花咲川学園 外 ベンチ
「…いや、だから今なんて?」
「聞いてなかったの?赤点取ると、補習になるって話を聞いていませんでしたか?」
お昼頃、夜神は、紗夜と廊下で待ち合わせして、一緒に昼食をとる事にした。
いつもの場所で食べていると、紗夜はテストがあると夜神に伝えると
無言のまま、目を逸らしていく。
「その顔は…やってない顔ですね…?」
「うぁぁん!!やばい!完全に忘れてたぁー!」
「あの時、教科書のページに紙用紙も挟んで渡したはずよ?
…まさか、見てなかったの?」
「いやぁ…俺はあん時は「ゲームばっかりやってましたとは言わせないですからね?」…はい…」
紗夜の気迫に負けて、何も言い返せない夜神。
「はぁ…仕方ないわね。
テスト範囲の問題、今日の放課後に私のクラスに来てください。それと、予定とかありますか?夜神さん」
「こ、これから塾があ「塾なんて通ってないですよね?」…ないですね」
「うぅ。予定なんてないんで、どうか教えてください紗夜さん!」
「教えるので、聞いてくださいよ?」
「よろしくなりー」
「…」
冷たい目線で紗夜は夜神を見つめる
夜神はしょんぼりと身体を縮めて、体育座りをし顔を伏せた
花咲川学園 放課後
「あら?珍しいわね夜
貴方が必死に勉強するなんて?」
「ちー。か
いや、頑張らないと再テスト受けるのやだし
俺の自由な時間が無くなるからよ…」
「しっかりと勉強すれば苦戦なんてしないわ。でも
頑張りなさい、私はこれから仕事あるから」
「うん、頑張ってなー」
「貴方もね、夜。
それじゃまた」
カバンを持ち、千聖は教室の前で待っていた白髪とピンク髪の少女共に歩いて行った。
「さてと、紗夜の所に行ってみるか」
2年B組
「紗夜」
「夜神さん」
「カバン持ってるけど、ここで渡すんじゃなかったけ?
テスト問題の紙」
「渡してもやらなそうな気がしたので、ちょっと付いて来てもらいませんでしょうか?」
「なんか、すげーやな予感が…」
「大丈夫ですよ、心配しなくても」
「(わーニッコリと微笑み浮かばせてる紗夜さんこわーい
…こりゃ逃げられないな…トホホ)」
帰り道 通学路
「…で、今日は妹さんも夜遅いためと親は相変わらず仕事で
帰って来れないから都合が良かった、と?」
「ダメでしたか?」
「いや、ダメとは言ってないけど
お邪魔してもいいのか?」
「勉強教えてください、と言ってたのは夜神さんですよ?
なので、しっかりと私が教えますので。覚悟してくださいね?」
「…はい」
氷川の家
「私の部屋よ」
「案外シンプルで、良いんじゃないかな?」
「そ、そうかしら
お茶持ってくるからそこのクッションに座って、まっててもらえるかしら?」
紗夜はそう言い残して、部屋を後にする
夜神は言われた通りにクッションに座り、勉強道具など出して
やったりしていた。
「お待たせ、暖かいので大丈夫かしら?」
「ん、ありがと紗夜」
「それじゃ、解らないところあったら私に教えて?」
「全部分かりません!」
「…」
「ごめんなさい、嘘です
本当に分からないところは聞きます、だから獲物狙うような睨め付ける表情見せるのやめよ!ね?」
その後、紗夜にテスト問題のところを教えられながら
時間が過ぎていき、気がつけば21時に回ろうとしていた。
「あぅ…」
「お疲れ様でした
…大丈夫ですか?夜神さん?」
「お疲れ…大丈夫じゃないよ…うぅ
来週のテスト頑張らないと…」
「授業でやった問題なので、大丈夫だと思いますよ?」
「なんとか、頑張ります…」
お腹が鳴り始め
近くにいた、紗夜は、何かを考えていた
「あら?お腹空いたの?」
「そりゃ、頭使えば腹減るわ…」
「…だったら今夜は私の家で夕飯頂きますか?」
「いいね。
…ってちょっとまて紗夜、料理した事あるのか?」
その言葉を聞いた紗夜は、目を逸らした
「で、出来ますわよ…勿論」
「うん、出来ないな」
「…」
論破されて何も言い返せない紗夜の姿を見て
夜神はため息をつきながら。
「はぁ…しゃあない
俺が作りますので、手伝いをしながら覚えてくださいな」
と、彼女にそう伝えた
「わ、分かりました…」
「(なんか、悔しいわね…)」
紗夜の家 リビング キッチン
「おあがりよ!」
夜神が作った料理が食卓に並べられる
2人で食べる量が紗夜と夜神の皿に乗っていた
「凄いわね、この前の料理もそうですが
毎日作ってるのですか?」
「ごく稀にな、スーパーで売ってる麺類しか食べてないけどさ」
「ダメですよ?ちゃんと栄養を取らないと?」
「解ってるよ…ほら、早く食べないとご飯が冷めるから」
「それじゃ、頂きますね」
数分後…
「ご馳走さまでした」
「どう?味は?」
「ええ、美味しいわ」
「良かった、それと勝手にキッチン使わせてもらって悪かった」
「いえ、大丈夫ですよ、後片付けの手伝いをしましょうか?」
「いいよ、使わせたお礼に責任持って洗うから」
「いいえ、私も片付けを手伝います」
「わかったわかった、俺が食器洗うから
紗夜は、洗った食器を拭いてくれないか?」
「分かったわ」
自分達で食べた食器を台所に起き、夜神は長袖をまくって
食器を洗っていく。
洗い終えた食器を紗夜は布巾で食器を拭いていき
しばらくして、片付けも終わらせて
一度、紗夜の部屋に戻って勉強道具などを片付けをした
「今日はお疲れ様、ありがとうな勉強教えてもらって」
「良いのよ、私も色々と楽しめたわ」
「今度、またギターのソロ演奏聴かせてくれよ」
「気が向いたらね」
「期待するよ、それじゃ俺は帰るよ」
「見送るわ」
紗夜の家 前
「忘れ物はないかしら?」
「問題ないよ。
またな、紗夜」
「お気を付けて、夜神さん」
一歩はみ出すと、どこからか声が聞こえて来た
「あーお姉ちゃん!!」
「日菜!?」
紗夜と同じ色をした少女が姉に抱きついていく
猫のようにもふもふしていて、夜神は昔の千聖に似てるなと
思っていた。
「ただいま!お姉ちゃん♪
あれ?その人は?」
「俺は櫻井夜神だけど…君は?」
「アタシ?アタシは日菜!
氷川日菜って言うんだー♪ねね!
夜神って!お姉ちゃんと付き合ってるの?」
「な、何言ってるのよ!日菜!」
「あー♪、お姉ちゃん照れてる〜」
「いきなり唐突に言うんだな…」
「どうなの?お姉ちゃん?」
「そ、それは…」
なんとか日菜に俺たちは付き合ってないと言い
紗夜は日菜とともに家に入って行き、俺は家に帰って行く。
のちにほかの人にバレることになるのだか、その時の俺はまだ知る由もなかった
次回も続きます?