東方神竜伝 ~幻想入りした二人の物語~ 作:★sophia★
魔理沙はもう少し後です。
霊夢「··朝か。起きなきゃ。」ムクッ
えーと、着替えた後は朝食を作って、
それから...
キィィィィィィィィィン!!!!
霊夢「ん?」
近いわね...何の音かしら。
ズガァァァァァァッッッッ!!!!
霊夢「っ!」
境内からかっ!
霊夢「なッ!?鳥居がッ!?」
見ると、無残にも鳥居は粉々で
原型を留めていなかった。
霊夢「しかも、空が紅い?
だったら紅魔館?」
犯人の目星を付けて、飛び立とうとすると、
鳥居の残骸の中に落ちている紅い色の宝玉を
発見した。
霊夢「何かしら、これ。」
あの人なら、何か分かるかしら。
紅魔館は後回しにして香霖堂に行きましょう。
~香霖堂~
霊夢「お邪魔するわよ。こーりんさん。」
香霖「おや、霊夢かい。」
霊夢「突然何だけど、これが何なのか
分からないかしら?」スッ
香霖「?これは...宝玉?」フムフム
香霖「霊夢、見付けたのはこの一つだけかい?」
霊夢「ええ、それ一つしか無かったわ。」
香霖「この宝玉、全部で九つあるようなんだ。」
霊夢「九つもあるの?」
香霖「どうやら、それぞれ宝玉の
一つ一つに属性が宿っていて、
この宝玉は炎を宿す宝玉だね。」
霊夢「他の属性は
何があるのか分かるかしら?」
香霖「えーとね、
炎、氷、樹、金、地、日、月、風、雷
の九つだね。」
なら、それぞれの属性に当てはまりそうな
奴の所へ行ってみようかしら。
霊夢「ありがとうね、こーりんさん。」
香霖「おや、用件はそれだけかい?」
霊夢「そうね、邪魔したわね。」ガチャッ
さて、宝玉を集めるなら、属性に
当てはまりそうな人を探っていこう。
霊夢「取り敢えず妖怪の山
にいってみましょう。」
~妖怪の山~
???「止まれ!侵入者!
ここは人間は立ち入り禁止だ!」
霊夢「うるさいわね。..って椛か。
文を知らない?」
椛 「何だ、霊夢さんですか。
文さんですか?それなら..」
???「あやややや!
ネタの匂いがしますよ!」
椛 「..ほら来た。」
霊夢「大変ね、面倒な上司を持つと。」
文 「これはこれは霊夢さん。
こんな異変の中で何でここに?」
霊夢「別に、ここに来る必要があったからね。
..ん?文、その宝玉は?」
文 「ああ、これですか?
飛行中に近くを落ちていったので
拾ったんです。」
やっぱりか。風と言ったら
コイツしかいない。
霊夢「それ、私に譲ってくれないかしら?」
文 「何か霊夢さんのネタを教えてくれる
なら、差し上げますよ?」
霊夢「今大人しくそれ渡すか
弾幕勝負申し込まれるのと
どっちが良い?」
文 「どうぞ。」サッ
椛 「(弱い..)」
霊夢「最初から素直に渡しとけば良いのよ。」
やっぱり風の宝玉か。
色は..薄い緑って所かしら。
文 「後、にとりさんも
私が拾った物と同じような物を
拾ったらしいですよ。」
霊夢「本当に?」
文 「ええ。確認したいのなら
一緒に来ますか?私も
これから向かう予定だったので。」
霊夢「ええ。そうさせてもらうわ。」
取り敢えず次はにとりの場所ね。
属性で大体誰か予想付きますかね?