TV版恋姫†無双OVA…転生者と原作のクロス 作:ヒーロー好き
豪華料理を味わった後、愛紗達はブリッジへ涼みに来ていた
「いや~、食った食った!」
満足げにお腹を擦る翠
「お腹いっぱいなのだ!」
「って言ったそばから何食べているですか?」
「鈴々、お気に入りのスナック…うまいだ棒、羊の丸焼き味なのだ」
朱里に見せながら説明する
「何十種類も味のある大人気お菓子で、おまけにくじが付いて、銀の虎なら五枚、金の虎なら一枚で海外旅行が当たるのだ」
「うまいだ棒か……。それを見てると、姉上の事を思い出すな」
悲しい表情で発した愛紗の言葉を聞き、鈴々も同様の顔をする
「えっ!?愛紗さん、お姉さんがいたんですか?」
「転校生の朱里が知らないのも無理はないが…愛紗には鈴々と共に、三人で姉妹の契りを結んだ義理の姉がいたんだ。そして勇作の正妻になるはずだったお方だ」
「せっ正妻に!!」
「姉の名は劉備。鈴々と同じようにうまいだ棒が好きで、海外旅行が当たった時は本当に喜んでいたな」
「うん…飛行機に乗る時から水着で大張り切りだったのだ」
「だが、その飛行機が途中で南の海へ落ちて、行方不明に………」
「すみません。辛い事を思い出させてしまって……」
申し訳無さそうに頭を下げる朱里
「いや…お主が気にすることではない」
愛紗は無数の星が並んでいる夜空を見上げた
「それに、私は信じているのだ。どんな苦難に直面しても、姉上なら……のほほんとしたあの姉上なら、きっとどこかの空の下で元気に生きていると……」
「そうなんですか…あのもう一つ聞いて良いですか?」
「何だ?」
「さっき星さんが言っていた正妻ってのは」
「ああ、そのことか」
星は説明する
「勇作達が学園の生徒の中から嫁さんを探すというのは知っているな」
「はい」
「編入当時に勇作は女子恐怖症のあってか…あまり女子とも交流せず学園にも登校しなかったんだ」
「ああ、それにたまに来て交流しようとしてもなぜか気絶する女子が続出したんだ」
「気絶ですか?」
「そうなのだ。なんで気絶するのかわからなかったのだ」
「けどそんなある日、姉上が不良に襲われている所を勇作が助けてな…」
「その時の縁もあってか、二人は交流することになったんだ」
「そして私や鈴々…そして皆と出会い、次第に学校にも登校するようになったんだ」
「その内に皆、勇作の事を好きになっていったんだが…」
「劉備殿が海外旅行に行く一週間前に勇作が劉備殿に告白したんだ」
「告白!!何て?」
「貴方が好きになりました。僕の妻になってくださいってね」
勇作がやってきた
「勇作さん!」
「話し声が聞こえると思ったら桃香の話してたのか」
「すいません」
「気にしなくてもいいよ。それに告白したのは本当だし」
「それで返事は?」
「OKだったよ。条件付きで」
「条件?」
「愛紗達も妻にすることだよ」
「愛紗さん達もですか?」
「ああ、一夫多妻が当たり前だけど…正直に言うと桃香以外に妻を増やすつもりはなかったんだ」
「そうなんですか?」
「けど桃香は…皆で幸せになったほうがいい。私が海外旅行言っている間…愛紗達とも交流してねって言ったんだ」
「そうなんですか…大丈夫なんですか?勇作さん」
「大丈夫だよ…なぜだか知らないけど、また会える気がするんだ。だから大丈夫」
そういうが皆は勇作が無理して笑顔を作っているように見えるのであった
翌朝、船はリゾート地のにゃんばん島に到着した
「皆さん!にゃんばん島にようこそ!夏休みのひと時を南の島でのバカンスでたっぷり満喫してくださいね」
本島を中心に四つの小島が囲んでおり、上空から見ると、猫の肉球の様に見える。白い砂浜に透き通る綺麗な海に天気は雲一つない快晴
「確かに…いい天気だね」
「おい…大丈夫」
これから遊ぶって時に、勇作はあまりの暑さにダウンしていた
「南の島ってこんなに暑いの?」
「大丈夫ですか?」
「おにいちゃん」
「ごめん。少し休むわ」
そういってホテルの入り口の近くにある冷房の効いた部屋で休む勇作であった
「わあ~綺麗な海」
勇作以外の学園生徒達は、砂浜でビーチウェアに腰掛けながら海を眺めたり、壮大な海で夏を楽しんだりと、それぞれ充分に満喫していた
「素敵ですね」
一刀は蓮華達と海で遊んでいた
「一刀…どう?私の水着?」
「最高!」
「ふん!」
ドガ!
鼻の下を伸ばしていたせいか思春に殴られる一刀であった
「はいっ!」
「やっ!!」
季衣と流琉はビーチバレーで遊び、白蓮は審判をしていた
「ふふ…重くないですか?尚香様?」
シャオは砂の上に横になり、大橋に胸の部分に砂山を作った
「うふふ…いいからもっと大きくしなさい」
「はい!」
砂で作ったとはいえ巨乳になっている姿に満足していた
「尚香様?気持ちいですか?」
視線を向けると、小橋が下半身の一部を砂山で大きくしていた
「そっちは大きくしなくていいの!?」
「はい?」
「お~ほっほっほっほ!わたくしのお城が完成ですわ」
麗羽達は砂を城を作っていたが、大波によって壊れるのであった
「華琳さま…サンオイルを」
春蘭はサンオイルを手にと秋蘭は4人分のかき氷をもってやってきたが
「桂花、上手よ。すごく気持ちいわ」
二人がみたのは、うつ伏せになった華琳の背中にサンオイルを塗る桂花の姿であった
「ありがとうございます」
「あん♪そこは後…」
ガク!
「姉上」
がっくり項垂れる春蘭。それを慰める秋蘭であった
「はあ~」
「どうしました?華琳さま?」
「やっぱり翼がいないと寂しいわね」
「……そうですね」
「せっかく新しい水着を用意したのに」
「今、着てる水着がですか?」
「これは別の。新しい水着はホテルの中よ」
「華琳さま!今すぐ着替えに!」
「だ~め。始めは翼に見せてから」
「そんな~」
その言葉にがっくり項垂れる桂花であった
「(翼…次にあったらたっぷり責任を取ってもらうわよ。うふふふ)」
ゾク!
「な!なんだ?」
別の場所、翼は映画のスタントをしていたが、妙な寒気に襲われた
「どうしました?
「何か急に寒気が…」
「風邪ですか?」
「体調は万全です」
「そうですか。気分が悪くなったら行ってくださいね」
「は~い」
「撮影はじめます!」
こうして撮影現場に向かう翼であった
「よ~し!行くぞぉ!それ!」
愛紗がフリスビーを投げると
「がお~」
鈴々がそれに犬のように向かい
ガブ
口でキャッチする
「えらいぞ~鈴々!」
愛紗が鈴々の頭を撫でる
「次、あたし!あたしにやらせて!」
翠も準備するが
「ガアア!」
鈴々が翠を威嚇すると翠も鈴々を威嚇するのであった
「えっえ~と…」
朱里はその様子に苦笑いをする
「当人たちが楽しいのだからよいではないか」
星はうまいだ棒を食べながらいうのであった
「ほら見て月」
「うふ…かわいい」
月と詠は海岸でカニを見ていた
「「ん?」」
すると恋が近づいてきて
「恋も、かわいいの見つけた」
そういって手にもっているカブトガニを見せる
「うわっ!」
「きゃあ!」
月と詠は驚き、顔が真っ青になる
「足がいっぱいでかわいい」
「すぐに返してください!!」
そんなこんなで生徒たちは遊んでいた