東方神竜伝 ~幻想入りした二人の物語~   作:★sophia★

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遅くなってすみませんでした<(_ _)>

今回、まだ未登場だったキャラが
多く出ます。いや、描写されてないだけで
面識はある設定なんですよ...
だから、名前が普通に出てきます。
なんか設定おかしくなってたらすみません。



第六十六話《幻想郷》と《竜》①

???

 

 

謎のゲートを通ってきたレミリア達は、

入ると同時に、気を失った。そして───

 

 

 

 

 

 

 

レミリア「......気を失っていたようね。

...フラン。大丈夫?」

 

フラン「...うぅ...お姉様?...ここはどこ?」

 

レミリア「...どこなのかしら。

...でも、幻想郷では無いのは確かね。

ほら、起きて周りを見てご覧なさい。」

 

フラン「...うわぁ...!」

 

 

 

レミリア達の視界に映るのは、

言葉も出なくなる程の美しき自然。

空は青く澄んだ雲一つない快晴で、

蒼い鳥や赤色の鳥がさえずり、

レミリア達のすぐ側には

花々の咲き誇る美しい大草原があった。

また、遠くを見れば壮観な山々が見える。

 

 

レミリア「...なんて美しいのかしら。

太陽があるのに...何も不快感を感じない。」

 

フラン「...ここ...一体どこなんだろう。」

 

 

 

ふと、突然水の噴き上がる音が聞こえた。

咄嗟に後ろを振り返ると、そこには

レミリア達よりも遥かに大きな噴水があった。

その噴水から噴き出る水は、日光を

反射し、きらきらと輝いていた。

 

 

レミリア「...完全な自然の場所では

無いのね...。...レイスはいないのかしら。」

 

 

 

 

 

 

その時、レミリア達の視界がブレ始める。

ブレが収まった時、レミリア達は

その場にいなかった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〜???〜

 

 

 

 

 

レミリア「...?場所が変わった...?」

 

フラン「...!お姉様、あそこ!」

 

レミリア「あれはっ...!?」

 

 

 

レミリア達が見たもの。それは...

...大きな剣を背と腰に携えた、灰色のレイス。

それは、静かにこちらを見ている。

そして、レイスが口を開く。

 

 

レイス「...まず来たのはお前らか。

まずは歓迎しよう。」

 

レミリア「歓迎なんて...いらないわ。

...此処へ呼び出したのはレイスね?

一体、此処は何処なの?」

 

 

レミリアは、普段からは考えられぬ

程の強者のオーラを放ち、レイスを睨む。

しかし、レイスは涼しい顔で流す。

 

 

レイス「...簡潔に説明してやる。よく聞け。

まず此処は俺が管理する闘技場だ。

膨大な広さがあるから、此処に呼び寄せた。

そして、もうひとつ。

俺は、記憶を取り戻した。...だから、

改めて名乗らせてもらおう。」

 

 

軽く咳払いをして、区切りをつける。

そして、名乗りあげた。

 

 

レイス「この際、名は言わん。俺は、

《神竜族》のトップ、《神竜王》だ。

...つまりは、幻想郷に帰りたくとも、

立場上の問題がある訳だ。分かったか?」

 

レミリア「...つまり、レイス自身は、

帰りたいとは思っているのだな?」

 

レイス「...その解釈で構わん。だから、

ここからは提案とさせてもらう。

選択は二つ。我ら神竜族と争うか、

此処で引き返すかだ。...今、選べ。」

 

レミリア「...そんなの、迷う事はない。

...やってやるわ。...前に聞いた、竜の掟

だったかしら?それに則ってね...。」

 

レイス「...話が早くて助かる。ならば...

 

フラン「ストップ。レイス、竜の掟って?」

 

レイス「...ならついでに確認だな。

竜の掟ってのは、俺ら神竜族の暗黙の了解だ。

まぁ...大まかに言えば、弾幕ごっこと

何ら変化はない。ただ勝負して、

敗者は勝者の言う事に従う。それだけだ。」

 

フラン「分かった。...なら、始めましょ?」

 

レイス「...あぁ...。始めようか。

ケジメをつけるためにも...。...ん?」

 

 

突如、空間が揺らいだ。すると、

空間に大きく穴が開いた。...八雲紫のスキマだ。

つまりは...

 

 

霊夢「ここがあいつらの本拠地ね!」

 

魔理沙「あそこにレミリア達がいたぞ!

レイスもだ!」

 

妖夢「師匠...やっと見つけました...!」

 

 

現れたのは、霊夢、魔理沙に妖夢。

どうやら座標を特定し、スキマで来たようだ。

そして、遅れて紫も入ってきた。

 

 

紫「...やっと見つけたわよ。レイス...いや、

《無垢龍》...。」

 

レイス「...!その名は...。やはり思い出したか。」

 

霊夢「紫、《無垢龍》って何よ?」

 

紫「...後で話すわ。今は目の前の敵に

集中しなさい。もうじき他の者達も来るわよ。」

 

霊夢「...わかったわ。」

 

 

返事が終わると共に、スキマからさらに

続々と幻想郷の住民が現れた。

星熊勇儀に古明地姉妹や霊烏路空

などの地底に住む者、伊吹萃香にアリス、

藤原妹紅や射命丸文など、どれもこれも

レイスにとっては顔見知り以上である存在

の人妖。まさに、幻想郷の全勢力だ。

 

 

レイス「...まさか、ここまでとはな。

なら、こっちも全てを出し切ろう。」

 

 

レイスが指を鳴らす。すると、近くに

9つの穴が開いた。穴から現れたのは...

九人の長。全員、一度は倒された筈の存在。

 

 

霊夢「.....!...あいつら、確か倒した筈なのに!」

 

魔理沙「しかも今度は全員集結か...!」

 

紫「気を引き締めなさい。...来るわよ。」

 

 

レイス「...《神竜族》と《幻想郷》の

全勢力による戦争を...始めるとしよう。」

 

 

突如として始まった、大きな戦い。

結末は、誰も分からない...

 




何ヶ月も待たせたのにこんな
文章ですみません。これからは
書き進めてくのでお許しを...。

《幽幻刀》について

レイスがシラハによって壊された白黒双大剣
の代わりとして創り出した刀。見た目は日本刀
だが、柄は漆黒に染まり、刀身は紅く染まった
禍々しい雰囲気を放っている。詳細は
作中で語られるのでここまで。
(最近の私のマイブームわかってれば多分
自ずと正体わかってしまうかも...?)

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