東方神竜伝 ~幻想入りした二人の物語~ 作:★sophia★
今年最後だな(確信)
取り敢えず前後で分けてます。
サブタイトルには書いてないですけど。
〜紅魔館〜
レイス「パチュリーよ。ちょっと良いか?」
パチェ「...何か用?」
レイス「いや、俺はもうすぐ移住しなくちゃ
いけないし、サクラの元に行って
計画中の案を聞いてもらう。」
パチェ「要はこれから出かけてくるって事ね?
だからって何で私に言うし...咲夜にでも
言伝しときなさいよ...。」
レイス「もう言った。」
パチェ「なら此処に来てないで早く行ったら?
早くしないと面倒な事になると思うわよ。」
レイス「んー...ならそうしよう。『時空切断』」
最近良く使用する、『時空切断』を使い、
間髪入れずに素早く穴に入ったレイス。
その直後、レイスを探していたレミリアが
大図書館を訪れ、
理由を聞いてうーうー言ってたのは
別の話である。
〜博麗神社〜
レイス「よし、到着。」
霊夢「あ、...レイスだっけ?何か用?」
レイス「ん?あぁ、サクラはいる?」
霊夢「さっき地底に向かったけど?」
レイス「...すれ違ったか...。」
霊夢「なら待ってれば?野暮用だって
言ってたし、直ぐに戻ってくるわよ。」
レイス「なら少しこの辺で修行でもしてていいか?
いつもこの時間は剣の特訓をしてるんでな...」
霊夢「お賽銭入れてくれるなら考える。」
レイス「今はあいにく無一文だ。」
霊夢「じゃあダメ。大人しく待ってなさい。
お茶位は出してあげるから。」
レイス「むぅ...仕方ない。」
〜旧都・旧地獄街道〜
サクラside
サクラ「えーっと、多分あの辺か...?
情報が曖昧だからか覚えてないなぁ...
なんて言ったかな...宴会にいた一本角の鬼...」
サクラの探す、一本角の鬼...それは、
鬼の四天王の一人、『星熊勇儀』だが、
サクラは本人と会った事のある程度の顔見知り
であり、面倒な事に、サクラは宴会時、
盛大に悪酔いしておりその時の記憶が
全く無いため、殆ど初対面に等しいのだ。
なので、『一本角の鬼』としか覚えていない。
これでは探しようがないように思えるが...
サクラ「ちょっといいかい?そこの鬼さんよ。」
???「...ん?私の事かい?」
サクラ「...そうだけど...。ちょっと人探しをね。
...人ではないか。まぁそこはいいや。」
???「誰を探してるんだい?場合によっちゃ
私が手伝ってやらなくもないが。」
そう言って、手伝いをしてくれそうな鬼を
よーく見ると、額からは赤い『一本角』が
生えていた。勿論、サクラはそれを目に留め、
鬼にこう尋ねた。
サクラ「...その前に聞きたい。貴女、名前は?」
勇儀「人に名前を尋ねる時はまず自分から
名乗ろうな?まぁいいけど。私は星熊勇儀。
元鬼の四天王の一人だ。」
はい、もう見つかりました。
サクラはこの瞬間に、
偶然ってあるんだなぁと思ったそうな。
サクラ「...うん。取り敢えず私の目的は達成
されたから、さっきの頼みは無かった
ことにして。あ、私はサクラ。」
勇儀「...もしかして私を探してたのかい?」
サクラ「そうそう。ちょっと貴女に
用があってね。地上からはるばる来たんだ。」
勇儀「...それで?私になんの用があるんだい?」
サクラ「鬼は建築が得意と聞いてね。
ちょっとその力を借りたいなってね。
手伝ってはくれないか?報酬は勿論出そう。」
勇儀「...なるほど。分かった。そういう事なら
手伝ってやらなくもない。いつやればいい?」
サクラ「早くて明日の昼から始めたい。
結構大きな建築物の予定でね...。」
勇儀「...その前に、ここから移動しないか?
外で立ちながら話すのもアレだし、
私の家にでも行って詳しく話を
聞かせてもらう。それで構わないかい?」
サクラ「まぁ、それがいいだろうね。
なら早速移動しよう。」
勇儀の家
勇儀「ま、特に何もないけど、ゆっくり
話すならここでもいいだろう。それで?
どんな感じなんだ?建てて欲しいものってのは」
サクラ「えーっとね...」ゴソゴソ
スキマ的な何かに手を突っ込み、
ゴソゴソと何かを探すサクラ。
そして数秒後、数枚の大きな設計図を
取り出し、テーブルに広げた。
サクラ「これが設計図。この前の花火大会の
後、片付けが終わったあとににとりと
設計図を書き上げたんだ。これを見て
どう思う?専門家からの意見を聞きたい。」
勇儀「...これはどこに建てるんだ?」
サクラ「魔法の森、最奥の地。」
勇儀「...なら大丈夫だろう。
問題は無いと思うぞ。材料は?」
サクラ「...木造とかだけど?」
勇儀「分かった。明日で良いのか?」
サクラ「...いつでも構わないけど?
もう準備は整ってるし。場所もある。」
勇儀「なら決まりだ。今すぐ取り掛かるぞ。
あ、そうだ。サクラよ。萃香を連れてきて
くれないかい?あいつも参加させる。」
サクラ「あー...了解した。なら、
ちょっと私に掴まってくれない?
今すぐ移動するから。」
勇儀「いや、すぐ着くからいいよ。
そら、行くぞ!サクラ!」ガシッ
サクラ「え?」
その数秒後、ドアを開け(破壊)、そのまま
地上に向かって高速で飛び始めた勇儀。
サクラは勇儀に腕をがっしり掴まれており、
普段の冷静さも失い、痛みを訴えている。
しかし、サクラの貧弱な腕力で鬼の力に
適うはずもなく、心の底からの叫びも
風に流されて聞こえていないようだ...
〜地底の入口〜
勇儀「よーし到着!...あれ?どうしたサクラ。
なぜそんなに震えているんだ?」
サクラ「...(次からはレイス連れてこよう...
でないと私が死にかねん...それだけは
絶対に避けなくては...)何でもない。」
勇儀「それで、場所はどこだい?
なんて言ったっけ...なんの森?」
サクラ「...魔法の森。
ちょっと優しくつかまって。移動する。」
勇儀「こうでいいのかい?」
サクラ「...もうそれでいいや。」
勇儀はサクラの頭に手を乗せ、まるで
撫でているかのような感じになってしまった。
若干サクラのしっぽが揺れているのは
気の所為だろう。
サクラ「...『瞬間移動』。」
もはや最近のサクラのおもな移動手段と
なっている瞬間移動を使い、瞬時に
二人は魔法の森へとワープした。
〜魔法の森・最奥〜
サクラ「ほい、到着。ここが魔法の森だよ。
用があるのはここ。」
勇儀「...お前こんな事出来たのか。
ならさっき言えば良かったのに。」
サクラ「言う前に連れてかれたんですけど。」
勇儀「...。」
返す言葉がないからか...勇儀はそれ以上
言葉を発しなかった。
サクラ「まぁ、今はいいよ。とりあえず、
ここを開拓してさっきの設計図の家を
建てて欲しいという訳。分かった?」
勇儀「わかった。これから建てれば
良いんだったか?早くやっていきたいんだが。」
サクラ「設計図と材料置いとくから、
ちょっとよろしく。レイス呼んでくる。」
勇儀「おう、任しときな!」
そう言って早速勇儀は設計図を見ながら
材木をノコギリでテキパキと切ってゆく。
流石鬼。建築に関しては幻想郷随一だ。
サクラ「...じゃ、神社に戻るとするかな。
『瞬間移動』。」シュンッ
サクラは一旦博麗神社へと戻った。
勇儀は放っておいても大丈夫だろう。
魔法の森の雑魚妖怪も、流石に鬼を
襲う様なアホな事はしないだろうし。
〜博麗神社・境内〜
サクラ「ただいまー。」
レイス「...よう。サクラ。漸く戻ってきたか。
どこいってたんだ?」
サクラ「いや、地底とかだけど...。
いや、それよりも。なんでレイス
ここにいるの?これから紅魔館行こうかと
思ってたのに。」
レイス「へぇ。俺が来た理由はだな...
確か前に魔法の森に俺の家を建てるって
言ってたじゃんか?それについて
聞こうかと思ってきたんだが...」
サクラ「それならちょうど良かったよ。
ちょっと今から一緒に来てくれる?」
レイス「魔法の森に行くのか?」
サクラ「そう。今魔法の森の最奥で
勇儀に設計図渡して作ってもらってるから。
ちょっと見てもらおうかと。」
レイス「あー...わかった。取り敢えず行こうか。
ここにいても暇でな...。」
霊夢「家主の前でそれを言うか。」
サクラ「あ、霊夢。話は聞いてた?
ちょっとレイスと魔法の森行ってくるから。」
霊夢「はいはい...行ってらっしゃい。」
レイス「...それじゃあ、また。」
次回レイスの家完成予定。
いつ投稿できるかなー...