Roseliaのライブが終わって数日経った
学園で氷川とすれ違った時に、ライブ観に来てありがとうございます
と、本人の口からお礼を言われた。
そして、いつも通りに授業を開始して、気が付けば放課後になっていた
放課後 2年A組
「♪」
「へぇ?櫻井さん。ギター弾けるんだね」
「うん、ちょっと意外かも」
「んー?聴いとく?」
「どうする?」
「うーん?じゃ少し聴いておこうよ!」
女子生徒二人は櫻井が持っていた
ギターの演奏を聴きに行く
数分後
「はい、これでお終い
どうだった?」
「うん、凄いよ。
また聴きたいな、ね?そう思うよね?」
「うん!
…ってやばい、今日お母さんに頼まれた買い物あるんだ。」
「えーじゃ早く買い物行かないとね。それじゃ、またね櫻井さん」
「気を付けて帰れよ?」
二人は教室から出て行くところを見た後
夜神はギターをケースに入れて、帰ろうとして
教室から出た時、廊下でばったりと氷川さんと出くわした
「あら、櫻井さん?
今、お帰りかしら?」
「氷川さん?
これから部活ですか?」
「はい、と言っても忘れ物があったので取りに来ただけですが
…そういえば、櫻井さん、この後の予定とかありますか?」
「予定?いや特にないですけど?」
「なら、私の部活見学を見に来てはどうでしょうか?」
「え?良いんですか?」
「ええ、良いですよ
時間が惜しいのでいきましょうか」
花咲川学園 弓道部
遠くにある、的をを正確にピンポイントで当てた氷川は
深呼吸して、そのあともう一つの弓矢を持ち
集中する
「…」
一瞬、矢を放ち中央のその左にほんの数ミリずれて
矢が刺さっていた。
近くに置いてあったタオルで汗を拭く氷川を見て
夜神は拍手した
「凄いですよ、氷川さん」
「ありがとうございます
あら、もうこんな時間ですか」
「あ、本当ですね
片付け手伝いますよ?」
「それでは、的に刺さっている矢を取ってきてもらえませんでしょうか?」
「分かりました」
氷川に頼まれた仕事を頼まれ
矢を取りに行き、彼女の元へ戻る
物置倉庫に入り、片付けをしていた
「これで終わりですね。手伝ってもらい
ありがとうございます、櫻井さん」
「いえいえ」
「あとは教室に戻るだけですね
忘れ物無いですか?」
「ないです」
「それじゃ戻…」
ガラガラと扉がなり
ガチャりと鍵を締める音が聞こえて
二人は扉を方へ向かう
夜神が扉を開けようがするが開かなかった
「…嘘ですよね」
「まさか、俺たちがいる事居ないと思ったから鍵閉めたのか?」
「参りましたね…流石にここしか扉がないので、誰かが開けてくれるまで待つしかないですね」
「窓からじゃ…無理か
鉄格子があるし」
「こういう時に連絡手段がないのが痛いですね
…聞きますけど櫻井さんは今、スマホは持ってますか?」
「すいません、今日充電したまま家に出たため
持ってきてないですね…」
「…」
「…」
「とりあえず、人が来るまでここで待ちますか」
「ですね」
マットレスの上で氷川と夜神は座る
お互い距離を取り、離れていた
「ところで、櫻井さんはこの時間まで何してたんですか?」
「え?あ、教室でノートの書き写ししてて、その後にギター弾いて時間潰してましたね。」
「ギターを?それで、ギターケースを背負ってたんですね?」
「あはは、氷川さんも一曲聴きます?」
「…そうね、聴かせてもらおうかしら?
貴方の"音"を」
「ふむ、それじゃ行きますよー!」
少年演奏中…
「…上手…というべきでしょうか
ただ、音に訛りが入ってる事と、少し音の響きが悪いですね。
手入れはしてますか?」
「あはは…手入れは…サボってて…他は…やってない…だけで…ただそれだけの事…です」
「…私が少し教えましょうか?」
「え?」
「これでも私はRoseliaでギターの担当してるですよ
色々教えられますよ?」
「それじゃお願いします、氷川さん」
「では」
更に数分後…
「後は、音と向き合える事と
しっかりある音を合わせる事が大事だと思います」
「わぁー、ありがとうございます、先輩!」
「いや、貴方と私、同じ学年でしょうか!?
…それは良かったわ」
「ノリ突っ込みと冷静な切り替えが早い…!?」
「ふざけてないで、ここから出る事を考えないと…」
「うーん?誰か来ないのかな」
「少なくても、生徒が居るか、もしくは警備員さんが私たちを、見つけて貰わないと無理ね」
「そっか」
時間が経つ連れににて、気温が少しずつ下がっていく
あたりはだんだんと夜になっていく
「日が落ちてきましたね、氷川さん」
「そうね、
…くしゅん!」
「!氷川、これ着てろ」
「え?あ、ありがとう…」
夜神は自分が来ていたパーカーを
部活着を着ている氷川にかけてやった
「流石にこの時間だと冷え込むからな
例え暖かくなってきても油断すると風邪引くからな」
「…」
「?どうした?氷川?」
「あ、いえ。
さっきまで敬語で話していた櫻井さんじゃないと思いまして…」
「ん、あ、そうか
この喋り方で氷川に話すの始めてか」
「え?」
「簡単に言えば、朝昼はゆったりしてるイメージが高いだろ?
夜だと人が変わる人や変わらない人もいる。つまり朝昼はゆったりモードしてる俺で、夜だとまるで別人に変わるような感じになるって感じかな」
「…つまり、夜だと櫻井さんではなくて、別の人格
になるという事ですか?」
「あー?そう思っても構わん、むしろ…なんていうか
スキンシップも大事だし?コミュニケーションも大切だろ?…あ。
急に呼び捨てして、悪い」
「いえ、私は気にしませんが。多分、他の人が理解するのに時間かかりますよ?」
「うーん説明するのが苦手だ…」
「慣れないことは焦らずにゆっくりと慎重に行うのが大事だと思いますよ?
…それにしても誰も来ないと逆に不安ですね…」
「このままだと、朝までコースだろうなこれ」
「…流石に嫌ですよ、櫻井さんと共にここで過ごすなんて」
「なんかすげー心に傷付くわ…」
「冗談ですよ、櫻井さん」
「知ってますよ
…あ、そういえばこんな噂聞いたことあるんだが聞くか?」
「そうですね、ただ待つばかりじゃどうしても暇が出来ますし
仕方ないですね、噂話を聞かせてください」
「実は…ある女子生徒から聞いた話なんだが…」
「昔、この学園で俺達と同じ状況で閉じ込められた生徒が居るんだってよ
んで、その時は時期的に夏休みだったから学園には誰一人も居なかったんだってよ
もちろん管理人は外で警備してるから当然学園の中には生徒が居るとは思わなかったらしく全体の扉に鍵をかけて締めたらしい」
「それで、その生徒は助けを呼んだんだけど、その声が誰にも聞こえなくて、何時間も叫んだが結局は誰も助けてはくれなかったらしい
気がつけばあっという間に夜になってて…」
「…さ、櫻井さん…その話…」
「あれから何日も経って、夏休みが終わる頃
管理人が行方不明になった生徒を探してこの部室に入ったら…」
「…!」
「遺体となった生徒の姿が発見されて
その隣には遺書があってこう書かれていたんだとよ」
「恨んでやる…絶対に!」
「…」
「ってね…あれ?氷川?
なんでそんなに離れてるんだい?」
「べ、別に怖がってるわけじゃありませんから!」
「ま、その話は本当かどうかなんて知らないけど
時々、この部室から生徒の声が聞こえるとか」
「いや!?やめてください!
幽霊なんているわけないじゃないですか!?」
耳を手で塞ぎ
パーカーを頭に被って壁に寄り添う氷川の姿を見た
「わりぃ、少しからかいし過ぎた」
「もう、こんな話するのやめてくださいね?
わかりましたか?」
「はい、反省します」
「全く…あら?誰かが近づいて来る足音が?」
ガチャリ。と鍵を開ける音がして
氷川と夜神はそちらに視線を向く
「おお、ここに居たのか」
「警備員さん、どうして?」
「学園の見回りだよ
教室にカバンがあってね、もしかしたらまだ居るのかなと思ってね
くまなく探してたら弓道の部室で君達の声が聞こえたから私の腰につけてる鍵を使って開けたんだよ」
「ありがとございます、管理人さん
さ、行きましょうか、櫻井さん」
「そうだな」
2年B組 前
着替えが終わるまでまっててと言われ夜神は廊下で待っていた
教室の明かりが消え、後ろの扉から聞いた音が聞こえてきて
氷川が彼の前に立つ。
「お待たせしました」
「今日は遅いから家まで送るよ」
「ありがとうございます、櫻井さん
…あ、パーカー返しますよ?」
「良いよ、帰るまで着け、風邪引くから」
「…では、お言葉に甘えて」
氷川の表情が赤いようだが、風邪でもあるのかなと思っていたが
本人は別になんともありませんと、答えた
花咲川学園 校門前
「気をつけて帰るんだぞー」
「警備員さんも、お気をつけて」
帰り道
「今日は…その、色々とありがとうございました」
「何がだ?」
「もし、あの場で私一人だったら自分の判断が出来なかったと思います」
「俺もたまたま放課後残ってなかったら
こんな体験出来なかったかもな、こちらこそありがとう?
っていうべきなのかな?」
「さぁ、どうなんでしょうね」
「あはは、そろそろか?
氷川の家は」
「すぐそこですね」
紗夜の指先には自分の家を指す方角へ
そこは、立派な一軒家でもあった。
氷川の家 前
「はい」
氷川は借りていたパーカーを夜神に返した
「すごく助かりましたよ
でも、規則なので次からは持ってこないかと。良いですね?」
「はい…
それじゃ俺はここで」
「あ、まってください!」
「ん?」
「あの…嫌ではなければ良いのですが…
もし、良かったら、下の名前で呼んでもらってもよろしいですか?」
「(唐突過ぎないか!?)
良いよ、俺も、氷川の下の名前。紗夜って呼ぶから。
それで良いよな?紗夜?」
「…!良いのですね?」
「好きに言えよ、そう行ったのは紗夜。お前だろ?」
「はい。また、明日学校へ会いましょ?夜神さん」
私は夜神さんと別れを告げ
家に入っていく、玄関で日菜に外で何やってたかと尋ねて来たので、私は適当に寄り道していたと、日菜に伝えた
次回に続きます