東方神竜伝 ~幻想入りした二人の物語~   作:★sophia★

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とうとう異変が始まります。
名前は、『紅星異変』です。


第七話 新たなる異変の開幕

..とある夕食で、その話は起きた。

 

 

 

 

 

 

レミリア「ねぇ、レイス。」

 

レイス「何だレミリア?」

 

 

 

 

 

レミリア「あなた...

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

   異変を起こして見る気はない?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

レイス「···異変って何だ?」

 

レミリア「······」ズコッ

 

レミリア「...そうだったわね。

    あなたには話して無かったっけ。」

 

レミリア「異変って言うのは...」

 

 

レミリア曰く、異変とは、

 

首謀者が、自らの目的を達成するために

起こす物らしい。

 

と言ってもなあ...

 

レイス「俺、異変起こす目的無くね?」

 

レミリア「む、それもそうね。

     ...なら、私達が前に起こした

    『紅霧異変』をやるわ。」

 

レイス「なら俺がそこに流星を降らせて、

   『紅星異変(こうせいいへん)』とかどうだ?」

 

レミリア「良いわね!じゃあ、

     明日の朝、始めるわよ!」

 

サクラ「分かった。」

 

パチェ「分かったわ。」

 

フラン「分かったー!」

 

咲夜「了解致しました。」

 

美鈴 「了解ですー!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

~夕食後~

 

レイスの部屋

 

レイス「...明日、か。」

 

何でも、レミリアによると、

まず、レミリアが紅魔館の屋上から

紅い霧を出して幻想郷を覆わせ、

日光を遮るらしい。

吸血鬼は日光が弱点だから。

ここまでが建前らしい。

本命は、俺と異変解決者を戦わせ、

俺と言う存在を幻想郷中に広める為らしい。

 

俺が今出来る事は、レミリアが言っていた

異変解決者。力が未知数なため、

出来る限り力を上げておくのと、

やれる事を増やしておくことだ。

 

別に新たに手にいれた無限の力を使えば、

簡単に勝てる。けど、それではダメだ。

実力で勝たなければ、意味がない。

だからこそ、スペカなりなんなり

手札を増やしておくんだ。

 

レイス「..やるか、特訓を」ガチャッ

 

とりあえず、サクラの所へ行こう。

特訓をやるなら、サクラに結界とかを

貼ってもらった方がいい。

 

 

 

 

 

~サクラの部屋前~

 

レイス「サクラー、いるか?」コンコン

 

サクラ「···いるよ。何か用?」

 

レイス「さっき、夕食でレミリアが言っていた

    紅星異変、それに備えて

    特訓をしたくてな。

    一緒にやってくれないか?」

 

サクラ「···良いよ。暇だったし。」ガチャッ

 

レイス「大図書館で良いよな?」

 

サクラ「良いよ。じゃ、行こうか。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

~大図書館~

 

レイス「てなわけで、ここ使うんでよろしく。」

 

パチェ「全く...図書館に被害が無いように

    してくれるなら別にいいわよ。」

 

レイス「分かった。『龍化』

        スピード特化ver. 」

 

パチェ「え...何その姿..」

 

パチュリーが驚いてるのは、無理も無いか。

普段の龍化より軽く、細くした

この姿は、速度だったらどの姿よりも速い。

 

サクラ「ま、とりあえず始めるか。

     結界陣『意志の継続者(いしのけいぞくしゃ) 』。」

 

サクラのスペルで結界を貼り、

二人はその中で宙に浮く。

 

サクラ「と、その前に、私の魔力を

    無限にしてくれない?」

 

レイス「あぁ、能力発動。

   『サクラの魔力を一定時間無限に』」

 

サクラ「じゃあ、私のスペルを避ける

    感じでよろしく。」

 

レイス「分かった。」

 

サクラ「四点詠唱

   『炎獄破柱(メラガイアー)』『神氷乱撃(マヒャデドス)

   『暗黒瘴撃(ドルマドン)』『神風乱舞(バギムーチョ)』!」

 

レイス「っ!四つの呪文同時詠唱か..っ!」

 

見たところ炎、氷、風、闇の四属性か。

避けるならここだな。

 

ヒュウッドドドドォォォン!!!!

 

やっぱりこの姿は速度に

優れてるだけあって避けるのも容易い。

 

カァァァァァァァッ!!!!

 

レイス「ん?」

 

サクラ「破天・必中『レギアバースト』!」

ズガァァァァァァッッ!!!!

 

レイス「一直線なら避けてしまえばいい!」

バシュッ!

 

キィンッ

 

レイス「は?」

 

何の音だ?

 

ズガァァァァァァッッ!

 

レイス「っ!跳ね返ってくるのか!」

バシュッ!

 

サクラ「まだ甘いよ!」

 

 

 

 

 

 

 

 

三時間後...

 

 

 

 

 

 

 

 

レイス「はー、疲れた。」

 

サクラ「お疲れ。」

 

 

特訓は終わった。

後は備えるだけ。

明日が楽しみだ。

 

パチェ「終わったの?」

 

レイス「あぁ、おかげさまで。」

 

パチェ「なら、明日に備えてもう寝たら?」

 

レイス「あぁ、そうさせてもらう。

    サクラはどうする?」

 

サクラ「自室に戻ってるよ。お休みー。」シュンッ!

 

あいつ..眠いからって

ワープして帰りやがった。

星の力便利過ぎない?

 

レイス「じゃあ俺も部屋に戻るわ。」

 

パチェ「そう、お休み。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

~翌日 日の出前~

 

レミリア「準備は出来たかしら?

     さぁ、始めるわよ!

      『紅星異変』を!」

 

レミリアが屋上で霧を出すと共に、

俺も力を放出し、九つの属性を

それぞれ宿す、宝玉を創り出した。

 

そして、ドラゴン○ールの如く、

天高く、幻想郷中に放った。

 

異変は、今始まった。

 




次回、霊夢、魔理沙、初登場。

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