閃乱カグラ ケイオス・ブラッド   作:虚無の魔術師

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皆さん、何とですね……………シノビマスターで月光と閃光が来てくれましたーーー!!



ユウヤ「何ィーーーーー!?」


いや、嬉しかったですよ?まさか一回目の十連で出るとは思わなかったですよ?


ユウヤ「馬鹿な!こいつにそんな運がある訳ないだろ!?」



まぁ、いつか必ず出てくるので期待してください。

それでは本編に行きます。


三話 決闘

校舎とは別の方にある訓練所にて、

 

 

「ルールはどうする?」

 

 

ストレッチをしながら聞いてくるユウヤに、葛城は嬉しさを隠しきれていなかった。強者との闘い、それが彼女にとっての望みなのだ。

 

 

「一対一のタイマン!全力で頼むぜ!」

 

 

そう答える葛城にユウヤはため息を吐いて、後悔するなよ、と呟いた。その直後、二人は互いに構えを取り、その場が静かになった。

 

 

静寂がその場を支配し、全員が真剣に見ていると、ユウヤは懐から弾丸を取り出し、そのまま空中に放り投げた。

 

 

ゆっくりと弾丸が空中を舞った。この行為の意味が分からないほど葛城は馬鹿ではない。

 

 

 

この弾丸が地面に落ちた直後が、始まりだ。

 

 

 

トンッ

 

 

「ッ!!」

 

 

葛城はその音に体が反応し、勢いよく駆け出した。明らかに人にはできない速さで走り、目の前の敵を────捉えられなかった。

 

 

「後ろだ」

 

 

混乱していた葛城の後ろにいたユウヤは、体を捻り、蹴りを打ち込んだ。

 

 

「──っ、しゃあ!」

 

 

「────チッ」

 

 

だが、元気そうに起き上がる葛城に、ユウヤは舌打ちをした。彼女の胴体に打ち込んだ蹴りが浅かった事、そして、彼女をよく捉えられなかった事に対しての舌打ちだ。

 

 

「フッ!」

 

 

ユウヤは次の攻撃に移ろうと動き出した────直後に起きた。

 

 

「─────ガッ!?」

 

 

脳裏に激痛が走った。訳の分からない光景が映像のように頭に流れ込み、一瞬だけ動きを止めた。

 

 

「もらったぁ!!」

 

 

その隙を葛城は見逃さなかった。自身の具足による渾身の足蹴。直撃すれば首を吹き飛ばす程の威力だった。この闘いに高揚していた葛城は力加減が上手く出来ていなかったのだ。

 

 

観戦していた少女達は後に起こる光景を予測してしまい、息を飲んだ。

 

 

 

 

 

 

 

ガキィィンッ!

 

 

 

 

 

葛城の足蹴は黒い腕のようなものによって防がれていた。

 

 

「あぁ、悪ぃな。戦いで気を抜くのはらしくねぇんだがなぁ」

 

 

後退した葛城に対し、ユウヤは自身の体をバキバキと鳴らしながら、謝罪をした。一方、葛城はとある事実に気付いた。先程までの闘いは準備運動だったという事実に。

 

 

「さて、そろそろ本気でやろうと思うが………どうだ?」

 

 

この決闘は、葛城の降参で幕を閉じた。

 

 

 

 

「ねぇ、天星くん」

 

 

「あぁ?」

 

 

決闘が終わり、炭酸飲料をがぶ飲みしていたユウヤに、飛鳥が声をかけてきた。

 

 

「天星くんが葛ねぇとの決闘で使ったあれって何なの?」

 

 

飛鳥の疑問だが、他の四人も同じことを考えていた。決闘の時に出たユウヤの黒い腕のようなもの、あれは葛城の渾身の一撃を防ぐ程の硬さを持っていた。

 

 

 

「…………お前ら【異能】って知ってるか?」

 

 

【異能】。その単語に飛鳥達は考え込むが、その事についてよく分からなかった。彼女達の事を知ってか知らずかユウヤは淡々と説明をした。

 

 

 

「ごくわずかの人間に発現する特殊能力。詳しくは知らねぇが、その人間の過去や精神に関係して【異能】は変化するらしい。あと、【異能】を持つ人間は肉体が強固で心臓を潰しても、頭を潰すか、消し飛ばすかしないと死なねぇな」

 

 

「ついでに言うと俺の【異能】は〈電気〉。そして、葛城の足蹴を防いだ時に使ったのは『電磁鉄甲』(コイル・フレーム)っていう技だ」

 

 

 

なるほど、と納得した少女達は改めてユウヤの実力を再確認した。もし、ユウヤが悪忍に入っていたらと思うと戦慄してしまうだろう。

 

 

「まぁ、改めさせてもらうが、これからよろしく頼むぜ」

 

 

ユウヤは彼女達に向き直り、握手をするように手を差し出した。

 




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