閃乱カグラ ケイオス・ブラッド   作:虚無の魔術師

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ユウヤ「えぇ、本日は作者から皆様に謝罪を申し上げます」


閃乱カグラ ケイオス・ブラッド 10話 炎の紅蓮 が何故か、二つ分投稿されてました。





すいませんでした!!




ユウヤ「この野郎!そもそも何で気付かなかった!?」



え…………ごめん、疲れて寝てたから。


ユウヤ「…………何か凄い怒りにくい」



本編に入ります。


十話 蠢く陰謀

「つまり、奴らはその、超秘伝忍法書を狙ってたんだな」

 

 

襲撃から数日が経ったその日、ユウヤは飛鳥達から説明を受けていた。だが、説明を受けているのには理由があった。

 

 

 

──そもそも、奴らの目的って何なんだ?

 

 

彼は忍ではない為、超秘伝忍法書と呼ばれる物がよく分かっていなかった。そして長い間、説明を受けたのをまとめてみると、

 

 

───忍にとってなんか凄いアイテムみたいなもの。

 

 

そう認識したユウヤは自身の考えを心の中に留めておくことにした。彼女達の前でそんな事言うと、また説明をされるからだ。(主に斑鳩に)

 

 

その話を聞いたユウヤは盗まれなくて良かったな、と彼女達に声をかけた。

 

 

 

 

 

 

数時間後、

 

 

「…………何で俺、あんなこと言ったんだろ」

 

 

自室のベッドに寝転がりながら、先程の出来事のその後をユウヤは思い出した。

 

 

 

 

 

 

 

 

「超秘伝忍法書が盗まれた!?」

 

 

ユウヤの発言から数時間後に現れた霧夜がそう告げたのだ。

 

 

「え、何?俺、フラグ立てたの?」

 

 

冷や汗をかきながら、先程の発言のことを知っている斑鳩達のジト目をユウヤは受けていた。だが、彼自身も知ってて言ったのではないから、すぐにやめてもらえたが。

 

 

「………数日前の襲撃から警備を厳重にしていた。だが、その警備を掻い潜れるのは……俺を含め、ここにいる者達だけだ」

 

 

その話を聞き、ユウヤは霧夜の言いたいことを理解した。彼は疑っているのだろう。この中に裏切り者がいるのではないかと。まぁ、ユウヤの推測とは少し違うが。

 

 

 

「………俺もお前達がそんなことをするとは思えない。だが、奪われたことに変わりはない。今日は自室で待機してくれ」

 

 

 

そして、今に至り、ユウヤは部屋の中で思索に明け暮れていた。

 

 

(確かに霧夜先生の言う裏切り者が正しいだろうな。だが…………)

 

 

もうひとつの可能性を彼は疑っていたのだ。

彼は自分の仲間である少女達の事を思い出す。

 

 

(飛鳥、斑鳩、葛城は普通に敗北したらしいが、柳生は敵の一人に勝ったらしい。だが、雲雀を助けようとして重傷を負った。)

 

 

そこでユウヤはふと、疑問に思った。

 

 

(そういや、何であいつらは一人倒されただけで撤退した?)

 

 

おかしかった。明らかに数も強さも相手が有利だった。それなのに、何故撤退をしたのか…………。

 

 

「ッ!!」

 

 

彼の中の疑問の芽が疑惑の花となって開花した。ベッドから飛び起き、すぐさま部屋を出て目的の場所に向かう。

 

 

目的の場所にユウヤはすぐに着いた。仲間の部屋だった。そして部屋の主の名前を声に出した。

 

 

「………雲雀、居るか?」

 

 

扉をノックしながら、声をかけるが、返答はない。ドアノブに触れ、開いてるか確認をする。

 

 

───開いていた。

 

扉を開き、部屋を見渡す。可愛いぬいぐるみがたくさん置いてある。紳士なら少女の部屋に入ることはしない(そもそも部屋を開けてる時点で紳士とは言いがたい)が、周りを見渡し、ソレを視認した。

 

 

「…………クソッ!」

 

 

ユウヤはソレ、ピアスを確認すると悪態をつきながら、壁を殴りつけた。その拍子にピアスが地面に落ちた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「─────もうすぐだ」

 

 

黒髪の男が喜びを押さえたような声を出す。ふと、男は机に置いてある物に手を伸ばした。

 

 

 

それは写真だった。ボロホロになりながらも、原型を保っているところを見るに昔の物だろうと理解できる。

 

 

そして写真に写っているのは、二人の男女と二人の子供だった。彼らの様子から四人が家族であるのは確かだろう。男はその写真に写る一人の少女をスッと撫でた。

 

 

「俺は────『聖杯』を手にできる」

 

 

写真を撫でて、男はボソリと呟いた。『聖杯』を手にする為なら、手段は問わない。すでに数十人の人間を手にかけた、今更止める訳がない。

 

 

「フフフ、ハハハハハハハハハハハハハハハハ!!!」

 

 

男は笑う。待ち遠しかった望みが果たせる日が来るのだから。男は笑う。自分がここまで来たという事実を噛みしめ。男は嗤う。自分を生かした世界の愚かさに。

 

 

男は笑う。

 

 

男は笑う。

 

 

男は笑う。

 

 

男は嗤う。

 

 

 

男は────

 

 

 

 

 

 

─────笑い続けた。

 

 

 

 




えぇ、何これ?

と思っても何も言わないで欲しい。


次回、『仲間達の決意』


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