東方神竜伝 ~幻想入りした二人の物語~   作:★sophia★

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短いです。


第四十七話 戦いの予兆

〜紅魔館〜

 

 

サクラ「着いたよレイス。」

 

レイス「あぁ。...ここも久しぶりだな。」

 

 

 

美鈴「...ZZzz...」

 

レイス「美鈴...相変わらず寝てるし。」

 

サクラ「...どうする?起こしておく?」

 

レイス「...サクラに任せるわ。」

 

サクラ「んじゃ起こすよ。

...ボウガンでいいか。『スパーク』。」パシュッ

 

ドスッ

 

 

ボウガンから放たれた矢は正確に美鈴の

額に突き刺さり、電気でショックを与えた。

 

 

美鈴「あいだっ!?...はっ!?

咲夜さん、寝てないですよ!

...って、あれ?サクラさん?」

 

サクラ「おはよう美鈴。そしてただいま。

...メイド長には言わないでおいてあげる。」

 

美鈴「そうしてくれると助かります...。」

 

サクラ「...どうやら無理な様だ。」

 

美鈴「え...どうしたんですか?」

 

 

咲夜「...仕事中に堂々と居眠りなんて、

度胸があるのね?...美鈴?」

 

美鈴「すみませんでした。」

 

 

秒もしないうちに美鈴は見事な

土下座をした。早すぎて一瞬目視が

出来ないほどに。

 

 

咲夜「...次は無いからね。

...どうぞ。レイス様、サクラ様。」

 

サクラ「美鈴。...次は気を付けなよ。

次は...私が何かしてあげる。」

 

美鈴「はっ、はいっ!」

 

レイス「(なんかこの二人に恐怖を

感じてきたわ...早く忘れよう。)」

 

 

この時、二人に恐怖を抱いたレイスであった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〜紅魔館 大図書館〜

 

サクラ「ただいまー。

レミリアー?いるー?」

 

 

パチェ「...ここにはいないわよ。

ていうかなんでここに来たのよ...。

絶対狙って来たでしょ...。」

 

 

サクラ「そんな事は無いよ?

...居ないならいいや。後にしよ。

パチュリー、属性魔法の魔導書ってある?」

 

パチェ「それなら2ー72の棚にあるわ。

詳しい事はそこにいる小悪魔に聞いて。」

 

 

それだけ言うと、パチュリーは再び

本を読み始めた。...本が崩れそうだな。

 

 

サクラ「小悪魔ー?ちょっといいー?」

 

小悪魔「はーい、ちょっとお待ちください!」

 

サクラ「あ、そっちにいたの?」

 

 

小悪魔は私の左の方にいた。

...気配が微弱すぎて探知出来なかったか...?

...まぁいいか。

 

 

サクラ「小悪魔、属性魔法の魔導書を

持ってきて貰える?待ってるから。」

 

小悪魔「はぁ...何冊程持ってきますか?」

 

サクラ「三冊で充分だよ。」

 

小悪魔「分かりました。」

 

 

 

 

サクラ「...パチュリー、また戦わない?」

 

パチェ「いや。」キッパリ

 

サクラ「...分かってたけど、即答する程?」

 

パチェ「貴女は強さが桁違い過ぎるの。

私は戦わない。特に貴女とは。」

 

サクラ「それは残念。なら

魔導書でも読んでるかな。」

 

小悪魔「サクラさーん!持ってきましたよ!」

 

サクラ「ありがと、小悪魔。

...結構分厚いなぁ...。」

 

 

小悪魔が持ってきた魔導書はどれも

500ページはありそうな分厚い物だった。

 

 

サクラ「さて、ゆっくり読むとするかね...。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〜同刻 テラス〜

 

 

レイス「...さっきサクラが呼んでたけど、

行かなくて良かったのか?レミリア。」

 

レミリア「そんなの後で行けば良いのよ。

どうせ後でワープで来るでしょう。」

 

レイス「...まぁ確かに今はあいつ

ゆったりと魔導書を読んでるし、

気にする必要は無いか...。」

 

 

まぁ、本音はパチュリーの所に

行きたかっただけの様だし、

後に来るのも間違いはないだろうから、

お互いに待っていても問題は無しか。

...さて、この後はどうしたもんかねぇ...。

 

レミリア「ねぇ、レイス。」

 

レイス「んー?なんだ?」

 

レミリア「貴方、紅魔館に来た時

黒い...蛇?みたいな姿だったじゃない。

なんなのよあの姿は。」

 

レイス「あー...あれか..。

簡単に言うなら俺の姿の一つ。

あの完全龍化の小さくなった様な感じだ。」

 

レミリア「ふーん...。あの姿は強いの?」

 

レイス「いいや、あれは戦闘向きの

姿じゃない。特に意味も無い。」

 

レミリア「あらそう。」

 

レイス「そういや、フランはどうした?

未だに見てないが...。」

 

レミリア「あぁ、フランなら今頃は

寝てるわよ。あの子、最近は昼に

寝て夜に起きる様にしてるのよ。」

 

レイス「へぇ...。何でそんな事をしてるんだ?」

 

レミリア「もうそろそろ満月でしょう?」

 

レイス「そうだけど...」

 

 

予想では、明日が満月の夜になった筈だ。

でも、それが一体?

 

 

レミリア「満月の夜は、妖怪の力は

最大限に高まる。それを狙って、

フランは貴方の所に行って戦いに

行くつもりだったのよ。」

 

レイス「あー...そういう事?」

 

レミリア「貴方、昼でも夜でも

起きてるじゃない。別に良いでしょ?」

 

 

確かにいつでも起きてるけど...。

だったら呼んでくれれば行ったんだがな。

 

 

レイス「別にそれは良いんだが...

なら、明日の夜、フランと戦う事になるのか?」

 

レミリア「...なるでしょうね。」

 

レイス「はぁ...。なら、それまで

特訓でもして備えるかねぇ...。」

 

レミリア「...頑張ってね。」

 

 

 





次回、戦いが起きる。

待たした上に短くてすいません。

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