真剣で人生山あり谷あり!?   作:カジュアル

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6話

俺が川神院での生活も早くも一年が経とうとしていた。

最初は川神院での生活には戸惑っていたが、今となっては朝早く起きる事も夜も遅くまでやる事をやっている事にも慣れて行った。

 

「ラ―スト!一本!!」

 

「タイムが落ちて来てるから少し急げよ~」

 

「うん!」

 

頷きながらも笑顔で走る一子。

この一年で大分伸びたと思う。

アイツには努力の才能があるのだろう。

だがそれに比例してか武術の才能は全くと言っても良いほどに皆無であった。

それを知らずにひたすら努力を続ける一子に対して、現実を突きつける訳にもいかず今は見守っている。

だがいつかは言わねばならない時が来ると思うといたたまれない気持ちである。

そんなことを思っている内に、一子の走りこみが終わった。

まぁ今は前向きに考えて一歩一歩進んでいくしかないか。

 

「お、ワン子と出雲さんじゃないか」

 

そう言いながらこちらに手を振りながら近寄ってくるのは直江大和。風間ファミリーというちょっとした団体の参謀役をしている。

 

「あら、大和じゃない。何か私に補給させなさいよ!」

 

「コラ、一子。いきなり失礼だろ?そんな何かなんて言ったら大和がかわいそうだろ?こういう時はな、おい大和!一子にジャーキーを寄越せ!」

 

「十分出雲さんの方が要求がひどい気がしますけど!? まぁちょうどいいか。さっきフランクフルトを買ってきたんだ。良かったら食べるか?」

 

冷静なツッコミをしつつコンビニの袋からフランクフルトを取り出す。

だが前に出した時には手には何も持っていなかった。

 

「ぐまぐま、案外気が利くわね。さすがうちの軍師だけはあるわ!」

 

「ま、まさかここまで取るのが早くなっているとは・・・」

 

「ウチの一子をなめて貰っちゃ困るよ大和君。なにせ俺が日々鍛えているんだぞ?速さがウリなのにこれくらいで驚かれちゃ困るよ!!」

 

ドヤ顔で言ってのける出雲・・・実に誇らしげである。

 

「それで?大和はどうしてここに?」

 

「あぁ、学長から出雲さんに伝言を預かってきたんだ」

 

「鉄心の爺さんからか?・・・なんだろう、なんかやった覚えもないしな~」

 

まぁどうせ対したことではないだろうが。

もしかしたら俺に対戦相手とか?それなら喜んで飛んでいくんだが。

 

「何か学園の事で話があるみたいよ?」

 

「……あぁ分かった、ってことで一子あとは大和に修行は見てもらえ」

 

「分りました!師範代もお気をつけて!」

 

あぁ一子の笑顔は癒されるな~

全身から疲れが取れるみたいだ~

っとと、こんなことしてる場合じゃない。早くいかねぇとどやされちまうからな。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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急いで川神院に戻ってみると部外者の気配を感じた。

この気配は・・・ヒュームか?

そう思い川神院に入り鉄心の部屋へ向かった。

 

「どうしたんです?急な呼び出しなんてめずらしい」

 

「おぉ来たか、まぁ入れ入れ」

 

「……」

 

鉄心に促され中に入り腰を下ろす。

 

「呼び出したのは他でもないヒュームなんじゃ、説明はこれからヒュームがしてくれる」

 

「…久しぶりだな出雲」

 

「…何だ突然、学園の事で話があるんじゃないのか?」

 

「随分と威勢のいい赤子に育ったようだな。 まぁいい今回呼びだしたのは他でもない貴様が今言ったことについてだ。 貴様には義経たちの護衛の任についてもらう」

 

護衛?

アイツらに護衛何かいるのだろうか?

……待てよ。 川神学園の生徒達から見たら義経たちは超有名人で闘うには申し分ない人材なんじゃないか?

そうなると毎日のように決闘を申し込まれてキツくなるんじゃないだろうか?

まぁ与一は確実にトンズラすると思うが。

 

「察しがついたようだな」

 

「……あぁ。だから俺の出番って訳か」

 

「その通りだ。赤子にしては決断が早いな」

 

「それで?いつから俺は学園に編入するんだ?」

 

それによっては荷物も整えないといけないしな~

っていっても荷物なんて言えるほど多いわけじゃないしな。

 

「明日からだ」

 

「……え?……は?」

 

今なんていった?

学園に編入するのを聞いただけなんだが?

 

「聞き分けのない赤子だな。 明日だと言っているだろう」

 

「……………えぇぇぇえぇぇ~!!!!!!!」




遅くなって申し訳ありません!
最近バイトが忙しくてマトモにサイトを開けていなかったカジュアルです!m(__)m

次回は学園編入の話です。
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