東方神竜伝 ~幻想入りした二人の物語~   作:★sophia★

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今回でプロローグは終了です。


第二話 紅い館の主

レイス「そういえばさ、サクラ。」

 

サクラ「ん?」

 

レイス「周りを見てるけど、南西辺りに紅い館が

   大体1キロ半位の距離に見えるが、

   行ってみるか?」

 

サクラ「え?」

 

レイスに言われた方角を見ると紅い館が

ぼんやり見えた。いや良く見えるな。

 

サクラ「..まあ、まだ人に会ってないし、

   行ってみようか。...というかレイス。

   君ならその大きな翼で

   飛べるんじゃない...?」

 

レイス「あ」

 

そうじゃん。俺翼あるじゃん。忘れてたよ。

..翼ってどう動かすんだ?

 

サクラ「鳥をイメージしたら?」

 

レイス「えーと」バサッバサッ

 

翼をゆっくり動かしてみると、

羽ばたく音と共に、体が数センチ浮いた。

 

サクラ「飛べたね。」

 

レイス「飛べたな。 慣れれば

   もっと速く飛べそうだな。」

 

サクラ「ま、練習あるのみだね。

   あ、見えてきたね。紅い館。」

 

レイス「..紅いな。慣れないと

   目が痛くなりそうだ。」

 

サクラ「ん?門の近くに

   誰かいるね。..門番、かな?」

 

門の近くまで行くと、...熟睡している

中華風の服を着た門番らしき人がいた。

 

???「zzzzz...」スピー

 

レイス「...立ったまま寝てる人、初めてみたよ」

 

サクラ「職務怠慢もここまで来ると

   清々しい位だね。」

 

???「ようこそいらっしゃいました。

   悪魔の館、紅魔館へ。」

 

レイサク「!!」

 

咲夜 「私はこの館のメイドの十六夜咲夜です。

   以後、お見知りおきを。」

 

レイス「あ、ああ。レイスだ。よろしく。」

 

サクラ「サクラだよ。よろしく。咲夜」

 

咲夜 「さて、お嬢様がお待ちです。

   ご案内致します。どうぞお屋敷へ。」

 

???「zzzzz...」スピー

 

咲夜 「...少しお待ちください」チャキッ

 

レイス「アッハイ」

 

 

 

 

 

 

???「ギャアアァァァァァ!!?」

 

レイス「(刺したな)」

 

サクラ「(刺したね)」

 

咲夜 「お待たせ致しました。では、

   今度こそ行きましょう。」

 

レイサク「(この人は怒らせないようにしよう.. )」

 

 

 

 

 

レイス「そういえば咲夜」

 

咲夜 「はい、何でしょうか。」

 

レイス「さっき、突然後ろに現れたけど、

   あれはなんだ?」

 

咲夜 「ああ、あれは私の能力によるものです。」

 

レイス「能力?」

 

咲夜 「はい、私は『時を操る程度の能力』

   を持っています。時を止めて

   移動しました。」

 

まじか。時止めとか咲夜強すぎだろ。

 

咲夜 「着きました。」

 

コンッコンッ

 

???「入りなさい。」

 

レイス「(以外と高い声だな...)」

 

咲夜 「失礼します。」ガチャッ

 

 

 

レミリア「いらっしゃい。二人の外来人よ。

まぁまずはそこに座れ。」

 

レイス「...失礼する。」

 

レミリア「...それで?お前らの名前は何だ?

私はレミリア・スカーレット。この館

『紅魔館』の主にして、吸血鬼だ。」

 

レイス「俺はレイス。」

 

サクラ「私はサクラ。」

 

レミリア「ふむ...レイスにサクラか。

...あなた達はどこから来たのかしら?」

 

レイス「...それが分からない。」

 

サクラ「...同じく。」

 

レミリア「...?分からないとは?」

 

レイス「何故か目が覚めたらこの世界

にいてな...それ以前の記憶が無いんだ。」

 

サクラ「多分記憶喪失の類だと思う。

私もレイスと同じ。目が覚める以前

の記憶だけすっぽり抜け落ちてる。」

 

 

レミリア「...なるほどね。

なら、この場所について教えてあげるわ。」

 

レイス「...よろしく。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

淑女解説中...

 

 

 

 

 

 

 

 

レミリア「...つまり、あなたたち二人は、

   外の世界の記憶は無く、

   ただ親友の記憶はあると?

   ...これまた特殊な外来人ねぇ..」

 

レイス「そして、ここは幻想郷と言われる場所で

   俺らは外の世界から幻想入りした、と」

 

レミリア「その解釈で合ってるわ。そして...」

 

レイス「?」

 

レミリア「あなたたちはこれからどうするの?」

 

レイス「どうするって言われてもな..」

 

レミリア「いく宛が無いなら

   うちに居ても良いけど?」

 

レイス「おお、それはありがたい申し出だ。

   しばらくはここでお世話になるよ。

   サクラもそれでいいか?」

 

サクラ「あぁ、私はそれで構わないよ。」

 

レミリア「決まりね。咲夜!」

 

咲夜 「はい、お嬢様。」

 

うわ、また時止めて現れた。

相変わらず瞬間移動にしか見えん。

 

レミリア「この二人を紅魔館に住まわせる

   事にしたから、空いている部屋に

   案内して。」

 

咲夜 「はい、承知致しました。お嬢様。

   こちらへどうぞ、レイス様、サクラ様。」

 

レイス「行くか。」

 

サクラ「そうだな。」

 

 

 

こうして、幻想入りした二人は、

レミリアの誘いを受け、

紅魔館に住むこととなった。




次回は数日後の話になります。
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