東方神竜伝 ~幻想入りした二人の物語~   作:★sophia★

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霊夢視点。

魔理沙はもう少し後です。


第八話 紅星異変①

霊夢「··朝か。起きなきゃ。」ムクッ

 

えーと、着替えた後は朝食を作って、

それから...

 

キィィィィィィィィィン!!!!

 

霊夢「ん?」

 

近いわね...何の音かしら。

 

ズガァァァァァァッッッッ!!!!

 

霊夢「っ!」

 

境内からかっ!

 

 

 

霊夢「なッ!?鳥居がッ!?」

 

見ると、無残にも鳥居は粉々で

原型を留めていなかった。

 

霊夢「しかも、空が紅い?

   だったら紅魔館?」

 

犯人の目星を付けて、飛び立とうとすると、

鳥居の残骸の中に落ちている紅い色の宝玉を

発見した。

 

霊夢「何かしら、これ。」

 

あの人なら、何か分かるかしら。

紅魔館は後回しにして香霖堂に行きましょう。

 

 

 

 

 

 

 

~香霖堂~

 

 

霊夢「お邪魔するわよ。こーりんさん。」

 

香霖「おや、霊夢かい。」

 

霊夢「突然何だけど、これが何なのか

   分からないかしら?」スッ

 

香霖「?これは...宝玉?」フムフム

 

 

 

 

香霖「霊夢、見付けたのはこの一つだけかい?」

 

霊夢「ええ、それ一つしか無かったわ。」

 

香霖「この宝玉、全部で九つあるようなんだ。」

 

霊夢「九つもあるの?」

 

香霖「どうやら、それぞれ宝玉の

   一つ一つに属性が宿っていて、

   この宝玉は炎を宿す宝玉だね。」

 

霊夢「他の属性は

   何があるのか分かるかしら?」

 

香霖「えーとね、

   炎、氷、樹、金、地、日、月、風、雷

   の九つだね。」

 

なら、それぞれの属性に当てはまりそうな

奴の所へ行ってみようかしら。

 

霊夢「ありがとうね、こーりんさん。」

 

香霖「おや、用件はそれだけかい?」

 

霊夢「そうね、邪魔したわね。」ガチャッ

 

 

 

さて、宝玉を集めるなら、属性に

当てはまりそうな人を探っていこう。

 

霊夢「取り敢えず妖怪の山

   にいってみましょう。」

 

 

 

 

 

 

~妖怪の山~

 

???「止まれ!侵入者!

    ここは人間は立ち入り禁止だ!」

 

霊夢「うるさいわね。..って椛か。

   文を知らない?」

 

 椛 「何だ、霊夢さんですか。

    文さんですか?それなら..」

 

???「あやややや!

    ネタの匂いがしますよ!」

 

 椛 「..ほら来た。」

 

霊夢「大変ね、面倒な上司を持つと。」

 

 文 「これはこれは霊夢さん。

    こんな異変の中で何でここに?」

 

霊夢「別に、ここに来る必要があったからね。

   ..ん?文、その宝玉は?」

 

 文 「ああ、これですか?

    飛行中に近くを落ちていったので

    拾ったんです。」

 

やっぱりか。風と言ったら

コイツしかいない。

 

霊夢「それ、私に譲ってくれないかしら?」

 

 文 「何か霊夢さんのネタを教えてくれる

    なら、差し上げますよ?」

 

霊夢「今大人しくそれ渡すか

   弾幕勝負申し込まれるのと

   どっちが良い?」

 

 文 「どうぞ。」サッ

 

 椛 「(弱い..)」

 

霊夢「最初から素直に渡しとけば良いのよ。」

 

やっぱり風の宝玉か。

色は..薄い緑って所かしら。

 

 文 「後、にとりさんも

    私が拾った物と同じような物を

    拾ったらしいですよ。」

 

霊夢「本当に?」

 

 文 「ええ。確認したいのなら

    一緒に来ますか?私も

    これから向かう予定だったので。」

 

霊夢「ええ。そうさせてもらうわ。」

 

取り敢えず次はにとりの場所ね。

 

 

 




属性で大体誰か予想付きますかね?

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