ん?日常編……………なんのことですかね?(すっとぼけ)
ケイオス、グラによる襲撃から数日が経ち、ユウヤは飛鳥達と共に忍学科の寮にて話をしていた。
「………天星さん、聞きたいことがあります」
「ん?なんだよ」
楽しい談話の中、セクハラ行為をしまくっていた葛城を撃沈させた斑鳩はユウヤに声をかけた。ユウヤ自身も炭酸飲料を、がぶ飲みし終えて胡座をかいた。
「貴方は先日の戦いで『
その言葉に談話していた飛鳥達、そして、いつの間にか復活していた葛城も聞き入るように、ユウヤを見詰めていた。
「………俺も師匠から聞いた話だ────」
───はるか昔、一人の男がソレを見つけた。
───白銀色に輝く杯のようなモノを。
───それは、男は病を負っていた妹にソレを渡した。
───すると、妹の病は治り、元気になった。
───それだけではなく、不治の病を治し、人々を救った。
───男、人はソレを、『聖杯』と呼ぶことにした。
「…………『聖杯』かぁ………」
飛鳥はユウヤの説明を聞き、思い悩むような様子だったが、横にいた柳生は表情を変えず、ユウヤに問いかけた。
「話を聞くと、凄まじいが………他に出来るのか?」
「あぁ、死んですぐの人間なら生き返らせたり、世界を支配できたりするものらしい」
世界を支配できる、その言葉に飛鳥達は戦慄をする。そして、数人の顔が曇る中、不安そうな顔をした斑鳩が手を上げた。
「ですが、それがケイオスと関係するのですか?」
ユウヤはその問いを聞くと、俯いて拳を力強く握った。表すには難しいナニかを押さえ込むかのように。そして、吐き捨てるようにその事実を言い放った。
「………関係するさ。何故なら、
『
「「「「「な!?」」」」」
明かされた事実に口をあんぐりと開けて、唖然する飛鳥達だが、ユウヤはそのまま話を続けた。
「何が原因か分からないが、それが理由で昔の人間達は聖杯を持っていた男もろとも、何処かに封印したらしい」
静寂がその場を支配していた。話が壮大すぎたこともあるだろう。
「………だが、やることができたな」
「やること?」
「………決まっている」
今もなお、黙っている彼女達の言いたい事を代弁するような飛鳥の質問に、ユウヤは素っ気なく、そして力強く答える。
「『聖杯』を使おうとする奴を消すのみ、悪人だろうが、善人だろうがな」
その覚悟に戦慄していた飛鳥達を無視し、ユウヤは街の何処かで妙な違和感を感じていた。
「本当に、存在するんだな?」
薄暗く沢山のカプセルが設置してある部屋があった。カプセルな中には色んな姿の生物が液体の中に使っていた。部屋の真ん中では、黒髪ロングヘアーの男が椅子に座り込んで声を発した。
『うぅん、本当、本当、存在するんだよねぇ。『聖杯』がさぁ』
男の前に長方形の光の画面が現れ、そこから愉快そうな声が響いた。
「ククク、俺も運がいいな。新しい道具も手に入っただけではない、よもや『聖杯』を見つけられるとはな」
ニヤリと笑みを浮かべ、男はグラスにある飲み物を口に含んだ。
『でもさぁ、あの木偶もいるから手が出せないんだよねぇ。そこんとこ、どうすんの?』
「その為に、俺は貴様を利用してるに過ぎん。貴様は、俺の知らない事を知っているのだ。貴様がどれほどの策士かは知らんが、『聖杯』を手にするのは、俺だ」
『酷いねぇ。まぁ、『聖杯』が欲しいのは僕だけじゃないしね。でも、君なら出来るはずだよ?何故なら君は────』
男は指を鳴らし、光の画面を消滅させた。光の画面が消え去ることにより、その声も消え去り、場が沈黙を支配する。男が歩きだし、一際大きいカプセルに手を当てた。
「俺の望みを果たす為に、価値を果たしてもらうぞ?」
声に反応するように、そのカプセルの中にいた黒い影が僅かに動いた気がした。
うん、もう何も言わないよ…………。
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