東方神竜伝 ~幻想入りした二人の物語~   作:★sophia★

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宴会は続く。
レイス、戦闘は手早く終わらせるタイプ。


第十六話異変後の宴会〜中編3〜

レイス「...『 竜化』」シュンッ

 

本気でやるとここら一帯が

吹き飛んじまうからな...

 

あくまで力は抑えておこう。

 

 

萃香「それが本来の姿ってワケかい?」

 

レイス「さぁ、どうだろうね?」

 

 

勇儀「二人とも、準備は出来たかい?」

 

 

レイス「大丈夫だ。」

 

萃香「いつでもOKだよ。」

 

勇儀「じゃあ、この石が

地面に落ちたら始めだ。」ヒュッ!

 

 

 

レイス「…………………」

 

萃香「…………………」

 

.........カッ!

 

レイス「はあぁぁっ!」ブンっ!

 

萃香「せいやっ!」ブンっ!

 

ドォォォォン!

 

拳と拳がぶつかり、辺りが

風圧で吹き飛んだ。

 

 

レイス「さすが、力に長けた種族な

だけあって強い...!」ギギギ

 

萃香「そっちこそ、鬼に張り合える力を

持っているとはねぇ...。」グググ

 

バチィッ!

 

 

俺がわざと力を弱め、相手の押す力を

利用して後ろへ下がった。

そして...

 

レイス「『黒雷 』...からの

竜華閃 符の十一『幻想斬(げんそうざん) 』」

 

竜華閃とは、幻想郷に来てから

俺が編み出した剣技だ。

変則的な軌道を描くので、

非常に読みにくい。

 

レイス「はあっ!」ヒュオッ!

 

萃香「...っ!」

 

この技は斬撃を四方八方に飛ばし、

その後狙いを定め...

 

レイス「一ッ閃!!!」ドヒュッ!

 

萃香「…ッ!」

 

萃香は腕を十字に交差して

ダメージを軽減した。

 

ならこの隙に...

 

レイス「竜華閃 符の十八『連獄幻想斬(クロスファンタジア) 』!」

 

 

これはさっきの発展技。

勿論威力も倍以上に跳ね上がる。

 

 

萃香「はあっ!!」スゥゥゥ

 

レイス「なっ...!?」

 

萃香が消えたっ!?

...能力かっ!

 

レイス「照準、空中っ!

無効『凍てつく波動 』!」

 

 

青い波動と共に、効果範囲内の

気温が少し下がった。

そして...

 

萃香「うわっ!?能力がっ!?」

 

やはり能力によるものだったか。

一体どんな能力だ...?

 

レイス「なぁ、萃香の能力は何だ?」

 

萃香「本来なら教えないけど、

お前には能力が通じないようだし、

教えてやる。私の能力は、

『 疎と密を操る程度の能力』だ。」

 

レイス「疎と密、ねぇ...」

 

要は密度を操れんのか。

さっきのは自分の密度を薄くして

霧状になって回避したって所か。

 

 

 

萃香「こっちも行くよ!

鬼符『 ミッシングパワー』!」

 

 

レイス「む...こう来るか。」

 

萃香がでかくなった...

スペカの効果なのか...

 

 

萃香「そりゃあー!」ズズンッ!

 

レイス「行動が遅い。

竜華閃 符の十四『峰打ち 』」

ザシュッ!!!

 

萃香「ガッ...」ドサッ

 

一応峰打ちだし、弾幕纏わせた剣で

斬ってるから出血はしてない...ハズ。

 

 

 

 

勇儀「おお〜萃香を軽く倒すか。

これは私も本気を出しても

良さそうだねぇ?」

 

レイス「良いよ、中途半端でこられても

いい気はしない。」

 

勇儀「さぁ、行くよ!」

 

レイス「いざ尋常に...」

 

 

レイス&勇儀「勝負だ!」

 

 

 

 




次回で宴会編、終了...かも

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