私は私の日常を守るだけ   作:yudaya89

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第03話「高校生になったら2」

『それが答えか?』

「うん、黒森峰でレギュラーになる。私だって輝きたい」

『分かった。じゃあ頑張れよ』

「え?」

『ん?』

「協力してくれないの?」

『え?・・・なんで?』

「なんで・・・って」

『そもそも、お前が黒森峰でレギュラーになると俺になんのメリットがある?』

「・・・無い」

『そうだろ?俺は「普通」を望んでいる。しかしそれをお前は望まない。俺が協力して得られるメリットは無い。お前にしかメリットが無い』

「体の所有権に関しては?」

『却下。俺はそれを望んでいない』

「じゃあ望みは何?」

『その望みをお前はかなえてくれるのか?』

「そ・・それは」

『いいか?これはビジネスだ。自分が協力する事で、どのようなメリットが得られるかを相手に提示する、もしくは実演する。そのメリットも大きすぎてはイケない。うまい具合に利用される恐れがある。同等、もしくは少し上の条件とするといい。あくまで相手とはwin-winの関係を築く必要がある。分かるか?』

「でも相手が自分より上の場合は、難しいよね?」

『その通り。このwin-winの関係は、自分と同等の立場の人間と築けやすい。上の人間とは「貴方が私を使う事で、このぐらいのメリットを生む事が出来ます。だから使ってください」といった売り込みになるな』

「私なら、「私を砲手にする事で、撃破率が上がり、予期せぬ遭遇戦でも勝率が上がります」と売り込む訳だね。」

『そうだ。逆に下の人間は大切にしろよ。有る程度信用があれば困った時なんかに、動かしやすい』

「なるほど、最初に色々優しく教えて、困った時に無償で手伝わす・・・と」

『でもあまりやりすぎると、一線を越えかねない。ある程度の距離は必要だ。といった感じで今後交渉をする必要が出てくる』

「分かった」

『今回の講義代及び協力代として、①体の使用権(ナナに拒否権有)②これから入る収支の30%を『俺』に融通する。でどうだ?』

「①はいいけど、30%は多すぎる!25%」

『まだまだヒヨッコのお前に交渉は無理だ。諦めて30%で諦めろ。それと、もしも今後お前が選んだ道で「絶望」するようなことがあれば、『罰ゲーム』受けてもらうからな』

「罰ゲーム?内容は?」

『内容を言うと罰にならないだろ?まぁ気にする事は無い。霧林ナナは後悔しないだろ?じゃあ話はここまでだ。じゃあな』

 

 

 

 

 

 

 今後私は新入生テストを受ける必要がある。砲手に関してはたった一発しか撃てず、それを外すと終了となる。内容は毎回変更となり、合格者は少ないとの事。合格すると、レギュラーもしくは控えになる。だから私に交渉術のような話をしたのだろう。

 

 

 合格後、自分をうまく現レギュラーに売り込めと言う事だ。

 

 

 先にお手本を見せてほしい・・・・『俺』に

 

 

 

 

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