閃乱カグラ ケイオス・ブラッド   作:虚無の魔術師

1 / 125
頑張って書きました。

読んでくれたら幸いです。


設定&プロローグ
プロローグ


ここには大規模な街があった。

 

そう、確かにあったのだ。

 

その街は10年前に原因不明の災害によって人のいない無人の街となった。

 

人がいないのは無理もないだろう。

 

 

何故ならその災害によっておよそ10万人が亡くなったのだから。

 

国はその街を封鎖し、一般人が入れないようにした。

 

 

とある秘密を隠蔽するために。

 

 

 

 

 

その街の中、多くの建築物が崩れ、通行が難しいが、その先には、広場があった。その広場では草木が生い茂っており、森林と呼べる状況だった。

 

だが、唯一周りと合っていない物が存在していた。巨大な長方形の石だった。近くに花が人為的に置いてある事からお墓にも見える。その大きさは大人の2、3倍の大きさを遥かに越えていた。

 

 

 

そして、草木を掻き分けて、一人の青年が現れた。黒いフードに藍色のスラックスという服装で、首元にイヤフォンを掛けていた。その青年はその墓のような物の前に座り込むと、本人が持っていたと思われる花を一本供えた。それから数十分が経った。その時、

 

 

 

「いつまでそこにいる?出てこいよ」

 

 

 

呆れたように眉をひそめながら、青年は周りに向かって呼び掛けた。その青年の声に周りの草木がざわめき始めた。

 

 

「やはりバレておったか、儂も歳かのう」

 

 

草木の中から一人の老人が現れた。その老人は着物についた木の葉を払い落としながら、呟いた。その呟きを聞いた青年は文句をついた。

 

 

「何が歳だ、まだ健在じゃねぇか。伝説の忍、半蔵さんよぉ」

 

 

青年の文句に老人、半蔵は声をあげて笑うと、青年の隣に座り込んだ。

 

 

「しかし、あの日から10年が経ったのか」

 

 

「あぁ、10年だな」

 

 

半蔵の言葉を青年は短く肯定する。二人の言う『あの日』とは、かつてこの街が滅びた日のことだった。

 

 

「しかし、お主まだ理想を捨てぬのか?」

 

 

直後、青年の脳裏に声が響いた。

 

 

 

 

 

 

 

──■■■、私の夢をお前に託そう。

 

 

 

 

 

 

──近寄るな!この■■■!!

 

 

 

 

 

 

──これが君の夢なのかなぁ?だとしたら滑稽だねぇ!!

 

 

 

 

──お前には何も■えない。

 

 

 

 

 

 

 

「………残念だったな、もう捨てたさ。俺には無理だった」

 

 

ハッと鼻で笑い、青年は立ち上がった。青年の様子を見た半蔵は一瞬だけ悲しそうな顔をすると、ゆっくりと立ち上がった。

 

立ち去ろうとしたかのと思えば、すぐに

 

 

「そうじゃ、お主依頼を受ける気はないか?」

 

 

「あ?」

 

 

青年は顔をしかめ、胡散臭そうに睨み付けた。だが、半蔵の雰囲気を察した青年はそれを止めた。

 

 

「まともな依頼なんだろうな」

 

 

 

「あぁ、依頼内容は『五人の忍と一緒に学院で学ぶ』じゃよ」

 

 

 

「そうか、そうか、なら話が・・・・・えぇ!?」

 

 

 

途中で気付いた青年は目を見開き、絶句していた。だが、すぐに半蔵に掴みかかった。

 

 

「お前さぁ!何でそんな依頼しか出さない!?前も変な依頼出しやがったよなぁ!!」

 

 

「ほれほれ、落ち着け。報酬は良いものをだすからのお」

 

 

ピタリと動きを止めると青年は半蔵の襟から手を話して、腕を組んで離れた。

 

 

「…………報酬は?」

 

 

「お主の探している情報の提供、かのぅ?」

 

 

「…………乗ったよ、その依頼」

 

 

青年はニヤリと笑みを浮かべると、半蔵の言葉を肯定し、歩き出した。半蔵は青年を見て呟いた。

 

 

 

「期待しておるぞ、『孤高の黒電』天星 ユウヤよ」

 

 

 

そして、これから逸脱した物語が始まる。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「それはそうと依頼は明日からじゃぞ?」

 

 

 

「うぉぉい!?それを早く言えよ!?」

 

 

 

………………始まるはずだろう。




感想や評価など是非宜しくお願いします。

それがあると頑張れます。


ユウヤ「欲張るなぁ、お前」


…………そういう主義ですから。

この作品のオリキャラで好きな人は誰ですか?

  • 天星ユウヤ
  • 紅蓮
  • シルバー
  • 常闇綺羅/キラ
  • カイル
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。