東方神竜伝 ~幻想入りした二人の物語~   作:★sophia★

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レイスの修行はただ受けるのみ。




第三十一話白玉楼での一日(午後)

〜白玉楼〜

 

〜昼食後〜

 

 

 

レイス「んじゃ、午後の修行始めるか。」

 

妖夢「はい師匠!」

 

 

レイス「取り敢えず、最初は...模擬戦でもやるか...。」

 

妖夢「はい!分かりました!」

 

 

 

 

 

 

 

 

レイス「竹刀は持ったか?」

 

妖夢「はい!持ちました!」

 

 

 

 

レイス「じゃ...どこからでも来てみな。

俺に当てられたら今回は終わり。」

 

 

妖夢「はいっ!」

 

 

 

 

 

妖夢「ハアァッ!」シュッ!

 

 

 

レイス「ほいっと。『受け流し』」

 

 

妖夢「うわっ!?」

 

レイス「まだ攻撃が甘いぞ。俺に

当てたきゃもっと剣を速くするなり、

隙を突くなりして当ててみな。

今回は俺は攻撃しないで、避けるか

受け流ししかしないから。」

 

 

妖夢「はい!」

 

 

 

 

午後の修行は言った通り、

俺は攻撃せず、

竜華閃符の七 『受け流し』で

受け流すか、避けるだけだ。

さらに、俺は殆ど場所を変える事無く

相手をする。

 

 

 

 

妖夢「セイッ!ヤッ!タァ!」シュッ!ヒュンッ!シュッ!

 

 

レイス「...良いぞ。その調子だ。」カッ!シュッ!カッ!

 

 

妖夢「ハァッ!...セイヤッ!」ビュンッ!ブンッ!

 

レイス「...追撃時の隙が大きい。

それでは避けられるぞ。」ガッ!ビシッ!

 

妖夢「...っっ!はい!」シュッ!

 

 

レイス「...よし、一旦休憩だ。」パシッ

 

妖夢「はい、分かりました。」

 

 

 

 

 

 

 

レイス「...ふぅ...。」

 

サクラ「...どう?妖夢の剣術は上手くなってる?」

 

レイス「...サクラか。まだ数日しか

経ってないが、それでも妖夢の成長には

目を見張るものがある。

...流石は剣士の一家、魂魄家の血は

侮れないな...。(幽々子談)」

 

 

サクラ「...ねぇ、レイス。ちょっと

試して見たい事があるんだけど...」

 

レイス「ん?...............ほぉ、それは良い。

もう少ししたらやってみてくれ。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

レイス「妖夢ー!始めるぞー!」

 

妖夢「は、はい!」タタッ

 

 

レイス「次はサクラと戦ってもらう。

妖夢は自分の剣を使うといい。」

 

妖夢「分かりました...けど、肝心の

サクラさんがいませんよ?」キョロキョロ

 

レイス「あぁ...ちょっとね...お、終わったか。」

 

妖夢「え?......えぇっ!?」

 

 

サクラ「ふふっ、驚いた?私はこの格好で

やらせて貰うよ。」

 

 

 

妖夢が驚くのも無理は無い。何故ならば、

今サクラはとある人物と全く同じ服装を

しているのだ。それも、妖夢が

よく知っている人物に。

 

その服装は、全体的に水色を基調とした

和服であり、腰には深い青の帯をしていて、

頭には、渦巻きの描かれた三角巾を

付けた、水色のドアノブカバーの

ようなZUN帽を被った装いだった。

 

 

妖夢「...え?...その格好...幽々子様の...」

 

 

...そう。妖夢の主でもあり、

冥界の管理人である亡霊、

西行寺幽々子そのものだった...

 

 

 

サクラ「ふふふっ、どうかな?

貴女の主と全くと言っていい程の

同じ格好をしてみたけど。」

 

幽々子「ふふっ。似合ってるわよ。」

 

 

 

ただ、幽々子本人の服を借りて、

そのまま着ただけなので、

サイズはブカブカ、ZUN帽に至っては

斜めにズレて顔が隠れてしまっている。

 

後幽々子の特徴の一つのたわわなおもちも

サクラは持っていないのでその部分も(殴

 

 

 

サクラ「何か無性にイラつくんだけど

なぜかな?レイス分かる?」

 

レイス「知らん。」

 

サクラ「まぁいいや。...流石に

このままだと動きにくいから...

えーと確か詠唱は...」

 

レイス「おい、何する気だ。」

 

 

サクラ「まぁ見てなって。

.........魔術『身体変化(モシャス)』」ボムッ

 

そんな効果音と共に、サクラが煙に

一瞬包まれ、煙が晴れると...

 

 

 

サクラ「よし、これなら問題ないでしょ?」

 

 

 

レイス「............oh。」

 

 

妖夢「……………………」ポカーン

 

 

まるで幽々子がロングヘアーになった様な

殆ど幽々子と容姿が同じになったサクラがいた...

 

 

 





次回はサクラvs妖夢!


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