランチェスカ学園の制服に着替える
「まあ、こんなもんかな」
支度を整え、家を出る
「………」
が、道に出ようとした時、その前に止まる
「………今日もいるよ。毎回毎回、何で居るのかな。しょうがない……月歩!」
そう言うと、空中に浮きあがる
「………やっぱり」
空中に高く上がると、歩道に五十人ほどの女が待ち構えていた
「……毎回、飽きないな」
そういうと、空中を歩くように、その場を後にした
しばらくして、
「そろそろ学校が見えてくるな……ん?」
何かに気付く
「……いない……まさか」
方向転換をし、ある場所に向かった。もちろん空中を歩いて
「………」
そして、ある建物が見えてくる。大きな建物で、傍に、聖フランチェスカ学園女子寮と書かれた看板があった
「……やっぱりいたよ」
何かに気づき、ある窓の前に移動する。すると赤い髪で虎の髪飾りを着けている女の子が慌てて支度をしていた
「………しょうがない」
そう言って、窓をノックする。すると部屋の中に居た女の子が窓を開ける
「あっ!!お兄ちゃん」
「寝坊したのか?遅刻するぞ」
「だって、いつもは愛紗が起こしてくれるのに!!」
「良いから、早くしろ」
「分かったのだ!もう着替えたから一緒にいくのだ!」
「そうか…じゃあ下で待っているぞ」
「あっ!ちょっと待つのだ」
そういうと、外靴と鞄を持ってきた
「これは?」
「鈴々をおぶって欲しいのだ。そうすれば一緒に行けるのだ」
「えっ!でも」
「だめなの」
目に涙を浮かべる
「はあ……分かったよ」
「えへへ」
嬉しそうな表情をし、男の背中に抱き着く
「さて、行くか」
「いくのだ!」
こうして、二人が学園に向かう。もちろん空中を歩いて
しばらくして、学校が見えてくる。聖フランチェスカ学園である。校門前に四人の女子が立って会話をしている
「いた。お~い!」
そう言うと、四人に向かって降りる
「うわ!」
「おはよう」
「何処から現れているんだよ」
「そうですよ。高杉殿」
「勇作殿」
「ごめん。鈴々、着いたよ」
声を掛けるが
「にぁあああ」
高杉の背中で眠っていた
「……寝てるよ」
「はあ」
「あの…貴方は」
「ん?」
「紹介しておこう。この人は高杉勇作。この学園に在学している数少ない男子生徒の一人だ」
「よろしく」
「(……はわわ、かっこいい人)」
すると
「にあ」
鈴々が起きた
「やっと起きたか」
「愛紗……愛紗!」
勇作の背中から降りると、二人はケンカを始めた
「(……こうなったか)」
お昼時
下駄箱付近に位置するパン売場で大勢の生徒達が並んでいる。大群の後方で、一人の少女が財布を手におろおろと狼狽えていた
「ええっとあの、すいません、私もパンを…きゃあっ!」
進もうとしてもすぐに阻まれ、後ろへと弾かれる
「おっと」
すると、また顔に柔らかい感触を感じた。見上げると、
「ご、ごめんな…関羽さん」
「また会ったな」
「えっ?」
愛紗はくるりと購買の方に振り向かせる
「では、突撃開始!」
大群の間をそそくさとくぐり抜け、あっという間に到達した
「さ、孔明殿。私は、と」
愛紗はポケットからメモらしき紙を取り出した。
「本当にありがとうございます。パンを買うのまで助けてもらっちゃって」
二人はパンを購入し、紙袋に積んだ後、自然公園を二人で歩いていた
「なに、困った時はお互い様だ」
「所で関羽さん、もしかしてそれ全部食べるんですか?」
「えっ?違う違う、これはじゃんけんに負けたから仲間の分も一緒に」
〈愛紗〜〜!!〉
「噂をすれば…だな」
「愛紗〜〜!!」
鈴々が走ってきた
「何していたのだ!遅いのだ!」
「すまぬ、パン売り場がいつも以上に混んでいてな」
女の子の後ろにある一本の木の下に。
「いただきなのだ!」
「あ!おい」
鈴々は紙袋を取る
「麦で作るからパンなのだ!お米で作っても気にしない!」
訳の分からない歌を歌ってはしゃいでいた。木の下まで行くと仲間である二人の少女がいた。紙袋からパンをどさどさと出していく
「えへへ、鈴々のはこれとこれと」
「おい!その馬刺しサンドはあたしのだぞ!」
「あ、ごめんなのだ」
「よこせ」
茶髪の少女もパンをもらい、水色の髪の少女は弁当を広げる
「ない!ないのだ!鈴々の大好物の穴子サンドがないのだ!」
「いや~、穴子サンドは売り切れで買えなくて…代わりに最初はこってり、後味さっぱりのこっさりラーメンサンドを買っておいたから、それで我慢してくれ」
「そんなのじゃダメなのだ!鈴々は一日一個穴子サンドを食べないとお腹から空気がもれて力がでない…ってあぁー!!」
鈴々は孔明の紙袋を見るや否や大声を張り上げる。孔明が抱えている紙袋の中には穴子サンドが一つ入っていた
「どうして!?どうしてお前が鈴々の穴子サンドを持ってるのだ!?」
「あの、これは私が…」
「よさぬか鈴々。これは最後の一つを孔明殿が買ったものだ」
愛紗は暴走気味になっている鈴々を止める
「でも、鈴々は毎日お昼のメインは穴子サンドって決めてるのだ!」
「ご、ごめんなさい…私そのこと知らなくて…」
「なにもそなたが謝ることはない。責めを受けるなら買えなかった私であって…孔明殿が気にすることが」
「何で何で何で何でなのだ〜!!何で愛紗は姉妹の契りを結んだ鈴々より、そんなやつの肩を持つのだ!?」
沸騰したやかんのように鈴々は怒りだした
「お前の事を妹だと思うからこそ!姉として我儘をたしなめてやっているのだ!」
「妹が欲しがっているんだから譲ってくれって頼んでくれてもいいのだ!!」
「それが我儘だ!!」
「はわわっ!」
「やれやれ…」
孔明はどうすればいいか分からずにおり、後ろの方にいる二人もため息をついていた。
「愛紗のバカァァァァッ!!」
「あ、こら!待て」
鈴々は涙目になりながら走り去っていった。途中で転ぶが立ち上がり、走り去る
「ふんっ!」
そっぽを向く愛紗
「全く、食い物の事位で仲違いとは、情けない」
「生徒会長戦も近いってのに、こんなことじゃ先が思いやられるな」
「生徒会長戦?どなたか生徒会長に立候補されるんですか?」
「あ、いや、この学園はちょっと変わってて…大将一人に武将二人それに軍師一人を加えた四人を一チームとしてトーナメントに出場し、様々な競技で競い合って、最後まで勝ち残ったチームの大将が会長になるというシステムになっているのだ」
「それじゃあ…」
「ああ。我ら四人は、関羽を大将にして、生徒会長戦に出る予定だったのだが…」
「すいません、そんな大事な時なのに、私のせいでこんなことになってしまって…」
「なに、悪いのは鈴々の方なのだから、孔明殿が責任を感じることではない」
「けど、まじでどうすんだ?張飛抜きじゃ面子が足んないぞ?」
「そうだぞ。確かにあやつはバカだが、筋金入りのバカだけあって、あの馬鹿力は武将としてそう馬鹿にできんぞ?」
「ちょっと馬鹿バカ言い過ぎじゃあ…」
「心配するな。しばらくしたら…やっぱり鈴々が悪かったのだ〜とか言って、泣きついて来るに決まってる」
「…だといいがな」
星の一言で、その場は少し暗くなった
「皆、何やっているんだ!」
声がした方に視線を向けると、
「高杉殿」
高杉勇作がいた
「暗くなって」
「はわわ!」
「何を驚いて?」
「いえ、男の人見たのはすごく久々で」
「まあ、そうだよな」
「高杉殿」
「ちょっと、星!」
水色の髪の少女が抱き着いてくる
「うふふ」
「おい!星!いったい何をやってる!」
「何をって、翠」
「お願いだから、抱き着かないで、二人の視線が」
愛紗と翠が高杉に嫉妬の眼差しで睨み付ける
「あの…すいません」
「どうした?孔明殿」
「この学園って女子高ですよね。けど何で男である貴方が」
「ああ、実は…俺のおじ、この学園の学園長なんだけど、一緒に住むことになって、この学校に編入してきたんだ」
「そうなんですか……問題はなかったのですか」
「この学園の生徒の中から嫁さんを探せという条件付きで、編入できた」
「よ、嫁!……はわわ」
「仕方あるまい!今の時代、男女の比率が1:1000、男子一人に対して女子は1000人の割合なのだ」
「政府の政策で一夫多妻制だが、世の男はあまり積極的じゃないし」
「まあ、高杉殿は他の男とは違い、少し誘惑すれば、コロッと」
「俺は種馬じゃない!」
「まあまあ」
「それに、無理矢理に婚約することはしないよ。相手の気持ちも考えないと」
「へえ」
「けど、毎日のように家の前に女の人が待ち構えているけど」
「大変ですね」
「まあね、まあじっくり考えるよ」
そういうとその場を立ち去る勇作であった
「………」
「あの、皆さん、もしかして…高杉さんのこと」
「な、何を言って」
「そ、そうだぜ、そんな」
「そう言うな。愛紗も翠も勇作殿ことが好きであろう。むろん私もだが」
そういうと顔を赤くする二人であった
「はわわ」
孔明の顔を赤くるのであった
「(さて、当の本人は誰を選ぶのやら…むろん負けるつもりもない)」
特別棟の二階に位置する理科室
「甘寧、これはどういう事だ!」
「申し訳ありません、周瑜様…」
周瑜は机をバンッ!と強く叩き、甘寧は目を伏せて謝罪する
「私は穴子サンドを買ってこいと言ったのだぞ?それなのに間違えて、夜のおやつ鰻サンドを買ってくるとは、なんたる失態…!」
周瑜は鰻サンドを手にとり、わなわなと握りしめている
「穴子サンドは購買部でも一二を争う人気商品。売り切れる前に確保しようとつい焦ってしまい…」
「言い訳は聞きたくない!」
周瑜は甘寧を激しく叱咤する
「周瑜、もうそれぐらいでいいだろう?たかがパン一つでそんなに叱る事もあるまい」
孫権は教卓にもたれ、腕を組んで仲裁に入る
「そうよねぇ。それより早くお昼御飯に…」
「し~っ!尚香様…」
「何を甘いことを!」
周瑜の大声にシャオと陸遜はビクッと肩を竦める
「孫権様!兵糧の確保は戦の基本。それを疎かにしては、大事を成す事など夢のまた夢」
「それはそうかもしれぬが…」
「全く、生徒会長戦も近いというのに、この体たらく。進学先も就職も決まらぬまま、敢えなく卒業されてしまった孫策様がこの有り様を見たら、なんと仰られるか……」
周瑜は嘆くように息をつく
今の彼女が家でテレビゲームをぐうたらやっている孫策であった
「姉上の事を言うな!私には私のやり方がある!」
いつの間にか孫権と周瑜はお互いに睨みあう形になり、その場の空気が重くなる
「何とかしなさいよ。お昼たべられないじゃない!」
「そう言われましても」
他の三人もどうにも出来ずにいる
バン
と音がし視線を向けると
「はいはいそこまで」
勇作がいた
「「「高杉殿!!」」」
「高杉さん」
「勇作!」
「何をケンカしているの」
「高杉さん……いったいどこから」
「窓から」
「ここ2階ですよ」
「別に大したことないよ」
「ねえ、勇作…一緒にご飯食べよう。ここじゃあ心地悪いし」
「ごめん、この後、おじ、じゃなくて学園長に会いに行くことになっていて」
「そうなの」
「ああ」
「じゃあ、今度二人きりで食べよう」
「二人きりって」
「もちろん私と、蓮華姉様と違って消極的じゃないし」
「小蓮!!」
「ねえ、良いでしょう」
「……考えておきます」
「うふふ」
小蓮は姉に向けて視線を向ける
「ぐぬぬ」
「あの…ケンカはほどほどにね」
そういって、理科室を出た
午後の授業も終わり、生徒が早々に下校していく。空は夕焼けに染まり、屋上の手すりにもたれている周瑜を照らしていた。周瑜はふぅ、と静かに息を吐く
「孫権様は甘すぎる…」
周瑜は橙色の空を見上げた。そこにはかつての主、孫策が映っていた
「生徒会長の座を目指しつつも、志半ばでいってしまった雪蓮…」
「まだ生きてるわよ〜〜?』
「あなたの頼みだからと、これまで仕えてきたけれど…我が主に相応しい器かどうか、一度確かめてみるか……」
周瑜の眼鏡が太陽に反射して、キラリと怪しく光った
そのころ勇作は
「さて、俺は帰るよ」
「そんな…もう少しここに居ても良いのよ」
「あのね、もう下校時間だよ。それにまだまだ仕事あるでしょう」
「そうだけど、家族水いらずに話したいだけだと」
「けど」
「もう…そんなに照れなくてもいいのよ、何なら私の熱いキスを!」
「……剃」
低い声とともに瞬間移動し
「指銃!」
人差し指を弾丸の速さで突く
「もう…冗談なのに」
が、学園長はその場から素早く移動し、勇作の後ろに居た
「冗談でもたちが悪いわ」
「もう」
「はあ、ご飯作っているから、早く帰ってきてね」
「ありがとね、むふふ…それと」
「ん?」
「貴方、良い嫁さん見つけたかしら?」
「……」
「そんな目をしないの!ゆっくりで良いから」
「簡単に言わないでよ…本気で愛してくれる人がいるとは限らないだよ」
「……」
勇作は部屋を出た
「(俺は声が聞こえるだよ…相手の声が。確かにここの皆は違うかもしれないけど……まだ駄目なんだよ)」
どうでしたか。ここで世界観と高杉勇作の詳細を書きます
世界観
現代とあまり変わりはないが、男女に比率が1:1000。男子一人に対して女子は1000人の割合であり、男子は少ない。そのため、政府は一夫多妻制を制定し子供の人数を増やそうとしたり、人工授精で子供を増やそうとするが成果はイマイチ。さらに貞操観念が若干逆転しているため、男子が小作りに対して消極的になっている。政府も子供が出来たら援助金を出したりして対策を立てているが、男を襲う女子が逆に増えてしまう結果になってしまい、男子はさらに消極的もしくは女子恐怖症になったり問題が起きてしまっている。男子を保護する法律も制定し改善に取り組んでいる
高杉勇作の詳細
名前:高杉 勇作 たかすぎ ゆうさく
年齢:17歳
身長:180cm
体重:76㎏
容姿:世間からいうとイケメンの容姿
性格と経歴:マイペースで穏やか。若干の女子恐怖症である。現在聖フランチェスカ学園の2年生
彼の両親は勇作が3歳の頃に交通事故で亡くなり、その後、彼は親戚に引き取られてたが親戚をたらい回しされた。彼が5歳の時、筋肉ばけ…もとい漢女の貂蝉が現れ、彼の祖父ということが判明する。家族がいたことに驚く(別の意味でも)が勇作は嬉しそうな表情をする。貂蝉も孫の存在に嬉しそうな表情になる。その後、月に一度、過ごすようになりだんだんと笑顔が増えていった
そして7歳の時、貂蝉の家を訪れた時、ある書物を見つける。その書物には武術の書であり、貂蝉と一緒に読んだり、自力で修行したりして16歳で、六式と見聞色、武装色、覇王色の覇気三種を取得した。
が、見聞色の覇気を取得したことにより相手の心が読めるようになり、ある日、ある親戚が翌日に勇作を性的に襲う計画を立てていることを知る。信じられないと思いながらも貂蝉に連絡したり、証拠が残るように準備をした。そして翌日、計画が実行されることになる。襲いかかる女を覇気と六式で倒していき、気づけば5万人の女子を病院送りしていたという。そして親戚やそれに下端した者は全員刑務所に送られた。親戚どもは勇作をお金を生み出すためのただの道具にしか見ておらず、愛してないとのことだったこのことがトラウマとなり女子恐怖症となってしまった。その日以来、家に引きこもっていたが、中学を卒業を機に貂蝉と同じ家に住むこととなり、元々女子高であったが学園長である貂蝉に助力により、学園の生徒の中から嫁さんを探せという条件付きではあったが編入が許された。
勇作はあまり乗り気でなかったが、愛紗たちの助力もあり少しずつ登校するようになり、今では普通に登校するようになった。がいまだにあの時のトラウマにより人との交流は消極的である。生徒のみんなは勇作に編入の条件をすでに知っており狙っている生徒も大勢いるが、貂蝉の存在により大半の女子生徒が消極的になっている。また学校の外でも勇作を狙っている女子もいるが貂蝉の力や覇気と六式を使ってうまく逃げている