東方神竜伝 ~幻想入りした二人の物語~   作:★sophia★

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どうしてこうなった。



第四十六話 闇と影

〜早朝 博麗神社 本殿の屋根〜

 

 

サクラ「霊夢ー、ちょっとおいでよ。

面白いもの見られるよ。」

 

霊夢「...何よ?何も無いじゃない。」

 

サクラ「当たり前だよ。

これから作るんだから。」

 

霊夢「はぁ?」

 

サクラ「見てればわかる。行くよ。

...『五源ノカガミ』。」キィィン

 

霊夢「...っ!何よ...!..これは...!!」

 

サクラ「...ちょっと出力抑えるわ...

..これはちょっと圧が強すぎるし...」

 

 

うーん...やっぱりこれは慣れないなぁ...

小さいものを作るなら簡単なんだけど...

制御が難しい...霊夢には被害を出さない様に

しなくてはね...

 

 

サクラ「...よし、出来た。」

 

 

そう呟いた私の目の前には、とても大きく、

美しく蒼い鏡が神々しい輝きを放っていた。

 

 

霊夢「...何これ?」

 

 

サクラ「これ?私が創った『アオノミカガミ』。

『空間を繋ぐ程度の能力』を持った、

私のチカラの一部って所かな?」

 

 

霊夢「えぇ...そんなやばそうな雰囲気

出してる物、近づきたくないんだけど...」

 

サクラ「別に大丈夫なんだけどねぇ...

あ、ちょっと行ってくるね。冥界まで。」

 

霊夢「えー、お昼どうすんのよ。

私作るのめんどくさいんだけど。」

 

サクラ「そう言うと思って既に

ある程度の食事は作っておいたから、

勝手に食べてどうぞ。」

 

霊夢「なら別に良いわ。

行ってらっしゃい。」

 

 

そう言って霊夢は中に戻って行った。

...若干足取りが軽かった気がする...。

...まぁそれは別にどうでもいい。

 

 

サクラ「『アオノミカガミ』よ、

『冥界』への入り口を、いざ開かん。」

 

 

そうカガミに言うと、先程よりもさらに

まばゆい光を放ち始め、それが晴れると、

カガミの向こう側には、一度サクラが

見た事のあるであろう光景...

白玉楼へと続く階段が見えていた。

 

 

サクラ「うーん...開く場所、間違えたか...?

開き直すのも面倒だし、地道に登るか...。」

 

 

そうしてサクラはゆっくりと、ゆっくりと

レイスのいる白玉楼へと足を進めた。

 

 

サクラ「...これ着くの何時間かかるんだろう...。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

レイス「...じゃあ、取り敢えず始めるのか?

それとも他に何かあるか?」

 

妖夢「いえ...大丈夫です。..始めてください。」

 

 

レイス「そうか...なら分かった。」

 

 

了承の返事をすると、幽々子がこっちに

向かってきて、何か言い始めた。

 

 

幽々子「レイス、貴方は本気を出しなさい。

例え、貴方がどれだけ手加減しようと、

妖夢が負けるのは確実。だから...ね?」

 

 

...確かに、多分..いや、確実に、今の妖夢では

今の俺には勝てない。なら...本気を出す

べきなのだろうか...。

...ここは、幽々子に従うとしよう。

 

 

レイス「妖夢よ。俺はとりあえず本気を

出す事にする。...それでも構わないな?」キッ

 

 

妖夢「っ!...はい..!」

 

幽々子「レイス...貴方...目が...!」

 

レイス「...やっぱりこうなるのか...。」

 

 

今の俺は、周りから見ると、全体的に

黒っぽいオーラの様な何かを漂わせ、

左目が紅色に強く輝いているらしい。

...特に体に変化は無いんだがな...。

 

 

幽々子「...それが貴方の本気なの?」

 

レイス「いや...これから変化する。

危険...ではないと思うが、心配なら離れろ。」

 

 

そんな感じに警告すると、二人とも少し

離れた。今回に相応しい形態は...あれかな。

 

 

レイス「『ヨイヤミノマトイ』」ボシュウ..

 

 

そう言い放った後、レイスはさらに

黒っぽいオーラに包まれ、見えなくなった。

さながらルーミアの出す闇の様に

何も見えないが、その中には紅い瞳が

不気味に輝いていた...。...が、少しすると

そのオーラは纏まってゆき、完全にオーラが

無くなると...

 

 

妖夢「.........っっ!?」

 

幽々子「......あらあら...。」

 

 

紅い瞳は相変わらず強く輝き、もう片方の

金色の瞳は微かに輝いているが、

今の妖夢達はそこには注目していない。

今の妖夢達が注目している場所...それは、

レイスの手や、身体にある、黒紫色の...鎧や盾。

それも、レイスの纏うコートも黒紫色となり、

より一層危険な雰囲気を漂わせる。

 

 

レイス「妖夢よ...。もう一度聞くゾ...。

戦いの準備は出来たか..?」

 

妖夢「...はいっ!」グッ!

 

幽々子「...(..?何だかレイスの様子が

おかしいわね..?何も起きなければ

いいのだけれど...。)」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〜冥界 白玉楼の近く〜

 

 

サクラ「ふぅ...。普段飛んでばっかりだと、

こんな時に歩くのが面倒になるなぁ...。

ワープは...まだ使わなくても良いかな。」

 

 

にしても、結構な段数登ったと思うんだけど...

未だに白玉楼の門が見えない...。

同じ景色ばっかりで飽きてきたなぁ...。

てかこれ後何段あるんだろう。

 

 

サクラ「...今レイス何してんだろう。

...軽く覗いてみるかな。『五源ノカガミ』

『シッコクノウツシミ』」

 

 

これは、さっき私が見せた、

『アオノミカガミ』の別のパターンの物。

さっきのは『空間を繋ぐ程度の能力』

だったけど今回のこれは

『映し出す程度の能力』。まぁ...そのままだね。

 

 

サクラ「『シッコクノウツシミ』よ。

私が思い浮かべた者を映せ。」

 

 

すると、シッコクノウツシミは分裂、

空中に三つの鏡となって固定、それぞれ

別の場所を映し出していた。

左は紅魔館、中央は地霊殿、そして右の鏡は

白玉楼、その中庭でのあの光景を映していた。

 

 

サクラ「...っ!?...あー...あいつ..とうとう

リミッター...というか制限外したか...。

これは...急がないとヤバいかもねぇ...。

...取り敢えず少し急ぎ目で向かうかな。」

 

 

何かの危険を感じたサクラは

少しだけ急いで向かい始めた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〜白玉楼〜

 

 

 

レイス「...さぁ、どこからでも

かかってこい。勝てると思うのならナ。」

 

妖夢「...はい。(何か雰囲気がおかしい...。)」

 

 

レイスは依然として瞳を紅く輝かせ、

黒紫の盾を左手に持ち、双大剣の闇、『宵』を

右手に持ち、静かに構えている。

意を決して妖夢が前に出ようとした時、

 

 

レイス「...いや、本気で行くのなら、

この剣も強化した方がいいだろうナ。

...凶禍『黒帝ノ剣』」ズアッ

 

 

すると、さっきまでレイスの持っていた剣が

黒い霧に覆われ、それらを取り込んだかの様に

剣はより大きく、より禍々しい力を放つ、

妖しく輝く漆黒の剣となった...。

 

 

妖夢「...っ!?まだ強くなるんですか!?

ただでさえ気迫が凄くて、建物が

軋んでいると言うのに...!」

 

レイス「...むしろ、これでも人型なだけ

抑えてはいるゾ...。本来ならば龍の姿が

一番強い姿でもあり、最大限のチカラを

引き出す事が出来るのだからナ...。」

 

 

しかし...この姿でも、自我を維持出来るのは

そこまで時間は多くは無い...。早めに

終わらせなくては...。出なければ、

妖夢を...殺しかねない。

それだけはあってはいけない。絶対に。

 

 

レイス「来るなら早いとこ来てくレ...。

後数十分もしたら、強制的にこの戦いは

終わりにする事になってしまウ...。」

 

妖夢「...なら、いざ、勝負!」ダッ!

 

 

レイス「...竜華閃符の四十六『黒龍斬』」

ググッ..ドォォン..!

 

 

妖夢「っ!この程度っ!」ズバッ!

 

 

この技は、竜華閃の中ではかなりの威力を

誇る技なのだが、今回のレイスはチカラは

飛躍的に上昇したのだが、代わりに速度が

低下してしまっているため、簡単に

回避されてしまっているのである。

 

 

レイス「...なラ...!神竜閃符の二十...」

 

妖夢「させません!」ブンッ!

 

レイス「ギッ...」ガキィン..

 

 

レイスが技を発動する前に、攻撃をして

動きを封じようとしたが、持っていた盾で

ガードされてしまい、ダメージは

入ることは無かった。

 

レイス「...ぜェ..ぜェ...」

 

 

妖夢「今!獄神剣『業風神閃斬』!」ズバッ!

 

レイス「っ!?ガァっ!?」ザシュッ!

 

 

上手く盾を掻い潜り、レイスの左腕に損傷を

与える事が出来た。だが、その損傷は

瞬時...とまでは行かないが、傷口が黒い霧に

覆われた後、数秒後に晴れると完全に

傷は完治していた。治癒中、レイスは

殆ど動かなかったが、恐らくそれが

治癒中のデメリットなのだろう。

妖夢はそう考えたのだ。

 

 

レイス「...中々...やる様になったじゃないカ。

なら...これはどうダ?

『ミスティックチェイン』」パチッパチンッ!

 

 

レイスが一度指を鳴らすと、地面に黒い魔法陣が

複数現れ、もう一度鳴らすと、そこから

妖夢を狙って黒い鎖が現れ、伸び始めた。

 

 

妖夢「こんなもの!」バギィン!メギッ!

 

 

妖夢に斬られた鎖は、嫌な音を立てて

崩れ落ちて行った。どうやら時間は

割と短かった様で、割と早く魔法陣は消え去った。

 

 

レイス「......っ!頭痛がし始めたカ...。

これは..流石にマズイ...!早く決着を...!!

『ミストブレイド』...!」 ブンッ!

 

 

一時的にレイスの剣が巨大化し、妖夢に

その剣を振るうが、速度が遅いために

やはり見切られてしまう。

 

 

妖夢「っ!?...この程度ならっ!」ザンッ!

 

 

妖夢は巨大な剣を斬ると、かなり脆かった様で、

いとも簡単に崩れ落ちてしまった。

 

 

レイス「...これも通じないとハ...

なラバ...これはもういらないナ。」ブンッ

 

 

そう言い捨てると、レイスは所々に罅の

入った盾を無造作に放り投げた。

放り投げられた盾はそのまま

塵となって消えていってしまった...。

 

 

レイス「これでより軽くなったんダ...。

しっかりついてこいヨ?『滅多斬り』」

 

 

レイスが素早く剣を振ると、その剣筋の

通りに斬撃が発生、妖夢に向かっていく。

今までのレイスとの違いに妖夢は...

 

 

妖夢「...っ!速すぎる...!見切れない...!

ぐっ!...少しやられた...!」

 

 

速度についていけず、斬撃の一つに被弾、

右腕を少し斬られた。

そして被弾によって妖夢の動きが

硬直した、その一瞬をレイスは見逃さない。

 

 

レイス「...隙だらけダっ!

『クロスシェイド』!」

 

 

突如空中に現れた、巨大な漆黒の双剣。

それらは不規則に動き出すと、

様々な方向から刃を振るいだした。

 

 

レイス「これを耐え続けて見せロ...。

警告は出ているゾ...。」

 

妖夢「え?」

 

 

突然双剣から紫のレーザーが放たれ、

その数秒後にレーザーの軌道上を高速で刃が

通り過ぎた。『予告線』である。

 

 

妖夢「...線が出るなら、

避けるなんて容易い事っ!」バッ!

 

 

妖夢はその鋭い動体視力で瞬時に見切り、

レイスに向かって突撃して行く...。

 

 

妖夢「人鬼『未来永劫斬』!」

 

 

ここで、妖夢はレイスに向かって技を

発動し、斬り掛かる。...だが、

今の妖夢は肝心の事を忘れている。

 

 

レイス「…………………」ニタァ..

 

妖夢「せいやぁ!」ブンッ!

 

 

レイス「...神竜閃符の五...」

 

 

 

 

 

 

 

レイス「『明 鏡 止 水 斬』。」ズバァッ!

 

 

 

妖夢「ガッ......」ドシュッ...

 

 

妖夢は大きな漆黒の剣に斬り飛ばされ、

右腕から血を流しながら後方に

弾き飛ばされた。

 

...最初の勝負は、ここで妖夢が気絶し、

決着が着いていた。今回は...

 

 

妖夢「...グッ...っ!」グググッ

 

 

妖夢は気絶はしていないが、剣を

杖代わりに、肩で息をしており、

足が震えてしまっている。立つのも

精一杯なのであろう。負けではないが、

続行は...出来ないだろう。

 

 

レイス「...?どうしタ、妖夢。

まだ、勝負は終わっていないゾ?」

 

妖夢「.........です。」

 

レイス「...?」

 

妖夢「私の...負けです。完全に。」

 

レイス「...............ナラバ...」バッ!

 

 

幽々子「っ!?何を...」

 

 

レイスは空中に行き、妖夢の真上まで行くと、

持っている剣をさらに大きくした。

 

 

レイス「意識は...刈り取らせてもらうゾ...。

『ブレイク』...ゼアッ!」ブンッ!

 

 

黒い一撃が、妖夢を狙って振り下ろされる。

後一秒で当たるという所で...

 

 

 

サクラ「結集『天命の加護』」

バギィィィィン...

 

突如現れた結界に当たると、

甲高い音と共に、漆黒の巨剣は粉々に

砕け散り、塵となって消えた。

 

 

レイス「ナ...サクラ!?」

 

 

サクラ「ようやく着いたと思ったら...

この状況だもの。そりゃあ止めるよ...。

てか...レイス、その姿は...そこまで

侵食されているか...。」

 

レイス「だまれ、邪魔をスルナ!」ブンッ!

 

サクラ「黙るのはお前だっての。

てか効かないから。結集『天命の加護』」

 

 

再び漆黒の剣を作り出し、『ブレイク』を

放つレイス。それをいとも簡単に防ぐサクラ。

 

 

サクラ「一旦回復だな。『単体完全回(ベホマ)復』」

 

 

サクラが回復の呪文を唱えると、

みるみるうちに妖夢の怪我は治っていき、

数秒後には完全に怪我は治っていた。

 

 

妖夢「...怪我が...治った...。」

 

サクラ「もう少し待っててね。

すぐに終わらせるから。...んで、

ちょっと良い?幽々子。」

 

幽々子「何かしら?」

 

サクラ「今レイスは力の使いすぎで

瀕死に近い状態...なんだけど、

簡単に言うと...レイスを殺して。」

 

幽々子「...そんなこと、私が

やると思ってるの?」

 

サクラ「...別にやらなくてもいいよ。

どっちにしろ、私が殺るのは変わりない。

取り敢えず、始めますか...。」

 

 

レイス「.........?」

 

 

サクラ「じゃあ、もう一回死んでもらうよ。

覚悟は...しなくていいや。...禁断。

究極即死魔法(ザラキーマ)』」

 

 

サクラの詠唱と共に、

赤黒い文字の様な物が、レイスの周りを

何重にも囲うと、突如発光しだし、

中のレイスを苦しめ始めた。

 

 

レイス「ガァァァァッッ!!?」

 

サクラ「これで...終わりっ!」パチンッ

 

レイス「ガァッ...」バシュウ...

 

 

レイスが断末魔を上げると、

その瞬間にサクラが指を鳴らす。

すると、一気にレイスから瘴気のような

物が出てきて、空中に消えていった。

残っているのは、いつものレイス...だが、

 

 

レイス「また...この姿かよ...。」

 

 

この前より一回りだけ小さくなった

『蛇竜形態』のレイスがいた...。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

サクラ「...で、教えてくれない?

なんでこんな状況になったの?」

 

レイス「『影』の力を解放・継続

しすぎた。おおよそ30分位?」

 

サクラ「だからか...。」

 

幽々子「ねぇサクラ。『影』って

どういう事?あの姿と何か関係があるの?」

 

サクラ「...大いに関係しているよ。

まず、『影』とは、レイスの本質の力で、

最高の力を発揮出来る...けど、時間が

経てば経つほど精神は闇に染まっていく。

言わば『捨て身の攻撃』になっている。

闇に染まっていくと、性格は残酷、

行動も殺戮をする位にヤバくなる。

さっきまでのレイスは結構ギリギリだった。」

 

幽々子「大体どの位までなら

『影』の制御は効くのかしら?」

 

レイス「良くて20分。それ以降は

頭痛とか身体中が痛みに襲われる。」

 

サクラ「最悪は...レミリアの言っていた、

以前のフランの様に、発狂して

あらゆる物を殲滅しかねない。

だから極力封印してたんだけどねぇ?」

 

幽々子「なるほどね。...所で、

レイス。この勝負の結果は、どうなるの?」

 

レイス「...この勝負は...俺の負けさ。

自分の精神を保てない様じゃ、

到底勝ったなんて言えないさ。」

 

妖夢「だとしたら...師匠は...。」

 

レイス「...あぁ。師匠は続ける。

けれど、これからは...

俺も修行に励むとするよ。」

 

妖夢「...なら、一緒にやれば良いですね。」

 

レイス「まぁ...そうなるか。」

 

妖夢「では、これからも引き続き

宜しく御願い致します。師匠!」

 

レイス「うん。宜しく。」

 

 

 

サクラ「...話し中悪いんだけどさ...

レイス、その姿はなんなの?

私は初めて見るのだけれど?」

 

レイス「あぁ...そういやそうだっけか。

これは『蛇竜形態』。簡単に言えば

ヘビが進化しただけの日常生活での形態。

なんでこの姿になったのかは...多分

最初に死んだのがこの姿だったからだと思う。

所謂死に戻りだ。理屈はわかんないけど。」

 

妖夢「この姿だと良く人の頭の上に

乗っかってきて、かなり甘えて来るんですよ...

それがまたいいんですけどね...。」

 

 

サクラ「うんそこは割とどうでも良い。

...で、どうするの?レイス。ここに残るの?」

 

レイス「ん...なら、そろそろ移動するかな...。

修行がてら幻想郷を回るとするよ。」

 

サクラ「どこに行きたい?」

 

レイス「...紅魔館によろしく。」

 

サクラ「了解。...それじゃあね。妖夢。」

 

妖夢「あ、はい。さようなら。」

 

レイス「じゃ、妖夢。また来るよ。」

 

妖夢「...はい。また来てくださいね。」

 

サクラ「『瞬間移動(ルーラ)』」シュンッ

 

 

 

 

 

 

幽々子「...まさか、レイスにあんな力が

あったとはね...。あの力が暴走

しなければいいのだけれど...。」

 

妖夢「...まぁ、最悪サクラさんが

止めてくれるんじゃないですか?」

 

幽々子「...それもそうね。

...止められればいいけれどね。」

 

 

 

 

 

 

 

 

二人は向かう。紅魔館に。

そこが一番落ち着く場所でもあり、

ゆっくりと休める場所なのだから。

 

 





次回はどうなるのかなぁ...。

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