COMbat Providence AnalysiS Systemの力を持って…… 作:名状しがたい物
……あれ?いつの間にか修行が終わってる?……まぁいいか。
グレイフィア「皆さん、準備はお済みになられましたか?開始十分前です」
レーティングゲームの説明を受けた。僕は人間だから出られないらしい。
グレイフィア「開始時間になりましたら、ここの魔法陣から戦闘フィールドへ転送されます。場所は異空間に作られた戦闘用の世界。そこではどんなに派手なことをしても構いません。使い捨ての空間なので思う存分にどうぞ。今回の『レーティングゲーム』は両家の皆さまも他の場所から中継でフィールドの戦闘をご覧になります。さらに魔王ルシファー様も今回の一戦を拝見されております。それをお忘れなきように……」
リアス「お兄様が?・・・・・・そう、直接見られるのね」
グレイフィア「そろそろお時間です。皆様、準備をお願いします」
雪璃「皆……僕は出られないけど頑張ってね……」
オカ研部の皆が戦闘フィールドに転送した。
雪璃「……クソッ!!!なんでこんな時に力になれないんだ!!!」
このレーティングゲームで部長達は負けてしまった……
…………………
ゲームが終わって数日後
雪璃(結婚式……確か今日だったな……)
━━━━
雪璃(もしもあの時僕が出られたなら……)
タラレバは意味ないか……そう家で考えてると魔法陣が浮かび上がった。
グレイフィア「ゲームは終わりました。ここから先、あなたがリアスを連れ出そうが何をしようが自由です。」
そう言ってグレイフィアさんは折りたたんでいる紙を僕に渡して去っていった
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雪璃「グレイフィアさん……何をしても自由だっていったよね……ならやることは決まってるよ……ささっといこっか!」
……………………
リアスside
ライザー「皆様! この度は私、ライザー・フェニックスと、その妻となるリアス・グレモリーの婚約の席にお集まり頂き、誠にありがとうございます!」
会場全てに響く様な声で挨拶するライザーを私は他人事であるかのような気分で見つめていた。視線を動かすと、幼い頃からの友人であるソーナ。その姉のセラフォルー様。私の眷属達の顔が見える。皆悲しい表情を浮かべている。
リアス(みんな…そんな顔をしないで)
イッセーも、朱乃も、祐斗も、小猫も、アーシアも、みんな私の為に全力でゲームに挑んでくれた。本当に、私は恵まれている。あんなに素晴らしい眷属を持つ事が出来たのだから……
(せめて、もう一度だけでも雪璃に……)
「では! 改めてご紹介しましょう! 彼女こそ、我が最愛の妻となる女性リア━━━」
魔法陣が浮かび上がり、ライザーの言葉が止まる。それと同じように、参加者達の拍手も治まった。
サーゼクス「おや、今になって誰だい? 確か、参加者は全員揃っているはずだが……」
グレイフィア「ええ。そして、これから現れるお方こそ、リアスお嬢様が一番会いたいと望んでいるお方です」
サーゼクス「リーアが1番会いたいと望んでいる?」
魔法陣から発せられる光が徐々に強くなっていく。そこから現れた人影。その正体が明らかになった時、私は目を疑った。
雪璃「遅れちゃったかな?遅れてたらごめんね〜。」
リアス「雪璃…………」
……………………
雪璃side
兵藤「雪璃君!待ってたよ!」
白音「ふふ、ずいぶんと遅いご到着ですね、先輩」
朱乃「信じてましたよ、神崎君。あなたなら、きっとリアスを助けに来ると!」
サーゼクス「あの少年は?」
グレイフィア「あの方の名は櫂碩雪璃。リアスお嬢様の話によると部活仲間で後輩で友人の“人間”です」
サーゼクス「あの少年がリーアが言っていた人間か……ん?雪璃?どこかで聞いたような名前だな……」
セラフォルー「あの子の名前……もしかして……?いや、話によれば彼は人間のはず…………」
「人間だと!? 何故そんな者がこの場所に!?」
「招待状を持っているという事は、正式な参加者なのか?」
「馬鹿な! 人間風情がこの席に呼ばれるはずが無かろう!」
ライザー「何をしている! さっさとつまみ出せ!」
「で、ですが、招待状を持って…」
ライザー「知るか! 人間風情にこのめでたい場を汚されてたまるか! 早くしろ!」
悪魔達が襲いかかってくる……が
兵藤「雪璃君! ここは私達に任せて!」
雪璃「皆……ありがとう!」
皆が戦ってくれている
その間に僕は部長のところへ向かう
ライザー「貴様ぁ!貴様のような男が何故ここに!」
雪璃「僕は部長……いや、リアス先輩との結婚は反対だからね〜」
サーゼクス「……雪璃君、キミの事はリーアから聞いていたよ。人間でありながら、かなりの実力を秘めているとね。そこでだ、ライザー君。この少年……雪璃君と手合わせしてみないかい?」
ライザー「…それがご命令なのでしたら」
サーゼクス「雪璃君もそれでいいかな?」
雪璃「もちろんだよ〜」
サーゼクス「雪璃君、勝利の代価は何がいいかな?」
雪璃「なんでもいいの?」
サーゼクス「もちろんさ。何を望む?富か?それとも絶世の美女か?」
雪璃「富も良いし絶世の美女もいいね……。でも、僕が望むのは〜……」
知っているかい?この世で本当に恐ろしいのは
雪璃「代償を2つにして下さい。」
━━━『人間の欲望』だって……
「二つだと!?」
「貴様!図に乗るなよ!!」
雪璃「『何でもいいの』かと質問して魔王様は『もちろん』と返答した……魔王様も認めたんだから文句は言わせないよ?」
サーゼクス「雪璃君、代償を2つにするのは構わない。しかし、条件がある。」
雪璃「予想だけど大体わかるよ〜。ライザーと眷属を倒せとかそんな感じのことでしょ〜?」
サーゼクス「倒す眷属は1人でいいけどね……。眷属はライザー君に選んでもらうよ。ライザー君、それでいいかい?」
ライザー「サーゼクス様が言うなら……ユーベルーナ、行け。」
ユーベルーナ「わかりました。」