東方神竜伝 ~幻想入りした二人の物語~   作:★sophia★

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初コラボですよー!
お相手は『吸血鬼人間の幻想生活』より
エスカルゴ・スカーレットさんです!

あちらと比べて文章が堅いかもしれませんが
暖かい目で見守ってください!



第四十一話突然の出会い コラボ編①プロローグ

〜上空〜

 

 

レイス「何なんだ?サクラ。

急に話があるって呼び出して。」

 

サクラ「んー?簡単なことだよ。」

 

レイス「はぁ?」

 

サクラ「レイスってさ────

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

────次元旅行に興味は無い?」

 

レイス「じ、次元旅行?」

 

 

次元旅行って言うと...平行世界とかの事か?

なんでまたそんな急に...?

 

サクラ「まぁ本音を言うとだね、

これから次元旅行に私が行くから一緒に

行かないかって誘おうとしただけ。」

 

レイス「そういう事かい。

...まぁ、誘ってくれるなら行くけどさ。

...どこの世界に行くんだ?」

 

サクラ「ん?適当だけど?」

 

レイス「えぇ〜...めっちゃ心配だ...」

 

サクラ「大丈夫。しっかり着けるように

『時空を渡る程度の能力』を私自身に

付与してあるから。時空移動だったら

問題なく出来るはずだよ。」

 

レイス「なら取り敢えず時空の隙間?的な

物を出してみてくれないか? 」

 

サクラ「よしきた。ほいっと。」ビギ...バギキ...

 

レイス「...へぇ..。」

 

 

耳を塞ぎたくなる様な音と共に

現れた時空の隙間は、

紫が出すような縁にリボンの着いていて

中から目玉が覗く...ということは無く、

まるで空中に罅が入ったように

空いていて、空間の隙間...と言うよりは

空間のヒビ割れ...の方がしっくりくる。

 

 

サクラ「まだ付与してから時間経ってないから

まだ安定してる世界の内で選ぶね。」パキィン

 

レイス「そうしてくれ...」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

サクラ「...よし、安定したよ。

今なら通れる。...レイス、先に

入っちゃって、私は後に入んなきゃ

隙間事消えるから。」

 

レイス「オッケ。...よっ..と。」

 

 

空間に入ると、歪なアナログ時計

の様な模様が幾つも浮かんでいた。

...不思議な空間だな。

 

 

サクラ「ふぅ。無事繋がったよ。

向こうに進めば出口がある。」

 

レイス「そうなのか。...じゃいくか。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

レイス「あれ?ここで行き止まりだぞ。

出口はどこなんだ?」

 

サクラ「...出口は今開くよ。

作って早めに通らないと安定

させるのが難しいから...」パチンッ!

バギギ...ビギッ!

 

 

サクラが指を鳴らすと、

さっき開いた時と同じような音が鳴った。

無事繋がったようだな。

 

 

???「〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!」

 

 

レイス「ん?」

 

サクラ「あちゃー、向こうの幻想郷

の人に空間の隙間見られちゃったみたいだね。

見られたって言うか、音で気付かれたかな?」

 

レイス「呑気だな!?

取り敢えず出るぞ!早くしないと

安定しなくなるんだろ!?」

 

サクラ「既に不安定だ。

もう着いたからいいけどね。

よいしょっと。」パキィン

 

 

サクラが出ると共に

さっきまでいた空間は閉じて

崩れ落ちて行った。

 

 

 

 

 

???「ここか!?大ちゃん!?」

 

大ちゃん?「はい!ここから変な穴みたいなのが...」

 

???「何!?何があったのー!?」

 

 

...どうやら、あの音を聞きつけて

誰かを呼んだらしい。

...声的に二人はチルノと大妖精か。

でも、あと一人は───

 

 

???「...お前らは誰だ?」

 

 

サクラ「...私はサクラ。

別の幻想郷からやってきたの。」

 

レイス「レイスだ。

同じく別の幻想郷からやってきた。

...良ければそっちの名を教えてくれないか?」

 

 

カルゴ「...別の幻想郷...そうか。

俺はエスカルゴ・スカーレット。吸血鬼だ。

...なんで二人はこの幻想郷に来たんだ?」

 

サクラ「それは私の能力でこの世界に

空間を繋げたからだよ。こんな風に。」

ビギ..バギギ..ギ...

 

カルゴ「なるほど、大ちゃんが聞いたのは

その音か。...紫さんは関係無いのか?」

 

サクラ「無いね。私個人の能力だし。」パキィン

 

カルゴ「ふむ...なら何故ここに来たんだ?」

 

サクラ「私が繋げられる範囲の世界が

ここくらいしか無くてね。

ここに来たのは単なる旅行だよ。

色んなとこを見て回ろうと思ってね。」

 

カルゴ「そうか...」

 

 

どうやら色々思う所はあるらしい。

まぁ突然来た訳だし当たり前なんだが。

 

 

カルゴ「まぁここで話すのも疲れるし、

一旦移動しても良いか?」

 

レイス「ああ、そうしてくれると助かる。

...そこの二人はどうするんだ?」

 

チルノ「アタイは帰る!

またね!エスカルゴ!」

 

大妖精「あっ、待ってチルノちゃん…

さようならエスカルゴさん!」

 

カルゴ「おう、またな〜。」

 

 

レイス「...意外とフレンドリーな所もあるんだね?」

 

サクラ「...(明るいけど闇が多いな...)」

 

カルゴ「んー、取り敢えずは紅魔館?

いやでもあそこは...いやでもここから一番近い

のも紅魔館だしなぁ......よし、紅魔館にいくか。」

 

サクラ「移動先は紅魔館で良いの?」

 

カルゴ「あぁ。取り敢えず向かいながら話そう。」

 

レイス「おk。...『龍化』」バサッ

 

カルゴ「っ!?」

 

 

あ、ここは説明してなかったか。

ここは取り敢えず...

 

 

レイス「俺の種族は竜人。

人と龍を継ぐ者だ。(今作った)」

 

カルゴ「人間では無いと分かってはいたが、

まさか龍とはな...」

 

レイス「あ、そう言えばさっき

スカーレットって名乗ってたけど

もしかしてスカーレット姉妹

と関わりがあるのか?」

 

カルゴ「..あの二人は、俺の彼女だよ。

...姉弟でもあるけどな。」

 

サクラ「そうなんだ。まぁ分かってたけど。」

 

カルゴ「なんで分かるんだ?」

 

 

サクラ「この姿で分かる?」ボム

 

カルゴ「っ!?その姿...覚り妖怪なのか!?」

 

サクラ「ご名答。でも私が読むのは心

じゃないよ。私が読むのは精神。

記憶とかも含まれるかな。」

 

カルゴ「...パネェな..。」

 

 

 

...サクラに誘われて行ってみた次元旅行

だけど、案外楽しそうだ。

これなら退屈せずに良い日々を過ごせる

かもしれない。

 

To be continued...

 




はぁ...のっけからテンションあげすぎました。
次回は紅魔館ですかね。
コラボして下さりありがとうございます!

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