TV版恋姫†無双OVA…転生者と原作のクロス   作:ヒーロー好き

5 / 16
恋姫OVA最終話です

では、どうぞ


群雄、生徒会長の座を狙って相争うのこと~後編~

「泣いても笑ってもこれが最後!この戦いで生徒会長が決まります!」

 

ついに始まる決勝戦

 

「決勝は新加入のはわわ軍師、孔明の奇策で強敵孫権軍を打ち破った関羽軍!皮肉にもその関羽軍を裏切った張飛の活躍によって勝ち上がってきた袁紹軍との対決です!」

 

「……」

 

鈴々は愛紗と視線が合うが、お互い視線を逸らす

 

「(ありゃりゃ)」

 

「競技は自由形リレー」

 

それぞれ選手が準備する

 

「袁紹軍は一か八かで袁紹軍に仕えている時点で人生負けが見えている…文醜選手!」

 

「ちょっとそれってどういう意味ですの!?」

 

「それに対するは、好物はメンマの女体盛りと噂の、趙雲選手…に代わって華蝶仮面選手!」

 

「えっ!!華蝶仮面!!」

 

翼が目をキラキラさせ、身を乗り出す

 

「うおぉ!本物だ!がんばれ~」

 

「落ち着け…翼」

 

「相変わらずのヒーロー好きだね…翼」

 

翼を押さえる勇作と苦笑いしながらツッコム一刀

 

「……はぁ~まったく翼は」

 

その様子をため息をつきながら見る曹操の面々

 

「っていいんですかね?華蝶仮面選手は関羽軍としてエントリーしてないんですが…〕

 

「いいんじゃないんですか?どうせ正体は趙う…」

 

 

しばらくお待ち下さい

 

 

(失礼しました)

 

 

「両者!いいスタートをきりました!」

 

レースが始まった

 

「バタフライなだけに華蝶仮面が有利か」

 

「関羽軍の次峰は、おしっこは漏らしても決して弱音は漏らさない!馬超選手!」

 

「余計な事言うなよ!」

 

華蝶仮面に代わり、馬超がプールに飛び込む

 

「袁紹軍、次峰!よなよなプニプニお腹を触っては溜め息をもらす顔良選手!なお趣味はムダ毛処理のことです」

 

「それは別に趣味でやっているわけじゃ…」

 

「そんなことはいいから早く!」

 

「えっ?あ、えい!」

 

文醜に急かされ、急いで泳ぐ顔良

 

「もう!なにやってますの!」

 

「うぅ…」

 

大声で叫ぶ袁紹に対し、ビート坂を持った孔明は不安の表情を浮かべる

 

「ぷはっ!頑張れ孔明!」

 

翠はタッチし飛び込む孔明。それに続いて袁紹も飛び込む

 

「おっしゃ~」

 

「おお」

 

ビート坂を使って頑張る姿を見せる孔明を見て勝ちを確信するが

 

「……」

 

浮き輪を使っている袁紹を見て、文醜は項垂れる

 

「そっか、麗羽様泳げないんだっけ…」

 

「ええ、これはこれでいい勝負ではないかと」

 

盛り上がらない実況をしていると

 

「ねぇ、お母さんは?」

 

「ちょっと、大人の事情で…」

 

黄忠先生の娘の璃々ちゃんがやってきた

 

「孔明殿!しっかり!」

 

一生懸命泳ぐ孔明を励ます愛紗

 

「あと少しだ!がんばれ」

 

そしてタッチする孔明

 

「はぁ…はぁ…」

 

「よくやった」

 

孔明を褒めプールに飛び込む愛紗

 

「……」

 

それをどこか寂しそうな眼で見つめる鈴々

 

「……」

 

その様子を見た勇作は席を立ち、ある物を取りに行く

 

「はい、タッチ……っ!!」

 

袁紹のバトンタッチで鈴々はスタートする

 

「早い!これは早い!張飛選手、関羽選手を抜き去ってさらに差を広げていきます!」

 

ロケットスタートした鈴々はどんどん泳ぐ

 

「やはり水中では水の抵抗が少ないお子ちゃま体型の張飛選手の方が断然有利のようですね〕

 

「へぇ?」

 

「なんで明確実況出来るんだよ」

 

「やっぱり黄忠先生の娘だよ…璃々ちゃんは」

 

翼と一刀はツッコミを入れる

 

「(くっ!このままでは負ける)」

 

焦る愛紗

 

「(へへ…ざまみろなのだ!このままぶちぎって愛紗を…)」

 

しかし、鈴々は動きを止めてしまった

 

「(しまった…穴子サンド一口しか食べなかったから、おへそから空気が漏れて力が…)」

 

力が入らず、鈴々は深く沈んでいく

 

「(愛紗、ごめんなのだ…鈴々が悪かったのだ……)」

 

薄れゆく意識の中で見たものは、自分に近づく大好きな姉の姿だった

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「…鈴々!しっかりしろ!鈴々!」

 

「……愛紗?」

 

ゆっくりと瞼を開けると、心配そうな姉の顔があった。周りには同じように心配している仲間の姿があった

 

「よかった…気がついたんだな!」

 

「あれ?でも、なんで?鈴々、愛紗と勝負してたんじゃ…」

 

「途中で溺れた張飛さんを、関羽さんが助けてくれたんですよ」

 

「どうして?どうしてなのだ?鈴々の事放っておけば…愛紗の勝ちだったのに…どうして?」

 

「鈴々!本当お前は馬鹿だな!」

 

愛紗の瞳から涙が流れている。しかし、表情は笑顔だ

 

「私にとって、お前を犠牲にしてまで得たい勝利などあるものか…!」

 

「愛紗…鈴々が悪かったのだ!もう我儘言わないのだ!」

 

「本当か〜?」

 

二人は泣きながら抱き合う

 

「姉妹っていいなぁ…」

 

「確かに、少し妬けるな…」

 

馬超と星の瞳も微かに濡れていた。

 

「念のため、保健室に行くか?」

 

「大丈夫なのだ、ちょっとお腹が空いただけなのだ」

 

「張飛さん」

 

愛紗に抱っこされる鈴々。横から孔明が声をかける

 

「穴子サンドとってありますよ、後で食べてください」

 

「…孔明」

 

昼間の時に購買の人に頼んでおいた孔明

 

「孔明…色々ごめんなのだ!鈴々は…鈴々は」

 

「もういいですよ」

 

謝る鈴々を、孔明は優しく微笑む

 

「えらいぞ!鈴々」

 

仲間は笑顔で答える

 

「(……なんか場違いだな…俺)」

 

勇作がその場を去ろうとした時

 

「高杉さんもありがとうございました」

 

「え?」

 

「鈴々をスムーズに助けられたもの高杉さんのおかげです」

 

「ん?お兄ちゃんが何かしたのか?」

 

「関羽さんが張飛さんを助けた時に浮き輪を投げてくれたんです。そのおかげで素早く救助できたのです」

 

「別に大したことしてないよ」

 

「お兄ちゃんありがとうなのだ」

 

「ああ」

 

「決勝戦の判定が出ました!」

 

結果が電光掲示板に映し出される

 

「競技中に関羽選手が他のコースに入ったため、それを反則行為と見なし、失格!よって、袁紹軍の勝利とします!」

 

「ついに…ついに私たちの時代が来ましたわぁぁぁぁ!!」

 

袁紹達は抱き合って喜ぶ

 

「おおげさな」

 

「あははは」

 

そして、閉会式

 

「生徒会長戦を見事勝ち抜いた袁紹選手に、学園長から生徒会長の印字が授与されます!」

 

生徒会長の証である金色に輝く印字が渡され袁紹は喜ぶ

 

「続いて副賞として、学園長から祝福の熱〜いキスが贈られます!」

 

「え…!?」

 

「ぶっちゅうぅぅぅぅぅぅ!!!」

 

「いぃやぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!」

 

天国から地獄へ落ちた瞬間であった

 

「「「南無」」」

 

勇作、翼、一刀は手を合わせる

 

「これにて全プログラムを終了します!」

 

 

 

 

 

 

「ここにお母さんいるの?」

 

「ああ」

 

放課後、勇作は璃々ちゃんを連れて体育倉庫に来ていた

 

「黄忠先生いますか?」

 

「お母さん」

 

勇作が扉を叩き、璃々ちゃんが扉の前で呼ぶと

 

「璃々!高杉くんもいるの?」

 

黄忠先生の声が中から聞こえた

 

「お願い助けてくれないかしら…縛られて動けないの」

 

「わかりました」

 

扉を開けると

 

「……ぇ?」

 

縄できつく縛られいる黄忠先生しかもエロい縛られ方で

 

「何ですかそれは」

 

「私も気付いた時には…」

 

「誰だよこんな縛り方したの!?」

 

「さあ」

 

「もう解きますよ」

 

勇作はカッターを取り出し、ヒモを切る

 

「ありがとう高杉くん」

 

黄忠先生は解放された

 

「では、これで」

 

そしてその場後にする勇作であった

 

「お兄ちゃん」

 

「高杉殿」

 

校門の前に来ると愛紗達が待っていた。そして一緒に帰る勇作であった

 

 

翼というと

 

「よく食べるね」

 

許緒と張遼と一緒にレストランに来ていた

 

「生徒会長戦があったからね。お腹すいて」

 

「いや、競技に出てないでしょう…それと霞」

 

「なんや?」

 

「くっつぎすぎ」

 

霞は翼の右腕に抱き着いていた

 

「気にせんでええやん!細かいことは」

 

「どこがだ!」

 

その様子を後をついてきた曹操たちが嫉妬しながら見ていたことは言うまでもない

 

 

そして一刀はというと

 

「謝るからもう機嫌直して」

 

「ふん!一刀の馬鹿!」

 

「ごめん」

 

孫権達のご機嫌取りをしているのであった

 




次回から真・恋姫†無双OVAに入ります

次もお楽しみ
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。