大分間が空きましたが。
なんとかやってます
circle カフェラテア
夜神視点
「お疲れさん、紗夜」
俺は、個人練習の付き合いで紗夜と一緒にcircleで
ギターの演奏に付き添いでいた。
もちろん、他のメンバー4人はこの事を知らない
「ええ、夜神さんもお疲れ様でした」
「にしても、個人練習に付き合ってくれって言われた時は
あれ?バンドに専念するんじゃないか?って思ってたのに…
もしかして、寂しかった?」
鎌をかけるようにと、俺は紗夜に
尋ねる。
彼女は口に含んだコーヒーを吹き出しそうになるが、こらえた後
俺の方に向いた
「な、何を言ってるんですか…
そ、それに時間に余裕があったので、夜神さんに色々と
聴いて貰いたかったんですよ…」
「そっか、ところで紗夜
この後用事はあるのか?」
「この後ですか?
家でギターを弾こうと思ってましたが
何処か行きたい場所にも?」
「家で居て、ストレス溜まるだろ?
カラオケ行こう?カラオケに!」
「か、カラオケ…ですか…」
「あれ?苦手だったのか?」
「…いえ、苦手ではありません
たまにはリフレッシュ気分でカラオケに行くのもいいかもしれませんね。」
そう言い、紗夜は
カップに入っていた飲み物を飲みほどし
カウンターに返して、ギターを背負い
カラオケがある場所へ向かっていった
カラオケ店
店の中に入り
支払いを済ませて、部屋に入っていく
背負っていたギターケースを壁に置き
部屋を少し暗くして、テーブルの上にマイク二つ置いであった
「さて、着いたけど。
何か頼みます?ジュースは俺が持ってきますので」
「ええ、お願いするわ」
「あと、メニューにポテト頼んでも良いですからね?」
ポテトと言う言葉を聞いた紗夜の姿は少しだけ顔を赤くした表情をしていて。目を逸らしながらも小さな声で「ありがとう」と伝えた
紗夜視点
午前は、夜神さんとギターの個人練習に付き合ってもらってました
午後には、家でギターを弾こうと思ってましたが
夜神さんにカラオケに行こうと誘われたので
私としては、来週のライブで演奏と共にやりながら歌う事もあったのでそれも含めての良い機会だと思って行くことにしました。
「さて…なにを歌おうかしら…あら?これは…?」
たまたま目に付けたのは。
1ヶ月前に発売した曲が画面に表示されていた
私は、それを押し
マイクを持ち、そして。歌い出した。
夜神視点
ドリンクを入れるため、
紗夜のコップを持っていき歩いて行く
「っと、えーと紗夜は…お茶?
いや、甘いもの…メロンソーダでいいか」
コップを二つ持ちながらさっきの道に戻り
扉を開けた。
隙間から顔を少しだけ覗くと、紗夜がマイク持ちながら
画面に向かって歌っていた。
「〜♪」
「(しばらく見とくか…にしても
上手いな、紗夜)」
数分後…
「ふぅ…って!?
夜神さん、いつからいらっしゃんですか!?」
「途中までだが…
いい歌だったぜ☆」
「そ、そうですか…」
「うんうん
あと、ほら、紗夜」
歌い終えた後の紗夜の近くに
ドリンクを置いた。
「次、夜神さんの番ですよ。はい」
「ありがと
でもな…歌う曲がない…」
「…え?歌う曲がないって…」
「あはは…自分で言うのもあれだけど
あんまり、歌いたい曲がなさすぎて…」
「…夜神さんって
私のイメージでは、かなり歌うのがお好きかと思ってましたが…
なら、私がさっき見つけた曲を、押しますがそれでよろしいですか?」
「え?いや。
それじゃ」
言い切る前に紗夜は画面をタッチし
それが、テレビの方に受診される
そこに映し出された文字は
「奏…か」
「これなら、歌いやすいとは思いますよ。」
「それじゃ一曲。いくか!」
しばらくして、何時間か経ち
何曲か歌った後、そろそろ退室の時間になった
「そろそろ上がりましょうか」
「だな。
お会計、俺が済ませとくから紗夜は先に待ってて?」
「分かりました。」
紗夜視点
夜神さんがお会計を済ませて来ると言うことで
私はカラオケ屋を出た少し先の人気の少ないところで彼を待っていた。
「(今日、一日中夜神さんと一緒に入られたわね…
ふふ、彼もお人好しだわ…今度どこか一緒にお出かけするのも
ありなのかもしれませんね。)」
「よぉ?お嬢ちゃん?
今一人?」
私の横から、金髪の男がニヤニヤ顔でこちらに近付き
話しかけてきた。
どっかの不良だと思い、無視をした。が。
「おいおい〜無視は酷いな〜?」
「失礼ですが
待ってる人がいるので、お引き取りください」
「待ってる人ってもしかして彼氏?
にしても女の子ひとり残すなんて最低だね〜
俺が遊んでやってもいいんだぜ?」
「しつこいですよ?
警察呼び…ッ!」
言い終わる前に、男は
私も腕を強引に掴み、どこかへ連れて行こうとしていた
それを抵抗するように、堪えたが。
案の定、男の方が力が強く、無理矢理でも引っ張っていくつもりのようだ
「いや、離して!」
「いいから、俺と遊ぼうぜ?」
「(た、助けて…)」
ガシッ!
「!?」
「…!よ、がみさん…」
「悪いな…こいつは俺の大事な人だ
汚い手で触るんじゃねーよ?」
夜神さんは、私には見せたことのない
表情で、不良の男をにらめつけていた。
その不良は青ざめた顔で。
少し後ろに下がりバランスを崩して、その場に尻餅をついた。
「ひぃ…すみませんでしたぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!」
大声を出しながらその人は大慌てで逃げていく
私は安心したのか、その場でしゃがみこんだ。
「はぁ…はぁ…」
「大丈夫か?紗夜」
「はい…私なら大丈夫です…
…あれ、うまく立ち上がれない…」
「ほら、紗夜
俺の背中に乗れ」
「えっ、しかし」
「しかしじゃない
ここに居たら他の人達が来てしまうからな
近くの公園までいくぞ」
「…お願い…します」
私は夜神さんにおんぶされた状態で
公園に向かっていった。
夜神視点
カラオケのお会計に時間かかった原因は
友達の方から連絡きたためで
その後にカラオケ屋の前にいるのかと思い
あたりを探したが、どこも居なくて
少し離れた場所に居たのを確認して、行こうとしたが
不良らしき人に強引に連れて行かせようとしていたので
とっさの判断で俺は紗夜に見せたことのない表情で圧倒させた
その不良達は慌てた様子で逃げていく。
その後、紗夜の方を見るとあまりにも怖がっていたのか
息を切らした状態でしゃがんでいて
その姿を見た俺は
近くの公園まで紗夜をおんぶすることになった。
公園
紗夜 夜神 視点
「大丈夫か?紗夜」
「はい、大丈夫です。
心配かけてすみません」
「いや、俺が紗夜と一緒に出れば良かったと思ってる。
本当にごめん」
「夜神さんの原因じゃないです
私がちゃんと相手の方に構わずに戻っていればこんな事にはなりませんでした。」
「だけど」
「夜神さんは、優しい方です
ですが、自分をあまり責めないでください。」
紗夜は真剣な表情で
こちらに合わせる。
「…飲みもん買ってくる」
そう言い残し、立ち上がるが
「夜神さん、待って」
紗夜に袖を掴まれて
俺はその場で立ち止まる。
「さ、紗夜?」
「…しばらく、私の隣に居ては貰えないですか…」
「…分かった。」
「ありがとう…」
日が沈むまで紗夜は
俺の肩に頭を乗せて
このままの体制で時間は過ぎていった。
次回に続きます