ネタが無いィ!!
だから物語を進めることにしました。日常編はちゃんと投稿するので!お許しください!
日曜日、学校では比較的に生徒は全員休みである。誰もいない筈の屋上にユウヤは一人でいた。
「………………」
学校の屋上からある場所を見つめながら、ユウヤは炭酸飲料を飲み干した。そのまま炭酸飲料の入っていた缶を持ちながら、静かにフェンスに腕をかけた。
「おーい、天星くんー!」
手を降りながら声をかける飛鳥にユウヤは目をやると、すぐにまた同じ方向を見やった。その様子を妙に感じた飛鳥は心配そうにユウヤに声をかけた。
「………どうしたの?」
突然、缶を握り潰すユウヤにギョッとする飛鳥だが、その直後にユウヤが漏らした言葉に気をとられる事になる。
「……………旧校舎」
「え、うん。そうだけど………」
戸惑いながらユウヤに答える飛鳥は、彼の様子に気付いた。────『警戒』だった。自身の知らない『ナニか』に対する。飛鳥も妙に思ったが、確かに朝から変な感覚がしていた。まるで、おぞましいナニかがいるかのような───────
ドガァァァァンッッ!!!
突如、爆音が響き渡った。
その爆音の発生源が旧校舎であることは、旧校舎に空いた巨大な穴と莫大な量の砂塵が物語っていた。
「ッ!」
フェンスを乗り越えて地面に飛び移り、旧校舎に向かって走り出した。ユウヤの体には電気が纏われて、常人には目で追うのが精一杯な程の速さだった。
「───待って!」
その場に取り残されていた飛鳥も遅れを取ったが、すぐに飛び降りて、ユウヤの後を追った。少女とはいえ彼女は忍だ。ユウヤとの差は広まらないが、逆に縮まりもしない。
「ッ!?君達は忍学科の!?」
「先輩の皆さん!」
旧校舎に着くと複数の忍達が立っていた。息切れをする飛鳥を横目に見てユウヤは一人の忍に聞いた。
「状況は?」
「爆発の原因は不明、生存者は不明だ。彼らと共に捜索を行っている」
ユウヤは舌打ちをしながら周りを見渡していた。これほど巨大な穴が空くのは、内側からの爆発だろうと推測していた。
「居たぞ、生存者だ!」
周りの捜索をしていた忍の一人が声をあげた。その忍の視線の先にはボロボロの男が倒れていた。
「………ぉ、……………ろぉ」
掠れたような声を出す男に飛鳥が顔色を変えて、駆け寄ろうとした。飛鳥だけではなく、ユウヤ、その場にいた忍達も駆け寄ろうとしていた。
───男の言葉を聞くまでは、
「………げろぉ、………逃げろぉ!」
瓦礫の中からぬるりと手が出てきた。絶句している一同を無視するように腕はボロボロの男の足を掴んだ。
「ッ!助け…………アアアアアァァァァァァ!!」
恐怖によりユウヤ達に向かって手を伸ばすが、そのまま勢いよく引き摺り込まれ、悲鳴をあげながらその場から消えてしまった。
バギッ、ボリッ、ゴキッ、グシャリッ!
その代わりに穴から妙な音が響き渡った。そして、穴から出てくる鉄、血の匂いに忍達は鼻、ユウヤは顔をしかめた。
「アハッ!ハハハハハハハハハッ!!」
そう笑い声をあげながら、ソレは出てきた。
真ん丸な黒い目だけがついた頭部、
複数の刺が生えた筋肉質な灰色の肉体、
腰から生えた口の生えた尻尾、
そして、胴体の部分にあるはずがない人の口、
ソレの姿は戦闘をしてきた忍達を恐怖させる程のものだった。ソレの姿に小さな悲鳴をあげる倒れそうになる飛鳥をユウヤは支えた。
「何だ、こいつ!?」
「妖魔か!?」
その醜悪な異形に忍達は恐れながら、とある単語を口にした。
妖魔、忍達の敵と呼べる存在。忍が倒さなければいけない怪物。そう揶揄したのは納得できない訳ではない。だが、それは目の前の異形を激昂させた。
「あぁ?俺を、あんな木偶どもと比べんなよぉ!?」
異形は自身の大木のように太い腕を地面に叩きつけた。明らかに空振ったと思われる一撃に忍達は呆然としていた。
「避けろォ!」
声をあげたユウヤは飛鳥と近くにいた忍の襟元を掴み、その場から飛び退いた。乱暴な扱いに飛鳥は抗議の視線を向けようとした。
直後、自分達のいた場所がゴッソリと削られていた。ユウヤは唖然とする飛鳥と忍を地面に座らせると、その光景を見て、悔しそうに顔をしかめた。
「野郎!衝撃波を飛ばしてきやがった!」
その言葉に忍は絶句してしまった。そして、自分達のいた場所を見やると異変に気付いた。
──────誰もいない。
先程まで隣にいた筈の仲間達がいない。実践慣れしていた忍は現実が受け入れられなかった。自分達は何体の妖魔を倒してきた、あの怪物も倒せるはずだと…………そう思っていた。
「あ?あんた、まだあれが妖魔だと思ってんのか?」
忍の心中を察しているユウヤは呆れたような態度をとっていた。隣の方で座り込んでいた飛鳥もユウヤと同じ考えだった。
「単純だ、あれは妖魔じゃない。それ以上の化け物だ」
ユウヤの言葉に反応した異形は胴体にある口を開きながら、低い声を発した。
「……お前、普通の人間どもとは違うな?」
「あぁ、そうだ。…………聞くが、お前は何だ?」
ユウヤは全身に電気を帯電させ、目の前の異形に警戒をする。だが、目の前の異形はそれを見て、胴体の口をニヤニヤとさせていた。
「俺?…………俺はァ」
異形は両手を広げ、口を盛大に開きながら、大声で叫んだ。
「俺は『
異形、グラは長い舌を口から垂らしながら、ケタケタと笑い続けた。
初登場した『
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