東方神竜伝 ~幻想入りした二人の物語~   作:★sophia★

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次回辺りでレイス達と霊夢達が
対峙出来るかな?


第十話 紅星異変③

〜紅魔館〜

 

〜大図書館〜

 

 

レイス「...異変起こして二時間経つのに

異変解決者の二人、

一向に来やしねぇ...。」

 

レミリア「霊夢の事だし、

     貴方が飛ばした宝玉?を

     集めているんじゃない?」

 

だとしても遅い気がする。

一応、宝玉の位置探知してみるか...

 

 

 

 

レイス「ん?宝玉が四つ、

同じ場所で固まって動いてるな。」

 

一つは博麗神社に送った奴だから、

多分霊夢?が持っているな。

 

今の所霊夢が集めた宝玉は

炎、金、月、風の宝玉か。

 

ん?日の宝玉が何か移動している...?

進行方向は...こっちに向かってる!?

 

レイス「レミリア!多分もう一人の

異変解決者がこっちに向かってる!」

 

レミリア「...魔理沙かしら。

パチェ、頼める?」

 

パチェ「えぇ...分かったわ。」

 

レイス「あ、俺は一旦退避しとくわ。」シュンッ

 

サクラ「私も隠れておくよ。

パチュリーがやられたら出るよ。」パッ!

 

パリーン!!

 

???「よーパチュリー!異変解決と

ついでに本を(一生)借りて行くぜ!」

 

パチェ「魔理沙、早く本を返しなさい!」

 

魔理沙「死んだら返すぜ!」

 

パチェ「全く...なら力ずくで返して貰うわ。」

 

魔理沙「やっぱり弾幕ごっこが

一番早いな!」

 

パチェ「火&土符『 ラーヴァクロムレク』」

 

魔理沙「恋符『 マスタースパーク』」

 

 

 

数分後...

 

パチェ「むきゅう...」プシュー

 

レミリア「パチェェェェェェェェ!!???」

 

魔理沙「結局喘息でリタイアか...」

 

サクラ「(これ、やられた判定で良いのかな?)」

 

レイス「(良いんじゃね?)」

 

魔理沙「さて、本を借りていくかねえ。」クルッ

 

振り向いた先には...

 

サクラ「…………………」ジーー

 

魔理沙「うおっ!?」ドテッ

 

音もなく背後にいたサクラに驚かされた。

 

魔理沙「誰だお前!?」

 

サクラ「...侵入者に教える事は無い。

さっさと帰れ。」

 

魔理沙「私は魔理沙と言う名前があるんだ。

侵入者じゃなくて魔理沙と呼べ。」

 

サクラ「なら魔理沙、さっさと

ここから出ていけ。

今ならまだ見逃してやる。」

 

魔理沙「ここの本を借りたら出て行くぜ!」

 

サクラ「なら実力行使だ。

私が勝ったら願いを聞いて貰うぞ?」

 

魔理沙「上等だぜ!受けて立とう!」

 

 

 

 

サクラ「さぁ、来てみなよ。魔理沙。

私に適う存在か視てあげるよ。」

 

魔理沙「恋符『 マスタースパーク』!」

 

サクラ「ふん。弱い。能力を使うまでも無い。

反射『 永久の光』」キィンッ

 

結界にマスパが当たった途端、

マスパが消え、魔理沙に跳ね返った。

当然、攻撃態勢の魔理沙に

避ける術は無い。よって...

 

魔理沙「ぎゃあああああ!?」ピチューン

 

自分のマスパをモロに喰らったのだった...。

 

 

 

 

 

 

パチェ「瞬殺って、私が出た意味...」

 

サクラ「気にしたら負けだよパチュリー。

さ、私が勝ったし、ここから

退場して貰うよ。もう一度来るなら

博麗の巫女を一緒に連れてくれば?」

 

強制転移(バシルーラ)

 

魔理沙「ぐう...」シュンッ

 

 

 

 

レイス「容赦ねえなぁサクラは。

まぁ問題無いけどさ。」

 

サクラ「一応、今霊夢が向かっている

天界に飛ばした。

今頃は合流してるんじゃない?」

 

レイス「俺は様子でも見てるとするかな。」

 

 

 

 

 

 

 

 

〜雲海〜

 

 

霊夢「アイツはいるかしら…?」

 

???「おや、霊夢さんじゃないですか。」

 

霊夢「さすが『空気を読む程度の能力』。」

 

霊夢「あんたを探してたのよ。衣玖。」

 

衣玖「...?私に用ですか?」

 

霊夢「えぇ。...こんな感じの

宝玉を拾ってない?」スッ

 

衣玖「これですか?」スッ

 

霊夢「そうそれ。

今それを集めている所なの。」

 

だから渡してくれる?

という前に...

 

衣玖「はい、どうぞ。」スッ

 

霊夢「え?あ、あぁ、意外と

素直に渡してくれるのね。」

 

衣玖「集めているのでしょう?

私は別に要らないですから。」

 

衣玖の持っているのは...

やっぱり雷の宝玉か...

 

衣玖「あ、総頭領娘様も同じような物を

拾ったって言ってましたよ。」

 

霊夢「本当に?」

 

衣玖「えぇ。そちらも回収するのなら

案内致しますが...」

 

霊夢「じゃあよろしく。」

 

衣玖「こっちです。」

 

 

 

 

 

〜天界〜

 

 

 

衣玖「...着きましたけど..」

 

ドォォォォォォン ズガァァァァァァァン

 

霊夢「...なんでアイツここにいるのよ...」

 

 

魔理沙「あーもう!さっさと地上に

帰りたいんだよ!邪魔すんな!」

 

???「そうは行かないわ。

私は暇なのよ。だから勝負しなさい!」

 

魔理沙「だから嫌だって言ってんだろ!」

 

 

霊夢「魔理沙、アンタここで何してんの?」

 

魔理沙「霊夢か!?その前にコイツ

どうにかしてくれ!」

 

???「あら、霊夢じゃない。

丁度良いわ。私と戦ってよ。

そこの白黒よりは相手に

なるでしょ。」

 

霊夢「ハイハイ、どの道アンタに用が

あったしね、天子(てんこ)。」

 

天子「だから天子(てんし)だっての!」

 

霊夢「とりあえず天子、アンタ

こんな感じの宝玉持ってない?」スッ

 

天子「あら、これの事かしら?」ヒョイ

 

霊夢「そうよ。私がそれを今集めてるの。

アンタと勝負して勝ったら、

それを寄越しなさい。」

 

天子「良いわよ!さぁ、勝負よ!」

 

 

霊夢「霊符『 夢想封印』!」

 

天子「非想『 非想非非想の剣』!」

 

 

 

 

 

 

20分後...

 

 

霊夢「全く、手間掛けさせんじゃ無いわよ。」

 

天子「ちぇー、負けたー。」

 

 

 

ったく、さっさと終わらせたかったのに、

無駄に力発揮して...

 

霊夢「ほら、負けたんだから早く

宝玉を渡せ。」

 

天子「しょーがないわねえ、

はい宝玉。」

 

天子が持っていた宝玉は

やっぱり地の宝玉だった。

色は濃い黄色...

 

 

魔理沙「?霊夢、お前もその宝玉を

持っているのか?」

 

霊夢「あら、魔理沙も持ってたの?」

 

魔理沙の持っているのは日の宝玉。

色は白っぽい金色か...

まさか魔理沙が持っているとはね。

っていうか...

 

霊夢「なんで魔理沙がここにいるのよ。」

 

魔理沙「そうだぜ!私がここにいるのはな、

紅魔館にいた謎の奴に

負けて、ここに飛ばされたんだ!」

 

魔理沙が負けた?

そんなことがあるの...?

 

霊夢「...ソイツはどんな奴だった?」

 

魔理沙「...私のマスパを簡単に

跳ね返しやがったよ...」

 

魔理沙のマスパを...簡単に

跳ね返した?あの攻撃を...?

 

霊夢「魔理沙、宝玉の回収を今

してるけど、魔理沙も付いてくる?」

 

魔理沙「...?なんで宝玉を集めるんだ?」

 

?何を言っているのかしら、魔理沙は。

 

霊夢「勘に決まってるじゃない。」

 

魔理沙「...ハハハッ!そうだな!

それでこそ霊夢だな!」

 

霊夢「どういう事よ...」

 

魔理沙「さ、行こうぜ!霊夢!」

 

霊夢「えぇ、そうね。行きましょうか。」

 

こうして合流した異変解決者二人は、

残りの宝玉を探し、地上に向かって行った...。

 

 




あれ...なんか最後若干レイマリになった気が...

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