東方神竜伝 ~幻想入りした二人の物語~   作:★sophia★

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霊夢達は巨大龍にどうやって
立ち向かうのしょうか...

そして、ランスとは。




第十二話紅星異変⑤ 〜決着〜

〜紅魔館 上空〜

 

???「ガアアアアァァァァァァァッッッッ!!!」

 

幻想郷中に響く、その轟音は

霊夢達ですらも圧倒されていた...

 

魔理沙「何だぜ、あれは...」

 

霊夢「あれが異変の主犯だって言うの...?」

 

さっきからの連戦で、

霊夢達の力は弱まっていた...。

そこへ...

 

サクラ「はぁ〜、アイツは何でこんな時に

限ってアレを呼び出すんだ..。」

 

魔理沙「ッ!?またお前後ろに..!?」

 

霊夢「何よ...まだ何か用があんの..?」

 

サクラ「...正直お前らとなんて

共闘したくは無かったが、

こんな状況ではやむを得ないな。」

 

レミリア「文句言ってる暇があるなら

説明してよ...。」

 

サクラ「はぁ..。良いか?よく聞けよ?

今あそこにいる巨翼龍..レイスは、

今暴走している様な状態なんだよ。

原因は不明だがな。」

 

まぁ、私は知っているが、

アイツの心を読んだに過ぎんがな。

 

サクラ「んで、今はアイツの暴走を止めるために

とりあえず今は共闘しようって事だ。

分かったか?」

 

霊夢「分かったけど...今霊力が少ないんだけど。」

 

魔理沙「こっちは魔力が底をつきそうだぜ。」

 

サクラ「それくらい分けてやる。

さっさと始めるぞ。」

 

力を分け与え、各々配置に着くと、

待っていたかの様にレイスが

動き始めた。

 

"核熱『煉獄火炎』"

 

レイス「グルァァァァァッッッッ!!!」ゴォォォッ!

 

叫びと共に、広範囲の炎のブレスを放つ。

 

霊夢「熱いっ..!」

 

魔理沙「離れてんのに..!」

 

サクラ「ざっと温度は1500度以上か。

触れたら一瞬で蒸発するなこりゃ。」

 

レミリア「そんな悠長な事言ってる場合!?」

 

レイス「闇天『 暗黒破撃(ドルモーア)』!」

 

レイスはサクラに向かって闇の魔法による

一撃を繰り出す...が、

 

サクラ「私に魔法は効かないっての。

闇天『暗黒瘴撃(ドルマドン) 』」

 

サクラはレイスが放ったものより

上位の魔法を放つ事で打ち消して

攻撃を免れた。

 

サクラ「お返しだよ。

輝天『究極破雷(ギガデイン) 』」

ドゴォォォォォォォンッッッッ!!

 

レイス「グァァァァァァァァァッッッッ!!??」

 

 

 

 

 

霊夢「ねぇ、レミリア、私達、

完全に必要無くない?」

 

魔理沙「私も薄々そう感じて来たぜ...」

 

レミリア「奇遇ね、私もよ。」

 

サクラ「そこー!とりあえず攻撃して

休む隙を与えないようにしてー!」

 

魔理沙「魔砲『ファイナルマスタースパーク』」

 

霊夢「神技『 八方龍殺陣』」

 

レミリア「神槍『 スピア・ザ・グングニル』」

 

 

 

レイス「轟音『黒龍の咆哮 』」スゥゥゥッッ

 

サクラ「ッ!?全員!耳を塞げ!」サッ

 

霊夢「ッ!?」サッ

 

魔理沙「ッ!?」サッ

 

レミリア「ッ!?」サッ

 

 

レイス「ガアアアアアァァァァァァァァァァァァッッッッッッ!!!!!!」

 

 

ゴオオオオオオォォォォォォォッッッッ!!!!!

 

その必殺の咆哮は、

三人のスペル事、周りを吹き飛ばした。

 

 

 

サクラ「っぐぅ...耳を塞いでもキツイ...」

 

他の皆は...大丈夫そうだな。

 

霊夢「痛た..何よあれは...」

 

魔理沙「耳がヤバかったぜ..」

 

レミリア「もしサクラが警告

してくれなかったら

耳が終わってたわ...」

 

 

 

サクラ「終わりだ。沈静『強制睡眠(ラリホーマ)』」

 

レイス「グゥゥゥゥゥゥゥ......」

 

サクラ「さぁ、何で急に暴れ出したのか、

見てみるとしようかな。」

 

心眼『碧地の記憶 』

 

サクラ「...!やはり...そういう事か。」

 

 

 

 

 

 

 

 

〜レイスの精神世界〜

 

レイス「...決着が付いたな..ランス。」

 

ランス「ハハ、さすがに俺の能力じゃ

お前とは相性が悪かったよ。」

 

レイス「それもそうだな。

じゃあ、約束通り、普段の生活での

表は俺とさせてもらう。」

 

ランス「あぁ。分かったよ。

そろそろ戻れ。現実に。」

 

俺達は、今までこの精神世界で、

どちらが普段の生活での表となるか、

を勝負で決めていた。

この勝負は、俺の勝ち。

つまり、普段と変わらない。

現実で暴れていたのは、ただの勝負の

副産物に過ぎない。

 

ランス「おーい、聞こえてんのか?」

 

レイス「ん?あぁ。もう戻るよ。」

 

とりあえず一旦戻ろう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

サクラ「漸く戻ってきたか、レイス。

...そいつの紹介しなくても良いの?」

 

レイス「あぁ、こいつはな...」

 

ランス「どーもこんちは。俺はランス。

こいつの裏の人格的な存在です。

種族は唯一神ってところだな。」

 

レイス「ま、こいつの事よろしく頼むよ。」

 

レミリア「...なんと言うか、さっきと雰囲気

変わりすぎじゃない?」

 

霊夢「ねぇ、魔理沙..私達なんのために

紅魔館に来たんだっけ..」

 

魔理沙「言うな...霊夢...虚しくなる..。」

 

ランス「あ、そうそう。そこの二人、

その持ってる宝玉は返して貰うよ。」シュンッ

 

霊夢「結局これもなんの意味があったのかしら...」

 

レイス「あぁ、それ?発信機代わり。」

 

魔理沙「何だそりゃ...」

 

サクラ「ま、てなワケで異変は一応収束したから

解決したって事で。」

 

こうして霊夢達の腑に

落ちないまま異変は解決された。

.........ん?

 

サクラ「ねぇ、レイス。後で話があるから

来てくれる?」

 

レイス「え。」

 

こっちはまだまだ終わりそうにないが。

 

 




ランス 唯一神 ?才
レイスの裏の人格の存在。
実力はレイスとほぼ変わらない。
見た目はレイスと同じ。
ただカラーリングが違い、
髪の色は白髪、目の色は左右逆の色となっている。

レイスが魔法を全属性使えるのは、
ランスが
『あらゆる属性を操る程度の能力 』を
持っているためである。

そして、ランスは能力を三つ保持しており、
『 ゼロを操り、減少させる程度の能力』
『 時の全てを操る程度の能力』
『 あらゆる属性を操る程度の能力』

レイスとランスは一心同体なので
お互いの能力を使う事が出来る。

次回は宴会編です。

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