東方神竜伝 ~幻想入りした二人の物語~   作:★sophia★

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若干のネタ切れが起きている。


第四十九話星空の中で

〜紅魔館 上空〜

 

 

フラン「ねぇ、レイス。」

 

レイス「ん?何だフラン。」

 

フラン「サクラ、置いてきて良かったの?

どうせなら連れてくれば良かったのに。」

 

レイス「あー...あいつなら、眠いから

残るって言ってたよ。」

 

フラン「そうなんだ、ならしょうがないね。」

 

レミリア「...どこまで行くのよ?

もうかなり上がってきてるわよ?」

 

レイス「大体高度8000メートル位だな。」

 

レミリア「えぇ...高すぎない?

そもそも空気薄くない?」

 

レイス「それなら大丈夫だ。俺が

ある程度の空気を直接持ってきているからな。」

 

レミリア「...どういう事?」

 

レイス「これ。スキマから地上の空気を

持ってきてるんだ。」

 

 

そう言って、レイスは真上にスキマを作り出した。

スキマの先は紅魔館に繋がっている様だ。

 

 

レミリア「それなら...大丈夫かしらね。」

 

フラン「ねーまだつかないのー?」

 

レイス「よし、さらに高度を上げるか。

しっかりつかまってろよ?」

 

レミリア「ええ。分かったわ。」

 

フラン「行っけー!レイス!」

 

 

レイス「何でいつもフランは俺の頭に

乗っかってくるんだ...?別に構わないけど...。」

 

フラン「ここの方がなんか楽しいから!」

 

レイス「まぁ、サクラもライドする時は

そこにいたしな...。しっかりと角まで

掴んでるのも同じだな。」

 

レミリア「そう言えばそうね。

あの時と全く同じ感じがするわ。」

 

フラン「早く行こうよ?」

 

レイス「分かったよ。じゃ...行くぞ!」バサッ!

 

 

レイスは翼を広げ、少しだけ

体を縮めると、一気に加速して上空に

向かって羽ばたき、空高く飛んでいった。

途中でふざけて急旋回やきりもみ回転、

高速急転直下を繰り返していた。

まるでジェットコースターのようだ。

...一人叫んでいた様な気もしたが。

 

 

レイス「俺ならこんな風に華麗に飛ぶことも

容易いんだ。まぁかなり疲れるけどな。」

 

フラン「なんか楽しかったー!

...あれ?お姉様?...お姉様ー?」

 

レミリア「………………」

 

レイス「...あ。レミリア気絶してる...。」

 

フラン「...いつから気絶してたんだろ?」

 

レイス「途中から叫び声が

聞こえなくなってたのは気絶してたからか...。」

 

フラン「どうする?起こす?」

 

レイス「しゃーない。取り敢えず

起こすとするか...。『ザメハ』。」

 

レミリア「...っは!...私は何で

気絶してたんだっけ?」

 

レイス「急旋回、きりもみ回転、高速急転直下。」

 

レミリア「ああ、うん。思い出したわ...。」

 

レイス「フラン、もう一度やりたいか?」

 

レミリア「もうやめてお願いまた気絶するから。」

 

フラン「...お姉様が言うならやめておくー。」

 

レイス「まぁ、もう目標高度まで

たどり着いたから後はゆっくりだ。

これでも食べてゆっくりしてなよ。」

 

フラン「プリンだー!」

 

レミリア「ありがと。...ところで今

どうやってプリンを出して置いたのよ?」

 

レイス「んー...。なんて言うかな...。

プリン自体は紅魔館の冷蔵庫に

しまっておいたのをスキマ経由して

出しただけだからな。置くのは別に

こんな感じに遠隔操作で手だけ動かせるから。」

 

レミリア「私はそれ見た事ないけど?」

 

 

そう言えば今まではこれ言ってなかったか。

なら今説明しておくか...。

 

 

レイス「これはだな、この形態の時は

基本翼しかないからな。妖力で

龍の手的な物を作っているんだ。

特にそれしか言えないな。」

 

フラン「そんなのも使えたんだ!」

 

レイス「まぁ、特に意味は無いんだけどな...。」

 

レミリア「ところで...もうそろそろじゃない?」

 

レイス「そうみたいだな。

...ほら、見てみろ。フラン。」

 

フラン「...わぁー!流星群だー!」

 

 

突如、夜空に流星群が現れた。

...とても綺麗な光景だ。

 

 

レミリア「...とても綺麗ね。」

 

レイス「だな。...どうせならあれも

やってみるかな?今なら出来そうだ。」

 

レミリア「何をする気なのかしら?」

 

レイス「見てれば分かるさ。『星空の奇跡』」

 

 

レイスは目を閉じ、何かをし始めた。

そして...夜空に、突然『オーロラ』が現れた。

 

 

フラン「何あれ!すごく綺麗!」

 

レミリア「あれは...『オーロラ』かしら?

初めて見るけれど...とても綺麗ね。」

 

レイス「ふぅ...。割と調整がシビアだったな...。」

 

レミリア「あら、そんなに難しいのね...。」

 

レイス「そこまで難しくは無いが、

調整は割と面倒。微調整しないとここまで

綺麗な形には出来ない。」

 

フラン「よく分かんないけど、すっごい綺麗!」

 

 

うん。2人とも喜んでくれた。

これなら少しは楽しんでくれただろう。

さて...そろそろ帰るかな。

 

 

レイス「それじゃあ2人とも、

そろそろ帰るとしよう。もう夜が明ける。

2人は確か日光ダメだったよな?」

 

レミリア「いえ、大丈夫よ。2人ともね。」

 

レイス「どうしてだ?2人とも吸血鬼だよな?」

 

レミリア「これよ。サクラがくれたの。」

 

 

そう言ってレミリアが見せたのは、

右手の人差し指にはめられている金色に

輝く綺麗な指輪。小さな水色の魔石が

はめ込まれている。

 

 

フラン「私も付けてるよー!」

 

 

フランはレミリアと同じ指輪だが、

よく見ると魔石は赤色で、

左手の人差し指に指輪をはめている。

 

 

レイス「へぇ...サクラが?

でも何でそれが大丈夫なんだ?」

 

レミリア「この指輪ね、サクラがこの前

博麗神社に行った時の帰りにくれたのよ。

効果がね、サクラが言うには、

『はめた者の弱点を無効化する』

って言っていてね。試しにはめてから

日傘をとったら日光が平気だったの。」

 

レイス「流石だなサクラは...。なら

俺からもこれをやる。『龍の紋章』」

 

 

そう言うと、2人の付ける指輪に、

レミリアは赤色の、フランは

蒼色の紋章がそれぞれ現れた。

 

 

レミリア「あら、綺麗な模様ね。

何か効果でも付けたのかしら?」

 

レイス「そうだな...結構効果は色々

追加したが、主な効果は...サクラの

付けた効果のパワーアップと

『若干の能力強化』程度かな?」

 

レミリア「...かなり強くなったのね。」

 

レイス「ちなみに能力が強化されたと言っても

レミリアの場合『過去と未来の見える範囲』が

フランの場合『破壊できる範囲と威力』が

多少増えただけだ。あまり過信は

しない方が良い。」

 

レミリア「それでも充分強いってこと、

分かってて言ってるのかしら...?」

 

レイス「そうか?多少だからな。

俺だとここまでしか強化出来なかったよ。」

 

レミリア「それでも充分よ。ありがとうね。」

 

フラン「ありがとうね!」

 

レイス「別にこれ位いいさ。

住む所提供してくれてんだし、

これ位どうってことない。

...それより、結局帰るのか?帰らないのか?」

 

レミリア「...そうね、帰りましょうか。

フランもそれでいいわよね?」

 

フラン「いいよー。」

 

レイス「じゃ、帰るか!...急降下で。」

 

レミリア「...え?」

 

 

レイスは小さく何かを呟くと、

...その途端、羽ばたくのをやめた。

勿論、レイス達は地上へと落ちていく。

...高度8000mから。

 

 

レミリア「……………………」チーン

 

レイス「いや...もう気絶したのか?」

 

フラン「どうやらそうみたいだね...。」

 

レイス「このまましばらく落ち続けるぞー。

地上が近づいて来たら滑空するから

激突の心配はするなー。」

 

フラン「分かったー。しっかりお姉様

掴んどくからー。」

 

 

この時の落ちる速度はマッハを超えていた。

なぜ無事なのかと言うと、レイスが

背中の二人に結界を貼って衝撃を

無くしていたからである。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

レイス「そろそろ地上に着くぞ。」

 

フラン「ホントだ。紅魔館が見えてきた。」

 

レイス「...ここだっ!」バサァッ!

 

 

レイスは力一杯翼で羽ばたき、

一気に減速、急停止した。

...羽ばたいた衝撃で一瞬、地面が揺れたが。

 

 

レイス「...よし、着いたぞ。

...だからフラン、頭から退いてくれないか?」

 

フラン「えー...もっと乗ってたいのにー...」

 

レイス「...分かったからそんな目で

見ないでくれ...。『形態変化』」

 

 

今は飛ばないだろうし...四足歩行で良いか...

...大きさは抑えて...

 

 

レイス「...ほら、フラン。これでもいいか?」

 

フラン「良いよー!」

 

レイス「...でどこに行けばいいんだ?」

 

 

現在、何の目的も無く館を歩いている。

レミリアは咲夜が預かった。

多分部屋で寝かせてるだろう。

 

 

フラン「ちょっと屋上まで

行ってくれない?そこなら広いから

走って遊べるよ!」

 

レイス「...なんかフランはライダーみたいだな。

しっかりと角持っているし...」

 

フラン「はーやーくー!」グイグイ

 

レイス「やめてー地味に痛いそれ...

分かった、分かったから。引っ張るな...」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

~紅魔館 屋上~

 

 

レイス「...取り敢えず着いたが、

どうすればいいんだ?フラン。」

 

フラン「走って!」

 

レイス「随分アバウトだな...まぁ良いけど。

...どちらかと言うと飛ぶ方が得意なんだよなぁ...」

 

 

俺は飛龍。普段は空を飛んで移動する。

だから地上を走るのは得意ではない。

 

 

レイス「...じゃ、行くぞ。そりゃっ!」ダンッ!

 

 

強く床を蹴って高く跳んで、一瞬で

時計塔の屋根に着地した。ほぼ無音で。

 

 

フラン「うわ!凄いジャンプした!」

 

レイス「もう1回!」ダンッ!

 

 

今度はさらに高く跳び、紅魔館の門にいる

美鈴...そのすぐ近くに着地した。

 

 

美鈴「うわっ!?...何だ、妹様でしたか...。

どうしたんですか、こんな夜明けに...?

それと...レイスさんですか?

あなたもあなたで何やっているんですか...。」

 

レイス「フランと遊んでる。」

 

フラン「もう夜明けだったんだねー...。

そろそろ眠くなってきたー...。」

 

 

フランは欠伸をしていて、確かに眠そうだ。

...そろそろ戻るか。

 

 

美鈴「そう言えば、

サクラさんはどうしたんですか?

紅魔館にはいないようですが...?」

 

レイス「あぁ...あいつなら...」

 

咲夜「サクラ様なら、『出かけてくる。』との

一言を残して何処かに消えました。」

 

レイス「おう...聞いてたのか。まぁ良いか...

という訳だ、美鈴。居場所は知ってるから

特に気にするな。」

 

美鈴「は、はぁ...。そうですか...。」

 

レイス「あ、咲夜。フランをお願い出来る?」

 

咲夜「承知致しました。」シュンッ

 

レイス「...何回みても慣れん。時止めた

空間てのは...目が痛くなる...。」

 

美鈴「え?レイスさん時止め通じないんですか?」

 

レイス「と言うか...」シュンッ

 

美鈴「え?」

 

レイス「俺も時止めはできるぞ。」

 

美鈴「うわっ!?」

 

レイス「初めて使ったけどな。割と上手くいった。」

 

美鈴「...咲夜さん以外にも

時止めできる人いたんですね...。」

 

レイス「...そうだな。

(あと出来るやつ二人いるんだよなぁ...)」

 

ランス「(そのうちの1人は俺だろ?)」

 

レイス「(そうだが今出てくんな。)」

 

ランス「(...一応言っとくが、その

時間操作能力、本来は俺のだって覚えとけよ?)」

 

レイス「(へいへい、それくらい分かってるよ。)」

 

ランス「(それならいいが、

お前、少しフランに甘すぎじゃn)」ブツッ

 

 

レイス「...じゃあ美鈴。俺は暫く時計塔の

屋根にいるから、何かあったら呼んでくれ。」

 

美鈴「え?...はい、分かりました..。」

 

レイス「『解除』『龍化』」バサッ!

 

 

レイスは元の人間状態に一瞬戻った後

すぐに龍化し、翼を広げて飛び立った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

~???~

 

 

サクラ「取り敢えず着いたが...本格的な

話し合いはもう少し後になるみたいだね...

...少しの間探索してるかな?」

 

 




最後に関しては別に重い話ではないです。
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