閃乱カグラ ケイオス・ブラッド   作:虚無の魔術師

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久しぶりの投稿です。

少しだけども見てくれる人がいるのが嬉しいです!


ユウヤ「じゃあ、さっさと書けよ。嬉しいだろ?」


……………本編に行きます。


序章 電気の異能使い
一話 出会いと蹂躙


「ちくしょう、何でこんな依頼を………」

 

 

ブツブツと文句を言いながら、ユウヤは夜の街中を歩いていた。そもそも承諾したのは彼なのだから、文句を言うのは流石に理不尽だろう。考え事をしていたユウヤは周りへの配慮が忘れていた。

 

 

「きゃあ!?」

 

 

ユウヤは飛び出してきた少女とぶつかってしまった。ユウヤは何とか持ちこたえたが、少女はそのまま地面に倒れこんだ。

 

 

「あぁ、悪いな。大丈夫か?」

 

 

ユウヤは少し戸惑ったが、すぐに倒れた少女に手を差しのべた。その少女は長い黒髪のポニーテール、何処かの制服を着て、首にスカーフを巻いた美少女だった。無論、ユウヤ自身もその少女に目を奪われかけた。

 

 

「っと、ごめんなさい!少し急いでて……」

 

 

「気にするな、俺も考え事をしてたからな」

 

 

少女はユウヤの手を掴み、起き上がると、ペコリと頭を下げて謝ってきた。だが、彼自身も責任があると思い、少女に声をかける。

 

 

「あんた、何で急いでたんだ?」

 

 

ユウヤはふと疑問を抱いた。少女の着ている制服から、高校生だと言うのは理解できる。だが、今は夜も遅い。それなのに普通の高校生が夜の街中にいていいのだろうか。

 

 

(あぁ、そういうことか)

 

 

ある程度理解ができた。少女は普通ではない、分かりやすく言うと、こちら側の人間だろう。

 

 

「あ!そういえば、もう時間だ!」

 

 

少女はユウヤの言葉に気付き、焦ったように走り出そうとする。直後にすぐ止まり、ユウヤの前に戻ってきた。

 

 

「さっきはありがとうございます!」

 

 

「いやいや、大丈夫だって───」

 

 

もう一度頭を下げて礼を言う少女に、ユウヤは内心鬱陶しいと愚痴を言うが、────違和感を感じた。

 

 

「………俺は天星 ユウヤ。お前は?」

 

 

その違和感を感じながらも、ユウヤは少女の名前を聞こうとした。普通なら初対面の人に名前を言う事はないだろう。だが、少女はハッキリと答えた。

 

 

「えっと………私、飛鳥っていいます!」

 

 

これが少女、飛鳥との始めての出会いである。

 

 

 

◇◆◇◆◇

 

 

 

歩道を歩きながらユウヤは先程会った少女、飛鳥の事を思い出していた。彼女の事を見ていると、ふと脳裏に過る。

 

 

『お前は好きにすればいい、私より強いのだから』

 

 

「チッ!くそが…………」

 

 

悪態をつきながら、ユウヤは歩き始めた。自身の下らない考えを払拭する為に。そして、彼の横をワゴン車が通り過ぎ─────

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「おい、待てよ」

 

 

 

ズガァァァァンッ!!!

 

 

爆音を立ててワゴン車は壁へと叩きつけられた。ワゴン車はガラスが全て割れ、車体もひしゃげてしまった。何も知らない人なら、事故と見るのが正しいだろう。

 

 

だが、そうではなかった。

おかしな事を呟いたユウヤの周りには電気がバチバチと音を立てていた。ユウヤは割れたガラスの欠片を踏みながら、車に歩きよった。

 

 

「……孤高の………黒電……」

 

 

「へぇ?その呼び名を言うってことはこっち側か」

 

 

車の中にいた男の掠れ声に反応し、ニヤリと笑みを浮かべる。そして、車の扉を片手で引き剥がしたユウヤは、男の首を掴み引きずり出した。その時、僅かに隙ができた。

 

 

 

「───クッ!」

 

 

直後、男は懐から取り出した小刀でユウヤの首を切り裂きにかかった。普通ではない速さと急所を狙った一撃、防ぐ事も避ける事も不可能、致命傷を免れない。

 

 

ガギィン!

 

 

最も本人に効いていればの話だが。

男の小刀は根本から折られ、刃の先が遠くの地面に突き刺さった。小刀が当たったと思われるユウヤの首の周りには、電気がバチバチと音を立てて帯電していた。

 

 

「…………化け物めっ!」

 

 

自分の不意打ちが効かない事に男は文句を呟いた。それは男にとって自身を落ち着かせるための行動だった。だが、よりよってその言葉を言ってしまったのだ────彼の前で。

 

 

『近寄るな!この化け物め!』

 

 

「………化け物?………フ」

 

 

男の呟きに反応し、ユウヤは硬直した。男は奇妙に感じ、最善の行動をとろうとした。途端にユウヤは口を開けた。

 

 

「フフ、はははははははははははははははははは!!」

 

 

突如声をあげて笑うユウヤに、男は戸惑ったが、すぐに理解した。目の前の青年は笑っていたのだ、嬉しそうに。

 

 

「そうだ、そうだ!俺は化け物だろうなぁ!けどよぉ」

 

 

不気味そうに体を揺らしているユウヤだったが、男が更に別の武器を手に持つと────変化が起こった。

 

 

 

バチバチッバチバチッ!!

 

 

帯電していた電気が唸り始め、徐々に強力になっていた。危険を感じ退避しようとした男の体は一瞬で貫かれた。そして、数秒で男の体を焼き、断末魔をあげる事すら許さず、消し炭と化した。

 

 

「俺からしたら、お前らの方がおかしいぜ、なぁ?」

 

 

先程の男の事を忘れたように、額に手を当てて笑うユウヤは暗闇にそう問いかけた。返事は返ってこなかったが、複数の影が暗闇から飛び出してきた。

 

 

 

彼らの服装は明らかに異質だった。黒装束を身に纏い、口元を布で隠している。そして、一人ずつが刀やクナイのようなものなどを持っている。その内の一人がユウヤを睨み付けた。

 

 

「………よくも仲間を殺してくれたな」

 

 

「あぁ、おもしれぇ事言うなぁ、おい!こんな数で女を襲おうとする奴の口には思えねぇなぁ!!」

 

 

ユウヤは先程の男と目の前の集団の目的に気付いていた。ユウヤがさっき前に出会った少女──飛鳥の事だった。

 

 

「だが、貴様は我らの邪魔をした。我らが悪忍の名において、処分するとしよう」

 

 

自分達を悪忍と称する彼らは戦闘態勢を取り、いつでも戦えるようにしていた。

 

 

対象にユウヤはヤレヤレとした様子で呆れ果てていた。

 

 

「俺が消える?前提が間違ってるぜ?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

消えるのはテメェらだ」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『臨時ニュースです。

 

 

先程■■■街の■■区で車が衝突しているのが確認されました。車は激しく破損しており、地域の壁も崩壊しています。運転手は行方不明で捜索が行われています。現場には複数の謎の焼け跡が残っており、何か関連性があるのか詳しく調べています。

 

 

次のニュースです。』




追記:タグにハーレムを付けました!


「ったく、そんなの決めとけ………おい、どういうことだ!?」


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