東方神竜伝 ~幻想入りした二人の物語~   作:★sophia★

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霊夢の宝玉回収作業は
まだ続きます。


第九話 紅星異変 ②

~妖怪の山 中腹~

 

~にとりの家~

 

 文 「にとりさーん!いますかー!

    約束の物受け取りに来ましたよー!」

 

霊夢「約束の物?」

 

にとり「来たね。はい、約束の物。

    しっかり修理しといたよ。」

 

 文 「どうも~にとりさん。

    私の愛用のカメラをいつも修理

    して頂けてありがたいです。」

 

 文 「あ、そうだにとりさん、

    さっき拾ったって言ってた宝玉、

    まだ持ってますか?」

 

にとり「え?うんまだ持ってるけど。」

 

 文 「霊夢さんが集めているそうなので、

    渡して貰っても構いませんかね?」

 

にとり「まあいいけど、ちょっと待ってて、

    とってくるから。」タタタッ

 

 

 

 文 「そういえば、霊夢さんは

    何でこの宝玉を集めている

    んですか?何か理由が?」

 

霊夢「勘よ。」

 

 文 「····え?」

 

霊夢「勘。」

 

 文 「···はぁ。」

 

にとり「おーい、持ってきたよ。」

 

そう言ったにとりの手には、

霊夢の持っている物と同じような宝玉が

あった。色は銀色だった。

 

見たところ、この色だと属性

的には、金かしら?

にとりは金属に縁があるからかしら。

 

次は...月の宝玉辺りかしら。

 

霊夢「ありがとう。ねぇにとり、

   月に関係があると思う場所、

   何か無い?」

 

にとり「ええ?んー、私は知らないかなあ。」

 

 文 「あややっ!月と言えば、

    永遠亭がしっくり

    来ると思います!」

 

霊夢「あー、確かにあそこは月に

   関係があるわね。」

 

よし、次の目標は永遠亭ね。

 

霊夢「じゃあ私は永遠亭に向かうとするわ。」

 

 文 「あや?もう行くんですか?」

 

にとり「じゃあねー霊夢ー。」

 

 文 「(こっそり後を着けましょうかねえ。)」

 

 

 

 

 

~迷いの竹林 上空~

 

霊夢「飛んでいった方が速いわね。」

 

歩いてても迷うだけで時間のムダ。

今は急いで行かなきゃ。

 

 

 

~永遠亭 入り口~

 

霊夢「誰かいるー!?」ドンドン

 

鈴仙「はーい、今行きます。」

 

ここなら、月の宝玉がありそうね。

問題は誰が持っているかよね。

 

ガラガラ

 

鈴仙「あら、霊夢じゃない。

うちに何か用?」

 

霊夢「ここら辺でこんな感じの宝玉を

拾わなかったかしら?」

 

鈴仙「んー、確か姫様がそんな感じ

の宝玉を拾ったとか

言っていたような。」

 

霊夢「私ちょっとした理由があってその

宝玉を回収してるのよ。

姫様の所まで案内してくれる?」

 

鈴仙「良いけど、荒事だけは起こさないでね。」

 

霊夢「ハイハイ。」

 

 

 

 

 

 

 

 

鈴仙「姫様〜?いますか〜?」ガラツ

 

輝夜「あら、鈴仙、何か用?」

 

鈴仙「いえ、用があるのは..」

 

霊夢「私よ。この辺りで

こんな感じの宝玉を拾ってない?」スッ

 

輝夜「..あぁ!拾ったわね!

それの色違い的なやつを拾ったわ!」

 

霊夢「それをこっちに

渡してくれないかしら?」

 

輝夜「あら、ただではあげられないわ。

そうねえ、私の暇つぶしに

付き合ってくれれば良いわよ?」

 

霊夢「なら、表に出なさい。

弾幕ごっこで勝負を付けてやるわ。」

 

輝夜「望む所よ!」

 

 

20分後...

 

 

 

霊夢「私の勝ちね。宝玉を渡して

貰うわよ。」

 

輝夜「しょうがないわねえ、負けは負けよ

..はい、宝玉。」スッ

 

霊夢「はいどーも。」

 

輝夜から受け取ったのは、

紫色をした宝玉だった。

 

これで、今の所

炎、金、月、風の四つが揃ったわね。

 

次の目的地はどこに...

 

文 「(あやややや!これは良いネタ

ですよ!早速帰って新聞を...!)」

 

霊夢「...霊符「夢想封印」」ドオオン

 

文 「あやややや〜」ヒュウウウ

 

霊夢「全く、油断も隙もあったもんじゃないわ。」

 

文 「あやや、酷いですよ〜

霊夢さん。」

 

霊夢「文、雷の属性を持っている奴、

誰か知らない?」

 

文 「雷の属性ですか?

なら、雲海の竜宮の使いが

該当するのでは?」

 

竜宮の使い...確かに

雷を使えるわね。

なら次は...いや、

 

霊夢「あの天人は地..

もしかしたら...?」

 

文 「どうしたんですか?」

 

霊夢「いえ、天界にも用が出来たから

もう行くわ。」

 

私の予想が合ってれば、あの

天人も宝玉を持っている可能性が高い。

アイツの属性は地属性、

雲海を通って行ってみよう。

 

 

 




まあ、誰かは予想着くよね?

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