東方神竜伝 ~幻想入りした二人の物語~   作:★sophia★

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UAが2000&三十話突破いたしました!
これからもよろしくお願いします!



第三十話 白玉楼での一日(午前)

〜白玉楼〜

 

〜早朝〜

 

 

 

レイス「…………」シュッ シュッ

 

 

...今、俺は何してるかと言うと、

朝の素振りだ。勿論俺の愛剣の

白黒双大剣を使ってな。...ん?

 

 

 

妖夢「おはようございます!師匠!」

 

レイス「...おはよう。」キンッ

 

 

昨日、妖夢に師匠になってくれと言われ、

それを承諾したが...

正直言ってあの場で断るとかマジで

無理だったろ...

(レイスは意外と周りに流されやすいタイプ)

 

 

一応、妖夢について聞いた所、

種族は半人半霊、俺と同じ二刀流の剣士で、

刀身の長い方が楼観剣で、

短い方が白楼剣らしい。

 

楼観剣は長すぎる故に、常人には扱えない

らしいが、正直俺の白黒双大剣の方が

大きいし、重さもそれなりにある。

 

妖夢「...?どうかしましたか?師匠?」

 

レイス「妖夢、ちょっと楼観剣貸してくれるか?」

 

妖夢「え?...あ、はい。どうぞ。」スッ

 

レイス「...ん。どうも。...ちょっと離れてて。」

 

妖夢「は、はい。」

 

レイス「じゃあ...取り敢えず、修行...とは

言わないけど、俺が練習してるのを、

見て技を盗むなりして学んでみてくれ。

俺からはそれしか言えない。」

 

妖夢「はい。分かりました師匠。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〜二時間後〜

 

 

 

レイス「...よし、朝の修行はここまでだな。」

 

妖夢「はい。ありがとうございました。」

 

レイス「この後妖夢はどうするんだ?」

 

妖夢「えーと...幽々子様の朝食作りです。」

 

レイス「そうか...手伝う?」

 

妖夢「え...いえ、申し訳ないですよ...」

 

レイス「いーのいーの、弟子を助けるのも

師匠の務めだと俺は思ってるから。」

 

妖夢「そ、そこまで言うなら...お願いします...」

 

レイス「んじゃ台所まで行こうか。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〜台所〜

 

 

レイス「……………………………」ポカーン

 

妖夢「あ、あの〜、師匠?大丈夫ですか?」

 

 

あれ?俺の目がおかしいのかな?

目の前にかるーく数キロ程に

山積みにされているお肉や野菜とかの材料が

見えるんだけど...

 

妖夢「師匠ー!現実逃避しないで

戻ってきてくださーい!」

 

レイス「...はっ!?」

 

いかんいかん。目の前の

非現実的な光景につい現実逃避を...

 

 

レイス「まさかとは思うけど...

これが朝食分...?」

 

妖夢「............そのまさかです......。」

 

レイス「...oh...」

 

 

 

手伝うと言った以上、ここで

引く訳には行かないし、

こうなったら...やってやんよ!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〜二十分後〜

 

 

 

レイス「ゼェ......ゼェ......あー、疲れた...」

 

妖夢「......。(むしろよく二十分で全て片付けた

事の方が凄いと私は思いますよ師匠...)」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

幽々子「妖夢〜、ご飯は出来た〜?」

 

妖夢「はい幽々子様!今お持ちします!」

 

レイス「今回は妖夢に感謝だわ...」

 

サクラ「よっ、...と。おはよー。」シュンッ

 

妖夢「うわっ!?」

 

幽々子「あらあら。瞬間移動なんて

使えるのね〜。凄いわ〜。」

 

レイス「んじゃ食べるとするか。」

 

 

 

一同「「「「いただきます。 」」」」

 

 

 

 

 

 

幽々子「あら〜、この野菜炒め美味しいわね〜。

これも妖夢が作ったのかしら?」

 

妖夢「いえ、その野菜炒めは師匠に

作って頂きました。」

 

幽々子「あら〜、そうだったの。

ありがとうね〜。」

 

レイス「そりゃどうも。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〜朝食後〜

 

 

レイス「...あんなに騒がしい朝食は

初めてだった......」

 

サクラ「全くだ。...幽々子...

私でも見切れない速さでおかずを

かっさらっていくとはね...」

 

レイス「あぁ...昼食でも同じ事が

起きると思うと...うん。」

 

サクラ「まぁ...頑張れ。」

 

 

妖夢「師匠ー!模擬戦をお願いしますー!」

 

 

レイス「おう、今行くよ。」

 

 

俺は午後も休める時は無さそうだな...

午後は何があるかねぇ...

 




次回は午後の日常です。


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