私は私の日常を守るだけ   作:yudaya89

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 あけましておめでとうございます。

 今年も駄文ですが、よろしくお願いします。


第02話「高校生になったら」

 

 

 

 西住みほ・・・確か・・・確か・・・あれ?なんだっけ?でもあいつは、何か重大な事件を起こしたような気がする。西住には申し訳ないが、関わらないように忠告しよう。そういえば俺のストレスがMAXになったら俺はどうなるんだろうか?俺が消えるのか?

 

 

 

 中学最後の試合が終わり、私は黒森峰女子学園に入学する事になった。しかし、中学と違い、全国から優秀な人材が入学する。そして篩にかけられ、全国大会に出場できるレギュラーが選抜される。それに選ばれなければ、3年間2軍、3軍で過ごす事になる。でも私では1軍レギュラー入りするのは難しい状況。しかし『俺』の協力を得られれば、チャンスはある。

 

 

 昔から何をやっても普通・・・テストでも平均点は70点台、戦車道での射撃の技術も普通、容姿も普通・・・私だって、私だって、輝きたい!!あの試合で最後の車両を撃破した。その時、皆から「凄い」と言われた。その言葉は・・・その言葉は、今までの人生で私の心に・・・心の奥底に強く響いた。だから、その言葉を又聞きたいと思った。

 

 

 

 

 

 

『何故俺がお前の中に居るか、知ってるか?』

「私に普通な生活を送らせるため」

『そうだ。だったら、その話に俺が協力すると思うか?』

「分かってる。でも『俺』に協力してほしい』

『・・・』

「ダメかな?」

『後悔しないか?』

「え?」

『確かに、「認められたい」という気持ちは分かる。だがな、最初は「凄い」と皆が言ってくれる。だがな、そのうちそれが『普通』になる。その『普通』は『俺』が言っている「普通」とは全然違うぞ?だから、何れその『普通』に押しつぶされて潰れる・・・その時に後悔しないか?』

「・・・」

『もう一度考えろ。これは戦車道に限った話じゃない。社会でも言える事だ。キツイ言葉だが、お前にはそこそこの実力はある、努力もしている。でも普通止まり・・・今以上の努力でレギュラーになっても、そこから、今まで以上の努力をしないと、下に抜かれてしまう。その時お前は絶望する・・・「自分には黒森峰は荷が重すぎた」と、そして後悔する。まぁ話は終わりだ。またな』

 

 

 

 

 

 完全に論破された。

 

 

 

 

 

 

 

 

「あんた最近どうしたの?」

 同じ車両に乗る同級の車長から声を掛けられた。

「どうって?」

「いや、最近ずっと考え事してるようにみえるから」

「私、黒森峰でやっていけるか不安で」

 まぁ間違ってはいない。

「あ~、分かるよ」

 本当に?適当に話合わせているだけじゃないの?

「私も2年の時にこのまま進学してもいいのかな?って考えて、色々な人に話を聞いたの。で、自分で「私の戦車道はここまで」って決めたの」

「え?どうして?」

「これから先、私の車長の能力じゃ、黒森峰女学院では通用しない・・・そう感じたの。ナナは女学院の練習見に行った?」

「うん。凄いレベルが高い」

「そう、でもねあの時見た練習風景って、2軍なんだよね」

「・・・」

「あのレベルで2軍なんだよ。私達の先輩だって居た。その先輩と話したけど、3年になったら辞めて受験に専念するって言ってた。もう1軍入りは諦めているって。私は高校生活を無駄にしたくない」

「だから高校では戦車道をしない」

「うん。高校も違うところに進学するつもりだから」

「その高校に戦車道があったら?」

「確かそこそこさかんだったけど、私はしないと思う。私は答えを出した。ナナも答えを出して進学しなさいよ。じゃないと、後から後悔するだけよ」

「ありがとう」

 

 

 

 

 

 私は・・・後悔をしたくない。

 

 

 やらなくて後悔するより、やって後悔する。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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