閃乱カグラ ケイオス・ブラッド   作:虚無の魔術師

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八十九話 朱と紅

「やれやれ、色々と面倒な事になっとるのぉ」

 

 

七つの凶彗星(グランシャリオ)本部、その一室で神威はそう漏らしていた。彼女が頭を抱えている(面倒くさがっている)のは今起こっている案件。

 

秘立蛇女学園を襲撃する【禍の王】というテロリスト───情報によると『混沌派閥』と名乗っているそうだが。彼等が何の目的があるのかの情報はまだない。

 

 

大きく開いた扇子を閉じ、椅子に座った神威はある物に手を伸ばす。黒塗りの電話、昔に使われていたような代物。

 

外側のボタンを押し、それだけして受話器に耳を当てる。通常時に聞こえる呼び出し音はなく、カチャカチャとした機械音だけが木霊していた。

 

雑音が響くと共に、ガチャ!と音質が切り替わった。

 

 

「────さて、ラスチカを動かしたのはお主じゃろう、零次」

 

『────────神威か』

 

声の主は平然としていた。

驚くほど落ち着いた様子で、七つの凶彗星のリーダーである神威に受け答える。

 

その正体は、No.2 時崎零次。古参の一人であり天星ユウヤも知らない存在、凶彗星の怪物の一角である人物なのだ。

 

そして、今回ラストーチカなる人物を蛇女学園に送り込んだのも彼の手による。今はまだ現れてないが、戦場で動くのも時間の問題だろう。

 

『勿論そうだが、お前に何か問題はあったかな』

 

「うーむ、無いと言う訳じゃないが…………まぁた香織が文句言うぞ?どうするつもりじゃ」

 

『別になんとも、俺は肩書きがあればそれでいい。椅子に座ってるだけでは世界は救えないからな、それでは旧友にも顔向けできない』

 

「むー、それはずるいぞ。妾はトップだから動けんしな。ずるいなー、お主みたいに自由で強いヤツはー」

 

ジタバタとうねる神威に、電話越しから笑みが返ってくる。勿論、それは吹き出したという訳でもない。彼はその心境を胸に含み、

 

 

『…………一人で世界を滅ぼせる癖に何言ってんだか』

 

「クックックッ。零次、妾だから良いとして、他の女子にもそんな態度を取るのかの?」

 

『馬鹿言うな、お前だけに決まってる。第一、俺は他人とはあまり関わりを持たない主義だ────それと、早く本題に入れ』

 

声音にしては強い言い方を受け、神威はフムと姿勢を立て直す。椅子から立ち上がり、受話器を片手にベッドへと身を投げ出した。

 

 

「妾もお主を責めとる訳ではない。それはよく分かってるじゃろう」

 

『無論だ、俺も感じたことをお前が理解していない筈がないからな。お前も感じたのだろう?』

 

まぁな、と答える。神威は仰向けになり、受話器の手とは反対の手で片目を覆う。

 

カチリ、とその目の色が深い碧に変わっていた。その内側、奥には白い無数のラインが描かれている。

 

───見る人が見れば、それを宇宙の星座と答えられたであろう。

 

 

「お主の未来視に妾の予知、どちらも警報を鳴らしてる訳か──────自分の能力に間違いは無いのは知っとるが、これはもう確定じゃな」

 

あくまでも、七つの凶彗星(グランシャリオ)のメンバーは化物揃いだ。No.7、最下位である『志藤』ですら国を滅ぼすと謳われるほどであるのだから。

 

しかし、上の二人は別格だ。神威と時崎、彼等は世界を滅ぼせる程の実力者。

 

その内の一人が宣言する。自身と同胞が視た未来、その一部を。

 

『妖魔が現れるぞ、秘立蛇女学園を───辺り一体を滅ぼし尽くす巨大妖魔が』

 

 

 

 

◇◆◇

 

 

ガキィィィン!!!!

 

人並みとは違う大きさの魔剣と小さな二本のナイフ。本来ならどちらが強いかは明白だが、それでもヘルと日向は均衡している。

 

 

互いの一撃が弾かれ合い、勢いよく吹き飛ばされる。しかし、二人は即座に立て直す。ヘルは魔剣を片手に日向の方へと疾駆する。

 

遠距離攻撃を使える日向は有利に動き回れるのだ。勿論、先程の戦闘のように。

 

 

「妖忍魔法!【(キル)・ギロチンブレイカー】ァ!」

 

縦に振り下ろしたナイフが更に横へとなぞられる。空気が擦れる直後、音速といったスピードで生成された刃が突っ込んでくる。

 

全身を出来るだけ捻り、大振りの魔剣で飛来するギロチンを打ち払う。しかし弾き返しただけ、回転したそれはまた戻ろうとしてきていた。

 

ヘルの対応は静かなものだった。

 

「───重量増加・構造変質・形状変化」

 

ボゴボゴボゴ!!と刀身の長い魔剣が内側から膨らんでいき、その形を変異させていく。内部から変じていくそれは次第に大きさを歪め、巨大な物へとなる。

 

 

「変化完了────巨刀!」

 

さっき持っていた大剣よりもズッシリとした重さを持つ刀をヘルは容赦なく回転する刃に叩きつける。高速で動いていた《ギロチンブレイカー》もそれほどの一撃に耐えきれず、粉微塵に砕かれる。

 

 

「チィ!!」

 

苛立たしそうに叫び、日向は両手に何かを掴む。生成能力で造り出した毒々しい色のナイフ。一本だけとは限らず何本もその手から投げ飛ばしてきた。それを何度も、繰り返す。

 

宙に舞ったナイフが、無数の弾幕と化して襲い掛かってきた。

 

 

「!!」

 

ヘルは巨刀を凄まじい勢いで足元に振り下ろす。バゴンッ!! と地面を吹き飛ばし、風圧がナイフの雨を薙いでいく。

 

 

「テメェ!ザケたな真似してんじゃねぇぞ!」

 

苛立ったように叫ぶ日向は仕舞っていたナイフを手に取る。もう一度、ギロチンを生み出そうと大きく振るうが─────砂煙の中から飛ばされた毒々しいナイフに目を見開く。

 

 

「クッソが!!」

 

悪態と共に今の動作を途中で止め、別のものへと切り替える。ナイフの持ち手を変え、即座にそれを打ち落とし、再度ナイフを振るおうとした。

 

しかしギロチンが顕現することはなかった。これまで掛かった時間は数秒。一般的には短かったとしても、彼等からしたら相当の隙だったのだ。

 

 

ナイフを空中で制止させた日向。その首筋にはギザギザの刃、ヘルの愛剣『フルンティング』が静かに添えられていた。

 

青年の宣告が告げられる。文字通り、敗北を示す言葉が。

 

「終わりだ、日向」

 

「…………みてぇだな」

 

あっさりと日向は答えた。自分の事を受け入れるにしては冷静すぎる。何かあるのか、そう疑ったヘルだったが、

 

「なぁ、ヘル。テメェが組織を抜けたのは、頭ン中の記憶が理由か?」

 

そう言われたことにヘルは言葉に詰まった。図星だったこともある、それ以上に驚きがあったからだ。「俺にもあるぜ、よく分からねぇ記憶がな」吐き捨てるように日向は告げた。

 

「感情のねぇガキを連れてたヤツさ………ナイフばっか使ってンのも、ソイツの記憶が影響してんのかね。俺にゃあ分からねぇがな」

 

「日向………お前は……」

 

「ま、少なくとも──────俺には、お前やソイツみたいな良いヤツにはなれねぇよな。笑えることに」

 

クククと笑い、膝をついた日向は楽しそうに告げた。ガキン! と何かを噛み砕く音と同時に。

 

 

「うごっ、か………おぉ───オオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ!!?」

 

血の滲むような雄叫びと共に、辺りに赤い飛沫が飛び散った。悶え苦しむ日向の体が暴発するように膨れ上がった。

 

日向の背中から、羽化するように棒のようなモノが生える。全て武器、恐ろしいほどに血の赤に染まっている武器で作られた『脚』だった。

 

「───日向ぁ!!」

 

「ギ、ギギギギギギギギギギギギギギギギギギギギ!!ギギギハ、ギハハハハハハハハハハハハハハハハハハハッッ!!!!」

 

正気じゃない狂笑を放ちながら、日向は起き上がる。背中から飛び出した『脚』を使って。

 

展開される『脚』の数は合計12本。背中から日向を支えるのは4本、それら全てが槍や斧などといった様々な武装が取り付けられている。

 

 

「ヘル!俺はぁ、俺たちはよぉ!誰もが人形であることに忌避してんじゃねぇのさ!むしろそれを望んでいるヤツもいる!俺みたいになぁ!!」

 

脚によって起き上がった日向にも変化があった。両腕が同じく赤の剣、赤の槍となっている。首筋から流れていた血そのものが武器へと変じたようになっていた。

 

武器で作られた蜘蛛。歩く度に流れる血が武器となっていくそれは、彼の能力が活性化しているのだ。

 

「俺たちホムンクルスは戦闘だけの人形だぁ?上等!元より笑って生きてけるとは思ってねぇからな!『王サマ』の思惑通り、人形として暴れてやろうじゃねぇかよ!!」

 

もし今の日向が暴れれば、この学園の生徒たちは為す術もなく殺されてしまうだろう。彼等にここまで強化されたホムンクルスを倒せる技量はない筈だ。

 

 

「────馬鹿だよ、お前は」

 

悲しそうに、それを見据えながらヘルは言う。魔剣を大きく振るい、その異形を前にしても、ヘルの心は平常だった。

 

そして、力と共に日向に斬りかかる。裏切り者のヘルには、元とはいえ仲間が手を汚すのを止める事しか出来ない。それしか、自分には出来ないのだから。

 

 

 

◇◆◇

 

 

 

「んー?日向のヤツ、『あれ』でも使ったのかね?まぁ良いけど、このままじゃヤバイことになるじゃないかな。………………僕は知らないからいっか」

 

高台の方で修羅はそう呟いていた。ここから離れた場所で起こってる戦いのことをどうやって知り得ているのかは分からないが、彼にとっては無関心しかないのだろう。

 

今見てるべき、目の前の状況。

焔と総司。この二人の戦いを、面白そうといった笑みで見下ろすことしかないのだ。

 

「ッ!止めろ総司!」

 

「─────」

 

声に反応せず、総司は鞭を振り回す。近くの物体を削りながら、同時に刃の嵐が焔に襲い掛かる。

 

六本の爪で受け止めるが、衝撃が激しい。何度も刀越しに響く感覚に、焔は顔を歪めながらも持ちこたえる。

 

遠くの方で、馬鹿にしたような修羅の声が聞こえてくる。

 

「止める訳ないじゃんかぁ、誰が操ってると思ってんのさ。少なくとも、彼女の意思じゃ無理だよね」

 

少年はそう言いながらも、やはり両手から糸を伸ばしていた。指の動きに合わせて、白い空間もギチギチと歪んでいく。

 

そこで焔は意を決したように動き出す。丁度よく出来た反撃の隙の使い、回りの壁などを使い、総司の背中に回り込んで切り裂いた。

 

 

───総司の背中、間接から伸びていた真っ白な糸を。

 

(さっきからアイツが使っている糸、それで総司を操っているのなら!それを切ってやれば!)

 

最初からだが、違和感には気づいていた。修羅の発言と、総司の後ろを見てその確信に至ったのだ。

 

他の生徒たちもこうやって操っていたのだろう。そう思うと怒りが込み上げてくるが、優先するべきは元凶を倒すこと。

 

 

───なのだが、

 

「あーー、もしかしてだけど、糸を切れば大丈夫とか思ってた系かな?」

 

修羅の笑みは消えるどころか、深い愉悦へとなっている。そして、知らないうちに変化はもう一つ起きていた。

 

糸を切った筈の総司は倒れもせずに、次の攻撃に移っていた。至近距離での攻撃、焔には回避することは難しく防ぐことしか出来ない。

 

しかも、その攻撃はただの攻撃ではなかった。

 

「ごめんねー!無・理、なのでぇーす!ナハハハハハ!!」

 

『秘伝忍法』。無言で放たれた強力としか言えない攻撃が、焔を襲った。距離からして、避ける事も出来ず、六爪で何とか防御するが────。

 

 

「く、あああああああああ!!?」

 

それでも、ダメージは完全に消しきれなかった。防ぎきれず、体や頬に切り傷が作られる。

 

攻撃の手が止まり、焔は後ろに距離を置いた。怪我は酷くは無いが、操られた総司をどうやって無力化すれば良いか分からない。それに、今は何もしてないが修羅が手を出してくれば、勝てる見込みは無くなってくる。

 

(どうする────ッ!?)

 

 

バシャッ!!

 

 

「は?」

「んあ?」

 

最初に響いた液体が落ちる音。それに疑問の声を出したのは二人、焔と修羅だった。二人がそのような反応をしたのも、無理はなかった。

 

 

「──、───」

 

総司が全身から血を噴き出したからだった。口や目からもドロドロとした赤が溢れ、全身からの出血は彼女の全身を汚していた。

 

そして、自身の血で出来た池にそのまま倒れ込む。ビチャ!と音を立てて、身動きすらせずに突っ伏していた。

 

総司!?と。焔は声をあげて駆け寄ろうとした直後、修羅の方がため息を漏らした。

 

「あー、もう耐えられなくなったのか。まぁ、流石にやり過ぎたかな?秘伝忍法使わせるのは無茶振りだったかー反省しないとね」

 

ボリボリと頭を掻く修羅の言葉に、焔は反応してしまう。操っていた。それは間違いないのだが、何かを勘違してるように思えてくる。

 

「何……を?お前、一体……何を」

 

「ま、君には難しいかもしれないけどね。この僕が、正解を教えてあげよーかね!」

 

小馬鹿にした様子で修羅は告げる。おぞましすぎる、常人には理解しがたい現実を。

 

 

 

「脊髄と脳に糸を張り巡らせて操ってたのさ!ま、抵抗が大きくて多人数には使えなかったから、彼女だけにしてたけどね!」

 

「……………………………は?」

 

一瞬、何を言ってるのか分からなかった。それほどまでに衝撃的なのだから。

焔は内心、忍たちを操るあの少年にも情はあると、それ以上の事はしないだろうと思っていた。

 

しかし違った。

修羅は、それ以上の事を実行していたのだ。

 

「意外と大変なんだよ?神経に張り巡らせる為に柔らかく切れやすい細い糸を使わないといけないんだし。そんなを生み出さなきゃいけないのが、ホントに体力を使うんだぁ」

 

「─────き」

 

焔の声が震える。勿論、修羅に対する怒りでだ。彼女自身、色んな相手を見てきたが────ここまでの外道はいなかった。

 

「貴様ッ!!」

 

「何ぃ?まさか可哀想だと思ってんの?───ばっかだね!オマエら特有の『死ノ美の定め』ってヤツ?それを僕が叶えてあげてんじゃんか!死にたがりの阿保に、この僕が意味を与えてやってのさ!分かる!?」

 

それ以上が、限界だった。

 

俯いて立ち尽くす焔に修羅は顔色を変えることすらない。それどころか、面白そうに顔を歪める。

 

 

血の池で倒れてる総司を見ながら。

 

「まさかぁ?この僕が殺しをしないとでも思ってるワケ?そう思うなら良いんだけどさぁ、

 

 

 

けどけど!?仕方ないからさぁ!そこの使えないゴミクズの四肢を、引きちぎって見てやるさぁ!!オマエはそれを黙って見ててねぇ!?」

 

笑いながら、修羅は操った周りの糸を倒れ伏した総司へと殺到させる。全ての糸を手繰り、文字通りの惨状を作り出そうと。

 

 

そう言った直後、だった。糸を操っていた手がピタリと止まる。

 

「ん?あれれ?」

 

気がつけば、視界の中から焔が消えていた。移動した動きも見えなかったのだ。それに関して、修羅はあることを考える。

 

…………そういえば、さっき何してた───?

 

修羅の視界にあったのは一瞬だけ。意識外の事だとしても、それを読み解くのに現実時間はさほど掛からない。

 

彼女が取った行動は、背中の鞘に納めていた刀を手に取っただけだ。

 

 

切り札とも言える─────七本目の刀を。

 

 

 

「─────ッ!!?」

 

その事実を理解した直後、修羅の前で深紅の炎が爆発した。その炎が総司を無惨な真似に合わせようとした糸の数々を焼いて─────違う、糸は斬られたのだ。

 

 

「オ、マエ!?」

 

修羅が叫んだ時には遅い。顔前の火柱を糸で切り裂くが、手応えがない。

 

深紅の長髪をなびかせた焔は少し離れた方で総司を休ませていた。自分に背を向けたその姿に苛立ちを感じ、吼えながら片腕を振るうが、

 

 

「はあああああ!!!」

 

一瞬で目の前に移動してきた焔が修羅に向けて一閃する。その刀は修羅が伸ばしていた、糸を操る片腕へと吸い込まれ、

 

 

「ぎ、ぁ!!?」

 

右腕が宙を舞った。しかし真っ赤な鮮血が舞うことはない。それも当然だ、炎を帯びた刀で斬られたのだ。断面が焼かれた───訳でもない。

 

「修羅!忍を、皆を弄んだ貴様だけは倒す!」

 

「────────は」

 

その直後、修羅の右腕の切断面から無数の糸が爆裂した。糸は絡み合い、巨大な白の奔流となり焔に襲い掛かる。地面を抉りながら、彼女を遠ざけたそれは即座に分解し、細い糸へと戻っていく。そして離れた所に落ちた腕の断面から伸びた糸と合わさり、勢いのままに彼の手元に戻った。

 

 

パシィン! と気持ちの良い音が響き渡り、切断された腕は綺麗に治っていた。準備運動のように指を動かし、元に戻ったのを確認した修羅は、静かに呟く。

 

 

「…………あぁ、そうか。君はあくまでも、僕たちに抗うんだね」

 

修羅という少年はそう言い、身に纏っていた漆黒の法衣を脱ぎ捨てる。

 

その中には、何かの線が描かれた黒の戦闘服があった。胸元に刻まれた血のように赤い紋様が、鼓動のように輝いたりする。

 

 

刺青の入った顔を歪め、修羅は狂気の表情を浮かべる。両指をパキッと鳴らして少年とは言えないような低い声で言い放った。

 

 

「なら望み通り殺してやる。勿論、圧倒的な実力差に絶望させてからね」




えー、皆さんにご報告です。

この話の文字数って6666なんですね!一桁少なければ悪魔の数字だーとか言ってはしゃいでました(小物)

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