しかし、CCCコラボやアポコラボの復刻が来た時、誰が追加されるんでしょうね。CCCならガトーの疑似鯖か、サクラファイブあたりかなぁとは思いますが、アポはほんとに予想できない。
とりあえず、今年のGWイベントでは月姫コラボに期待したいところですが。
―――……っていうところまでは聞いたかなぁ。
……………………………………………………………………フェ~イ~ト~ちゃ~ん。どうしてそんなことまで話しちゃうかなぁ、もう~。
ヴィヴィオ、一応確認するけど他には何も聞いてないんだよね。私の、その……
―――恥ずかしい話? それとも、秘密の失敗談?
……それ、どっちも同じだからね。
―――とりあえず、フェイトさんに聞いたのはそれくらいかなぁ。あれ? もしかして、実はもっとある?
な、ないない! ホントにないから! ヴィヴィオも、ヴィータちゃんとかアリサちゃんに聞いちゃだめだからね!
―――(語るに落ちてるって、気づいてないのかなぁ?)
う~……こうなったら、私もフェイトちゃんの恥ずかしい話を……。
―――えっ!? そんなのあるの、聞きたい聞きたい!
ん~、例えば……フェイトちゃんが昔男の人を拉致監禁してたことがあるとか?
―――イキナリ犯罪臭マシマシ!? え、それホントの話なの? フェイトさんって、実は危ない人だったとか?
にゃははは……まぁ、一応形の上ではそうなんだけど、実際にはP・T事件の時にアルフの変身を立香さんが見ちゃって、止む無く…だったんだけどね。
それに監禁って言っても、フェイトちゃんが拠点にしてた部屋からは出られなかったけど、それ以外は割と自由だったらしいし。……というか、立香さんが自由過ぎてアルフが呆れたくらいだったわけだけど。
―――自由?
とにかくすることがなくて暇だったからって部屋の掃除をしたり、料理始めたり……まるで逆に居候してる気分だったって。
この辺は、エミヤさんの薫陶の賜物かなぁ。コンビニ弁当とか久しぶりで新鮮だったけど、エミヤさんの料理に舌が慣れちゃっててすぐに飽きたんだって。で、フェイトちゃんも食事とかちゃんととってなかったらしいし、お節介というか面倒見の良い人だからね、放っておけなかったんだと思う。それでお粥とか野菜スープとか、消化にいいものを作ってあげてたみたいだよ。
まぁ、それでも監禁されてる側の立場でそういうこと始めるあたり、そういう時のあの人の“あえて空気を読まない”スタンスは凄いよね。図太いというか、鋼の心臓というか……。
―――あ~、なるほど~。でも、立香さんの料理って食べたことないなぁ……。
私も食べたことはないけど、アルフが言うには「普通」だって。特別美味しくはないけど、別に不味くもない。男料理としては「こんなもの」レベルらしいよ。リンディさんと比べるのは可哀そう、とか言ってたっけ。
あ、でも……
―――でも?
フェイトちゃんは今でも偶に作ってもらってるらしいよ。それも、当時と同じメニューで。
しかも! 珍しいことにフェイトちゃんから“おねだり”して。
―――えぇっ!? あの、人を甘やかしてばっかりのフェイトさんが“おねだり”!?
ビックリでしょ。私も初めて知った時は驚いたよ。あのフェイトちゃんがすっごく申し訳なさそうにしながら、それでもハッキリとワガママ言ってたんだから。……正直、あれは真夏だったけど雪が降るかと思いました。
―――わかる、気持ちはすっごくよくわかる。
ふふっ♪ 懐かしいなぁ。顔を真っ赤にして恥ずかしがってる割に、フェイトちゃん全然引き下がろうとしないんだもん。立香さんは「もっと上手な人がいるから……」って任せようとするんだけど、「ヤダ」「立香が良い」の一点張り。折れて作ったとしても、無理にクオリティをあげると「あの時の味じゃない」って涙目になるから作り直し。
ようやく納得のいく味になった時のフェイトちゃん、すごくホッとした顔してたっけ。安心したような、リラックスしたような……そんな顔。あの頃のフェイトちゃん、本当に張り詰めてたから……立香さんがいてくれて、随分救われてたんだと思う。
きっと、懐かしんでいたのは味じゃなかったんだね。もっと別の、フェイトちゃんにしかわからない何か……。
おふくろの味…って言うとちょっと違うけど、ニュアンスは近いんじゃないかなぁ。
―――そういうものなのかなぁ……というか、私は未だにフェイトさんがワガママを言う姿が全く想像できない。
無理もないとは思うよ。なにしろ、リンディさんやクロノ君がヤキモチ妬いたくらいだから。
まぁ、立香さんもフェイトちゃんにはリンディさんたちに甘えるように言ってたみたいだし、段々できるようにはなっていったんだよ?
ただまぁ、やっぱり“流石”としか言いようがないけどね。あのフェイトちゃんに自分からワガママを言わせちゃう人間力、見習おうと思ってできることじゃないよ。
曲者揃いのサーヴァント達を繋ぎ止めて、何のかんの言いながら力を貸さずにはいられない。そんな、カルデアのマスターだからこそできたことだと思う。
―――へぇ~……フェイトさんの思い出の味、かぁ。私も食べてみたいなぁ……。
あ~、それはちょっと難しいかな。フェイトちゃん、他のことはともかくこれに関しては凄い独占欲だから。私もお願いしたことあるんだけど、「取らないで」って泣かれたもん。
立香さんは立香さんでフェイトちゃんにだだ甘だしねぇ。というか、フェイトちゃんを甘やかすのが半ば趣味みたいになってるから、あの人。遠慮して恥ずかしがるフェイトちゃんをあの手この手で甘やかそうとして……
―――その結果、うちに逃げてくる、と。え、それも昔から?
そうだよ~。「ダメになりそう」って言って、私のうちとかはやてちゃんのところによく逃げ込んでたんだから。今ならともかく、普通にハラオウン家に帰ればいいのに、どうしてだったんだろうねぇ。
―――いやぁ、それはクロノさんがヤキモチ妬くのが分かってたからじゃないかなぁ……。
あ、なるほど。
そういえば、クロノ君に遠回し…というか、要領を得ない感じで相談されたことがあったっけ。年頃の女の子の気持ちがどうとか……。
―――ちなみに、ママはなんて答えたの?
………………………………………立香さんに相談してみようって言いました。
―――ママ、それは……。
言わないで。そうだ、あの時クロノ君「君に聞いたのが間違っていた」ってすぐに帰っちゃったんだ。
―――当然だと思います。
……はい。
―――でも、それでようやくわかった。クロノさん、なんであんなに立香さんにツンケンしてるのかと思ったら、そういうことだったんだぁ。
まぁ、他にも色々あったからねぇ。
エイミィさんの話だと、お風呂に入っていたところにフェイトちゃんが入ってきて驚いた拍子に頭を打ったとか、寝惚けたフェイトちゃんがお布団にもぐりこんできて眠れなかったとか……。
―――それ、立香さん関係あるの?
……全部、一緒に暮らしてた時に立香さん相手にやってた…というか、そこで習慣付いちゃったみたい。
フェイトちゃんって家庭環境のこともあって小さい頃は男の人とほとんど接点がなかったから、その辺の羞恥心とか一般常識薄かったんだ。立香さんは立香さんで、フェイトちゃんのこと小さな女の子くらいの認識だったし、張り詰めてたフェイトちゃんのケア優先で甘やかしにかかってたみたいだから。
まぁ、流石にそのままだとまずいからアリサちゃんを筆頭に指導が入ったけど。
でも、寝惚けてるともぐりこんでくるのは今でもだね、ティアナが言ってたし。とはいえ、同じ人には二度やらないよ。目が覚めた時にすっごく残念そうな顔するだけで。誰のぬくもりを求めてたかは、お察しかなぁ。
―――フェイトさんって動物に例えるなら犬かと思ってたけど、実は猫?
どっちもじゃないかなぁ。
ちなみに、この話がばれてイリヤさんたちにはすっごく冷たい目で見られて、ルビーたちには「下手しなくても事案ですねぇ」って言われて崩れ落ちてたけど。
―――な、なるほど……あ、イリヤさんで思い出したけど、最初に戦ったサーヴァントがアキレウスさんってホントなの?
あ~、暴走状態だったし、そもそもまるでダメージになってなかったけど……一応、そういうことになるのかな。
―――やっぱり、ダメージが通らない?
全然。シューターにバスター、フェイトちゃんとのコンビネーション、ぜ~んぶ無効。ブレイカーはタメが長すぎて撃てなかったけど、撃っても同じだった思う。あの人、そもそも神様関係の力がないと戦いにならないし。
はやてちゃんにクロノ君、守護騎士たちも応援に向かってくれてたけど……きっと、誰が来ても同じだったよ。
―――踵が弱点なんだよね? そこを狙えば……。
フェイトちゃん以上のスピードで動ける人相手に、そんな狙い辛い場所をピンポイントでっていうのは厳しいよ。
その上、暴走状態とはいえ相手は一つの神話体系で双璧を為す大英雄だもん。狙えたとしても、充てるのは至難の業かな。正直、ミッド・ベルカを問わず次元世界共通の天敵なのは間違いない。
―――天敵、かぁ。
ああ、でもヴィヴィオなら可能性はあるかな。
―――そうなの?
……うん。ヴィヴィオは聖王家の血筋、そして聖王家は聖王教会のこともあって次元世界全体レベルで信仰を集めてる。それこそ、ある種の神様扱いだね。
―――まぁ、確かに。でも、祈られても正直困るというか、祈ってなんとかなるなら神様なんていらないんじゃないかなぁというか……あれ? アキレウスさんにダメージが通るのは神様の血縁とかじゃないといけないんだよね。そんなのでも大丈夫なの?
う~ん、そのあたりの基準が私にはいまいちよくわからないんだけど、信仰を集めた結果として神性スキルを持った人もいるらしいから。
―――ふ~ん……というか、結局なんでアキレウスさんが出てきたの? 海鳴に縁なんてないよね?
ああ、それはカルデアが原因。イリヤさんたちを探すために、縁を辿る形でレイシフトしたメンバーの一人なんだって。もちろん、立香さんと再会する前の話だよ?
ちなみに、選考基準は“生存能力の高さ”。アキレウスさんみたいに頑丈だったり、戦闘続行スキルを持ってたりする人を中心に選んだんだって。もちろん、いくら頑丈でもバーサーカーは除外したみたいだけど。
あとは、特別にエミヤさんとかもメンバーに入ってたみたい。距離を取ってても、やっぱりお兄ちゃんってことなのかなぁ……。
―――その人たちが皆来て、暴走しちゃったの?
ううん、実際に来れたのはそのうちのさらに一部の人だけ。
まぁ、その中からよりによってアキレウスさんが来て、真っ先に出てきたっていうのはねぇ……。クロちゃんだけでも海鳴に残ってくれてて本当によかったよ。
* * * * *
息つく暇もなく繰り出される怒涛の連撃。それらを辛うじて手にした双剣で捌きながら、踏ん張り切れずに数歩後退を余儀なくされるクロエ。
既にその体はボロボロで、全身に負った傷から流れた血が赤い外套をさらに紅く染めている。
「ちっ!」
今も、紙一重で逸らした筈の穂先がかすかに頬を抉った。舞い散る鮮血、反射的に閉じそうになる瞼を意志力で押し留め、矢継ぎ早に繰り出される槍をとらえる。
既に、額から流れた血が右目を塞いでいるのだ。ここでさらに左目を一瞬でも閉じれば、それが致命の隙となる。
自身の核となったカードにつながる
(まだなの、イリヤ! 美遊!)
クロエの手札の中で、アキレウスに傷を負わせられるほどのものは極めて少ない。また、投影するには少なくない負荷が伴い、その分僅かだが通常のそれより時間を要する。当然ながら、このような極限状況下で使えるようなものではない。せめて、優秀な前衛でもいれば話は別なのだろうが、なのはやフェイトにそれを期待するのは酷だ。どちらも、前に出て敵の攻撃を受け止めるタイプではない。
せめてもの救いは、相手が暴走状態で狡猾な立ち回りをしてこないこと。クロエの立ち回りもあり、死角となった右側から攻められることはまずない。相手にわずかでも状況判断能力があれば、当の昔に詰んでいることだろう。
とはいえ、完全に死角への攻撃を無くすことはできない。事実、今も喉元に致命の一刺しが迫っている。
「こんのっ!」
回避も防御も間に合わないと判断し、皮膚に触れるかどうかというところで転移が発動。
アキレウスの背後に出現したクロは、斬りかかるよりも後退を選択。どのみち当たったところでダメージにはならないのだ。今は何よりも時間を稼がなければならない。
とはいえ、本来なら核となった英霊の絶技と組み合わせるなどして“攻め”に使うべき転移を緊急回避に使用している時点で、自身の底を晒しているも同然だ。
既に満身創痍の身では、時間稼ぎもそう長くは続かない。
ただでさえ核となった英霊は基本能力が低く、クロはその力を借りているだけに過ぎない。
対して、相手は一つの神話体系における頂点を争う大英雄。暴走状態とはいえ、とてもではないが単独で渡り合える相手ではない。
せめて、的確な指示と支援をしてくれるマスターでもいてくれれば……
(何考えてるんだか、マスターを引っ張り出すなんて本末転倒だっての。はぁ、せめて
残念ながら、クロエの周囲を回る鈍色の鉄球に変化はない。
一縷の望みを託して戦闘に入る前に用意しておいた兵装だが、どうやら意味はなさそうだ。
いや、ないものねだりをしても仕方がない。
とにかく今は時間を稼ぐべく、少しでも距離を取るために後退を……とは思うが、
勢いをそのままに放たれる刺突。鷹の目を以てしても目で追えたものではないが、本能に従い心臓をガード。
白黒の双剣が砕かれ、後方に大きく弾き飛ばされる。
地面の上をバウンドしながら最速で干将・莫邪を再投影。アスファルトに突き立て勢いを殺すと共に身体を起こす。転がりながらも目はしっかりとアキレウスを捉えていた。ただでさえ速い敵から視線を切るなどという愚行を犯すつもりはない。
その甲斐あり、追い抜かんばかりの勢いで迫る敵影に反応することができた。
「くぁっ!?」
振り下ろされる槍撃を交差させた双剣でいなす。同時に、胸から血が噴き出した。深手ではないが、どうやら双剣の守りを超えてわずかに切っ先が届いていたらしい。
その程度のことに気付く余裕すら、今のクロエにはない。それどころか、自身の傷の状態すら完全に把握しているとはいいがたい。あるいは、既に致命傷の一つや二つ負っているかもしれない。それでも、ここで立ち止まって諦めるわけには……
―――クロ、下がって!!
心身に活を入れ直そうとしたところで、耳に馴染んだ半身の声が聞こえた気がした。
その真偽を確かめるより早く、クロエは体勢が崩れるのも構わず後方に飛ぶ。そこへ
「
白い、流星の如き光が駆け抜け目前に迫るアキレウスを飲み込んだ。
「今のは、美遊?」
「クロ、無事!?」
「……遅いわよイリヤ」
力が抜けたようにしりもちをつく彼女の横に、転身状態のイリヤが降り立つ。傍らにはフェイトの姿もある。察しの良いクロエは、この時点でこれまでとこれからの流れを理解した。
「……難敵よ。使えるカードは限られてる。メドゥーサも神性はあるけど、とても有効打を与えられるランクじゃない」
「うん。やるなら、
答えるイリヤの手には、既に
「わかってるならいいわ。あとは任せるわよ、正直…もう、限界だわ」
「ゆっくり休んで。フェイトちゃん、クロをお願い」
「う、うん。でもイリヤ、本当に大丈夫なの?」
「信じて…としか言えないかな。それと、終わるまで絶対近づかないで。たぶん、巻き込まないように戦う余裕はないから」
「……」
「とりあえずフェイト、早めに治療を受けられるところまで運んでもらえない? 私、致命傷寸前の傷が結構あるんだけど」
「あっ! ご、ごめん! すぐ連れて行くから、少しだけ我慢して!」
(治療が終わったら、質問攻めは確実ね。ま、最低限の情報提供の許可はもらってるからいいけど)
慌てて…だが慎重にフェイトに運ばれながら、クロエは先日
クラスカードの本来の使い方、
それらすべてをはぐらかすというのは、流石に無理があるだろう。
(それと、マスターにはいろいろ確認しないとね。多分、直接何がどうこうすることはないと思ったか、単に言い忘れてたかだろうけど、色々聞いておいた方がいいでしょうね)
闇の書事件の際に表れたという、イリヤたちに似た反応を示す二人。特に、一人には大いに心当たりがある。
確実ではないが、立香が何らかの形で関与している可能性は高い。彼自身、有事に備えて召喚の準備だけはしてあるらしいから、一度ならず使ったことがあっても不思議はない。
そして、離れていく大地に視線を向ければ、そこには見慣れた転身の光。
「クラスカード、
手にするは身の丈を優に超える岩の斧剣。数あるクラスカードの中でも、なぜか特にイリヤと相性の良いサーヴァント。
ギリシャ神話において、アキレウスと並び称される不撓不屈の大英雄、真名を「ヘラクレス」。
「ルビー、狂化時間設定五分!」
「了解でーす! でも気を付けてくださいよ。これから五分間、本当に敵味方区別なしですからね~」
「気を付けるも何もないと思うけど……なのはちゃんたちはクロが上手く抑えてくれると思うし、美遊は段取り通りにしてくれるはず」
「ぶっちゃけ、そうでもしないと勝ち目ほぼゼロですけどね」
アキレウスとヘラクレスの力はほぼ同格だ。そうなると、暴走状態とはいえほぼ本来のスペックに近い状態で現界しているアキレウスに対し、置換したヘラクレスだとどうしても分が悪い。所詮、借り物の力ではオリジナルには及ばないのだ。
ならばどうするか、「狂化」というクラススキルを最大限に活用するしかない。理性を失う代わりに各種ステータスを向上するこのスキルを用い、差を埋める。カルデアのキャスターたちの力を借り、調整を施したカードの機能の一つだ。
プランは単純明快。狂化したヘラクレスの力でイリヤがアキレウスを抑え、
今の彼女たちができる範囲では、これが最善の戦法だ。
「いくよ……狂え!! ヘラクレス!!!」
結論を言えば、一応とはいえイリヤたちはアキレウスを倒すことに成功する。
ただその際に、イリヤは「
その後、クロエの予想通り三人は質問攻めに晒されることに。
カードのことを話すには英霊やサーヴァントのことを話さないわけにはいかず、カルデアのことは語らない代わりに、自分たちとカードの関係に関する話をすることで誤魔化した。ただこの話をするとアーチャーのカードやクロエの話をしないわけにはいかなかったが……話してもそこまで危険はないだろうと思える程度には信用している。
実際、話せばクロエも含めて守護騎士たちに近い存在ということで納得してもらえたのは僥倖だろう。
ちなみに、かつて現れたサーヴァントは「アーサー・ペンドラゴン」と「千子村正」だった。
どちらも召喚された理由に心当たりはないと答えておいたが、実を言えばある程度見当はついている。前者は「闇の書の闇」とやらが騎士王の「巨獣」判定にでも引っ掛かったのだろう。まぁ、あれは「ビースト」ではないようだが。
後者についてはあまりにもタイミングが良すぎる上に、人材としても適材に限りなく近いので、大方立香が召喚したのだろうと推測。あとから確認すれば大当たり。本当は「両儀式」を召喚したかったらしいが、触媒なしだと完全ランダムなのだそうだ。なので、八神家の方の士郎を触媒代わりにして召喚を試みた結果らしい。
どうしてピンポイントに必要な人材が分かったかと言えば、なんでも
だが、絶対嘘だと思う。誰と繋がったかは立香も苦笑いを浮かべるだけで教えてくれないが……サーヴァントと接触して以降、フェイトが「よく覚えてないけど不思議な夢を見た気がする」と言っているので察しはつく。
で、まったくの余談なのだが……
「大変だったみたいだな。リンディさん、せっかくですし何か作りましょうか?」
「あら、お願いできる? 報告書とか作らないといけないから、ちょっと手が離せそうにないの」
「ええ、任せてください。冷蔵庫の食材、適当に使っちゃいますけど……」
「大丈夫よ。ああ、なのはさんたちも良かったらどう? 桃子さんには私から連絡しておくから」
「あ、はい。お願いします」
というわけで、八神家のメシ使いが頑張った子どもたちのためにその腕を振るうことに。
結局出番がなかった
ただ、結果的にはそれがいけなかった。
「わーい♪ おに…士郎さんのご飯だー!」
「さぁて、今日のご飯はな~にかなぁ~」
「うん、楽しみ」
「あれ? イリヤちゃんたち、しろ兄が料理上手なん知っとったっけ? 私、話したおぼえないんやけど……なのはちゃんたちにでも聞いたん?」
「「「あっ……」」」
「ううん、私話してないよ」
「私も」
一斉に集中する懐疑の視線。誤魔化すのは………………無理だった。
以前から何となく士郎に向ける三人の態度というか雰囲気が怪しいと思っていたはやての女の勘が冴え渡り、悪足搔きも虚しく白旗をあげるのにそう時間はかからなかった。というか、はやての目から光が消えた段階でギブアップ。何というか、怒りを湛えたパールヴァティーを彷彿とさせる雰囲気に呑まれたのだ。
その結果、カルデアのことはバレなかったがイリヤたちの出自は白日の下に。ついでに、クロエのカードの正体も。
士郎自身、映像越しに何か感じるものがあったらしい。
とはいえ、あくまでも三人の兄はあくまでもそれぞれの世界の士郎であって、こちらの世界の士郎は“同じだけど別人”ということで納得してくれた。
ただ、はやては先ほどまでの雰囲気がウソのように「家族が増えたでー!!」と大喜びだったが。
HF2章見ました。とりあえず、冒頭とかめっちゃホラーだったと思うのは私だけ?
それはともかく、バーサーカーとオルタの戦闘シーンが最高にカッコよかった。いや、他のシーンも最高でしたが。
とりあえず、見た人はあのイメージで補完していただきたい。カッコよすぎて描写できる気がしない。