東方神竜伝 ~幻想入りした二人の物語~   作:★sophia★

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小説が進まん...
投稿が遅れてすみません。
今後も多分こんなペースです。
今回は多分ほのぼのになっている。
こいしの日バンザイ。


第四十四話騒霊と文屋と亡霊と

〜冥界への道〜

 

 

レイス「えーっと、こっちだったかな...」

 

 

..あの後、サクラと博麗神社で

別れた後に、俺は冥界に向かって

ひとっ飛びしてる訳だが、

 

 

レイス「...そういやまだ

ちゃんとしたルートで行ってなかった...。」

 

 

今の所冥界に行った時は

紫にスキマで連れて行ってもらった

時だけだからな...

 

 

〜〜♪♩♬〜〜♪♪

 

 

 

レイス「ん...?これは...音楽?

こんな上空で...?」

 

 

冥界への道を探してたら、

何故か音楽が聞こえてきた...。

この音楽は一体...?

よーく耳を澄まして見ると、

音楽は上から聞こえる事が分かった。

 

 

レイス「...向かってみるか...。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

レイス「...どうやら音楽は

白玉楼から聞こえるみたいだな。」

 

 

それにしても何故白玉楼から

音楽が聞こえるんだ...?

 

 

 

 

レイス「...あれは...」

 

幽々子「あらレイス、いらっしゃい。」

 

レイス「あぁ...。この人?達は一体?」

 

幽々子「あぁ...この子達はね、

『騒霊楽団』。今日はここに演奏

してもらいに来てもらったの。」

 

レイス「へぇー...。」

 

 

そんな風に幽々子と話していると、

演奏に一区切り着いたのか、

三人は演奏を止めた。

 

 

ルナサ「...ルナサ・プリズムリバー。」

 

メルラン「メルラン・プリズムリバーよ。」

 

リリカ「リリカ・プリズムリバーです。

貴方は?何か強そうな感じするけど...。」

 

 

見た所、三人共似たような格好をしていて、

服の細部と色が違う程度で、

ルナサが黒色の服、メルランが薄い桃色の服、

リリカが赤い服となっている。

 

 

レイス「あー...なんて言うのかな...

結構前に起きた『紅星異変』あったでしょ?」

 

メルラン「そんなのあったっけ?」

 

リリカ「何か先月位に空が紅くなった

事はあったけど...」

 

ルナサ「..いや、それの事でしょ。

...その異変がどうかしたの?」

 

レイス「あぁ...俺、その異変の黒幕だったし。」

 

三姉妹「...え?」

 

 

あ、固まった。

そんな驚く事なのか?

いや、この反応が普通か。

 

 

ルナサ「...て事は、貴方がレイスなの?

新聞にそう載ってたけど...。」

 

レイス「あぁ。そうだな。」

 

メルラン「なら...新聞に

『何か見た目が痛い神』って

書いてあるのもそうなの?」

 

リリカ「そうなるねー。」

 

レイス「ちょっと待てそれはどこ情報だ。」

 

メルラン「え?文々。新聞に載ってた。」

 

レイス「そうか...ちょっと離れててくれ。」

 

 

抜刀『白黒双大剣』(ヨミ)

 

 

レイス「竜華閃 符の三十一『裂空斬』」ズバッ!

 

 

文「あややっ!?」ヒュンッ

 

レイス「はいヒット。」ガシッ

 

 

よし、捕まえた。

タイミング図って、文が通るであろう場所に

空間を切り裂き、文を飛び込ませた。

勿論逃げないように掴むのも忘れない。

 

 

文「あやっ!?レイスさん!?

何ですか一体!?」

 

レイス「........................」

 

文「レイスさん!せめて何か喋ってください!

無言が逆に怖いです!」

 

レイス「..............................」

 

文「れ、レイスさん?」

 

レイス「...新聞。」

 

文「え?」

 

レイス「新聞...『何か見た目が痛い神』って

書いてたよな?」

 

文「ま、まぁ確かに書きましたが...

レイスさんを知っている人にイメージを

聞いたら『見た目が少し痛い』

って言ってたんですよ!」

 

レイス「誰に聞いたんだ?」

 

文「早苗さんですよ!

そろそろ私を離してください!

地味に首が痛いんですよ!」

 

レイス「はぁ...しょうがない。」パッ

 

 

早苗は確か外の世界から来たって言ってたな。

俺の見た目が痛いっていつも言われてたし、

これ以上は何も言えんな。でも...

 

レイス「一つだけ訂正しとく。

俺は確かに神ではあるが、種族的には

竜人であって、神奈子達の様な

八百万の神とは違う。

それだけ覚えとけ。」

 

文「は、はぁ...分かりました。」

 

 

それだけ言うと、文を返す為に

もう一度『裂空斬』を放ち、

空間を切り裂いた。

その後文は速攻で戻って行った。

後、いつの間にかプリズムリバー三姉妹は

いなくなっていた。

 

 

 

レイス「...はぁ...」

 

幽々子「あら、レイスがため息なんて

珍しい事もあるのね。」

 

レイス「...幽々子か。

何か途中でいなくなってたが、

どこに行ってたんだ?」

 

幽々子「ちょっと台所まで。」

 

レイス「...つまみ食いは程々にしろよ。」

 

幽々子「...考えておくわ。」

 

 

あ、これ絶対変わんないな。

...まぁ別にそれはどうでもいいか。

そうだ、あれを試してみよう。

 

 

レイス「なぁ幽々子。ちょっと

試したい事があるんだが。」

 

幽々子「何かしら?」

 

レイス「変化『蛇竜形態』」ボムッ

 

 

何故か出た煙がレイスを覆い、

それが晴れると...

 

 

幽々子「...あらあら、随分小さく

なっちゃったわね。それも竜?」

 

 

レイスがいた所には、レイスと思われる

小さな翼を生やした黒い蛇...『蛇竜』がいた。

おおよそ20cm位の大きさである。

 

 

レイス「この形態も竜には含まれるぞ。

これでも充分戦えるしな。

龍の時より若干の違いはあるけどな。」

 

幽々子「それで?試したい事って言うのは?

その姿を見せて終わりでは無いんでしょう?」

 

レイス「試したい事ってのは...

こういう事だよ。」シュルシュル

 

幽々子「こんな事がしたかったの?

貴方もやる事が子供ねぇ...。」

 

レイス「いいだろ別に...

たまにはサクラのいない時に

誰かに甘えたくなるんだよ...。」

 

 

レイスが何をしているかと言うと、

蛇竜の姿になった後、幽々子のその

ZUN帽...頭にとぐろを巻いて乗っかって、

完全にぐでーっと甘えてるのである。

 

 

幽々子「それで?いつまでここにいるの?

貴方もやる事があるんじゃなくて?」

 

レイス「今はゆっくりしてるさ。

少なくとも妖夢がここに来るまではな。」

 

幽々子「なら、そのゆっくりしてる間に

幻想郷に来てからの思い出でも

語ってもらおうかしら。

おやつでも食べながらね。」

 

レイス「まーいいけどさ...」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

この後、妖夢が来るまでゆっくりと

レイスは思い出を語っていたらしい。

勿論蛇竜の姿のままで。

 

 




妖夢は次回。
蛇竜に関しては...
鈴奈庵の邪龍が近いです。

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